地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

 重慶は、ほとんど晴れることがない。

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 年間の日照時間は955時間ほどと、東京(1877時間)の5割ほどの水準となる。
 特に11月から2月にかけては1日あたりの平均日照時間は1時間前後となり、陽の光をめったに拝むことができない。
 年間120日ほどが霧におおわれるため、「霧の重慶」という別名があるほどだが、訪問した日はよく晴れていて、重慶らしくなかった。

IMG_3991【2017.9.16】重慶北駅北広場

 重慶江北国際空港から空港バスに乗車する。
 約50分ほどで重慶北駅北広場に到着する。

IMG_3992【2017.9.16】重慶北駅北広場

 それにしても、暑い。
 重慶は中国で、「三大ボイラー」と言って、南京、武漢とならんで中国の蒸し暑い都市として知られている。7月から9月にかけては40度に肉薄したり、超えることもある。
 9月中旬だったが気温は33度ほどはあって、バンコクとあまり変わらなかった。

IMG_3993【2017.9.16】バス停

 重慶北駅で、四川省成都に住む中国人の友人と待ち合わせる。成都から高速鉄道で、重慶にやってきたのだ。
 路線バスに乗り換えて、宿へと向かう。バスは冷房がきいていて、涼しい。

IMG_3997【2017.9.16】バス停周辺にて

 バス停を降り、歩いていく。

IMG_4001【2017.9.16】宿周辺にて

 宿は友人が予約したものだった。
 宿で、オーナーのおばさんは説明する。

 おばさん : 「実は、ここ、外国人の宿泊はできないの。資格がないから、登記ができないのよ。でも、泊まってもいいわよ。その代わり、エレベーターホールでは英語を話さないでね。住人たちがびっくりするから」

 「住人たち」というが実は、この宿泊施設、団地の一部を宿泊施設として営業しているもので、住人がいる。もちろん、Ctripなどの予約サイトでは表示がされる、れっきとした宿泊施設である。
 中国人の友人には「中国国内には外国人の宿泊できない宿泊施設が多いから、予約の際には気をつけて」とあらかじめ言ってはおいたのだが、結局、こうなってしまった。そもそも中国在住の中国人は、国内に外国人が宿泊できない宿泊施設があるということを知らず、インターネットですぐに予約ができるようなところであれば、当然、外国人も宿泊できるものなのだろうと思うようである。

IMG_4003【2017.9.16】宿にて

 最後におばさんは日本語で「ありがとうございます」と言った。なぜ日本語が話せるのかと驚いていたら、「日本語を少し勉強したことがあります」と付け加えた。
 せっかく日本語を勉強したのに、日本人を正式な宿泊客として迎えられない宿泊施設を営業しているとはなんだか、もったない話だと思う。


 2017年8月29日から重慶江北国際空港第3ターミナルの利用が開始された。

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【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 重慶江北国際空港では2020年までに年間4500万人が利用できるよう空港施設を拡張中であるが、第3ターミナルのオープンもその拡張事業の一環にある。
 四川航空、西部航空、華夏航空、春秋航空の国内線を除く、その他の航空会社の全ての国内線と、全ての国際線は全て、この第3ターミナルを利用することになる。

IMG_3981【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 バンコクからやってきたタイ・エアアジアのフライトも、この第3ターミナルへと到着した。
 既存の第1ターミナルおよび第2ターミナルからは、無料のシャトルバスで15~20分ほどの距離にある。

IMG_3982【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 第3ターミナルから重慶中心部へと向かうには、以下の方法がある。

①地下鉄を利用する
 重慶軌道交通10号線「T3航站楼」駅が利用できる。「重慶北駅北広場」駅まで6駅、「重慶北駅南広場駅」まで7駅などと、高速鉄道の駅ともアクセスがよい。
 重慶軌道交通3号線の駅は、第1・第2ターミナルと接続する駅であるため、第3ターミナルからは利用できないことに注意されたい。

 ※10号線は2017年末に開業予定

②バスを利用する
 両江公交という会社が、重慶空港から重慶中心部へと向かうバスを運行している。運賃は15元(約255円)である。

 K01線 : 解放碑行き
 K02線 : 重慶北駅行き
 K03線 : 楊公橋行き 
 K04線 : 四公里バスターミナル行き

IMG_3983【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 なお、2017年9月16日にはまだ地下鉄10号線は開業していなかったため、バスで移動するしかなかった。
 重慶北駅行きのK02線がちょうど発車するところだったから乗りこんだ。

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 空港は新しく、利用者が多いとはいえず、がらんとしていた。

IMG_4484【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 それでもすぐに、たくさんの旅客で賑わうようになるのだろうか。

IMG_4486【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 ちなみに、重慶江北国際空港が2020年にみこんでいる年間4500万人の旅客数といえば、羽田空港の年間8000万人よりは少ないが、成田国際空港(3700万人)や関西国際空港(2500万人)を上回る。この事実だけでも、重慶という都市の規模が、感じられるであろう。


 バンコクから重慶へと向かう便は、タイ、ラオス北部、ベトナム北部、それから中国の、雲南省、広西チワン族自治区、貴州省の3つが交わる山岳地帯の上空を経由して、重慶へと至る。

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【2017.9.16】機内にて

 飛行機はしばらく雲の上を飛行し、地上のようすが見えなかったが、中国領内に入ってから、雲が途切れ、地上のようすが見えるようになった。

IMG_3925【2017.9.16】機内にて

 ひたすら山岳地帯が続く。

IMG_3929【2017.9.16】機内にて

 谷間にたくさんの、小さな集落がある。

IMG_3930【2017.9.16】機内にて

 そして、集落の周りの斜面には、棚田が広がっている。

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【2017.9.16】機内にて

 そういう景色が、あらゆるところに広がっている。

IMG_3935【2017.9.16】機内にて

 雲南、広西、貴州の山岳地帯の少数民族の典型的な暮らしのようすが、見える。

IMG_3936【2017.9.16】機内にて

 地形によりそった生活をしている。

IMG_3937【2017.9.16】機内にて

 上空から望むだけでなく、いつの日か実際に降りたって、見に行きたいものである。

IMG_3939【2017.9.16】機内にて

 飛行機は、北へと進んでいく。

IMG_3942【2017.9.16】機内にて

 斜面の、傾いた土地をよく開墾したものだと思う。

IMG_3944【2017.9.16】機内にて

 道を通すのも、大変だっただろう。

IMG_3949【2017.9.16】機内にて

 山岳地帯はなかなか、途切れない。

IMG_3953【2017.9.16】機内にて

 重慶へと近づいていく。

IMG_3957【2017.9.16】重慶周辺上空にて

 飛行機は重慶に向けて、高度を落とすといった放送があったが依然として棚田の景色が続く。
 重慶中心部の近くにも、棚田があるようだ。

IMG_3960【2017.9.16】重慶周辺上空にて

 突如、大都市が見える。

IMG_3967【2017.9.16】重慶上空にて

 重慶は、長江(左)と嘉陵江(右)のふたつの河川が交わるところに発達した、内陸の港湾都市である。

IMG_3969【2017.9.16】重慶上空にて

 長江にはたくさんの船が行きかっている。

IMG_3975【2017.9.16】重慶江北国際空港周辺にて

 郊外にある空港に向けて着陸する。

IMG_3976【2017.9.16】重慶江北国際空港周辺にて

 郊外にも棚田が見られる。

IMG_3977【2017.9.16】重慶江北国際空港にて

 重慶江北国際空港にはほぼ定刻の10時少し過ぎに到着した。
 8か月ぶりにやってくる、中国だった。


 土日を利用して、バンコクから重慶へと週末旅行に行く。

9月16日(土)
 タイ・エアアジアFD556便 バンコク(ドンムアン) 6:20 → 重慶 10:10 
 飛行時間:3時間10分 運賃:3745バーツ(約12500円)

9月18日(月)
 タイ・ライオンエアSL8025便 重慶 2:10 → バンコク(ドンムアン) 4:20
 飛行時間:3時間10分 運賃:3935バーツ(約13100円)

 土曜日の早朝に出発し、月曜日の早朝にバンコクへと戻ってくる。重慶には約40時間ほど、滞在できる計算となる。
 土曜日の午前3時40分時頃、プロンポン駅付近にある自宅付近からタクシーに乗る。渋滞は全くなく、一般道を経由してたったの23分でドンムアン空港に到着する。25kmほどの移動であったが、料金はたったの200バーツ(約670円)であった。金曜日の深夜には同じ区間に、1時間、360バーツほどがかかったことを考えると、早朝の移動は便利ということになる。
 (参考 : #0967.スクンビットからドンムアン空港までタクシーで行く)

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【2017.9.16】ドンムアン空港にて

  この早朝の時間帯は、発着する航空便が少なく、出国手続きなどに時間はかからない。離陸2時間前と、あまりにも早い到着に、時間を持て余してしまった。

IMG_3906【2017.9.16】ドンムアン空港にて

 搭乗する。

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 追加料金などは支払っていなかったが、ホットシートという、足元の広い座席に 配置された。
 機内はほとんどが中国人の乗客で、他に、南インド系の乗客が数名、いた。狭い、スタンダードシートには団体旅行の中国人旅行客とそのガイドが詰め込まれていた。座席数の関係から、団体旅行客以外の個人旅行客はみな、ホットシートに回されたのだろう。
 ホットシートは座席が広い上に乗客が少なかったため、3列のシートを独占することができて、LCCとは思えないほど、快適なフライトだった。

IMG_3907【2017.9.16】機内から

 バンコク上空を、高度を上げていく。

IMG_3908【2017.9.16】機内から

 この日は朝から、分厚い雲に覆われていた。

IMG_3912【2017.9.16】機内から

 この、バンコク郊外にあるチャオプラヤー川の大きな中洲は、クレット島(เกาะเกร็ด)だ。
(参考 : #0873.バンコク郊外の見どころ - クレット島(เกาะเกร็ด)への行き方)

IMG_3916【2017.9.16】機内から

 タイの国土は、耕作面積が本当に広い。

IMG_3920【2017.9.16】機内から
 
 しばらくすると、雲にさえぎられ、眼下の風景は見えなくなった。


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