地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

 大阪から姫路城に行くなら阪神・山陽シーサイド1dayチケットが便利だ。2000円の一日券で、阪神電車全線と神戸高速線(阪神元町・西代間)と山陽電車全線が乗り放題になる。

シーサイド1dayチケット表

 大阪から、姫路に行って姫路を観光後、神戸に立ち寄り、それから大阪に戻っても2000円だ。阪神梅田から、山陽姫路までは1280円なので、梅田と姫路の間を往復するだけで、560円お得になる。

シーサイド1dayチケット裏

·また、JRの新快速と比較してみると、JR大阪駅かJR姫路駅までは新快速で片道1490円なので、往復2000円というのがどれだけ安いかということが分かるだろう。
 しかし、大阪から姫路まで、山陽電車直通の阪神電車を利用して行くのも、JRの新快速を利用して行くのも、どちらも乗り換えは必要ないが、阪神電車と山陽電車の組み合わせは時間がかかることは甘受しなければならない。JRの新快速なら64分で到着できるところを、阪神電車と山陽電車の組み合わせだと100分ほどの時間がかかる。90km程度の距離を100分で行くのだから、ひどく遅いというわけではないが、JRの新快速が速いだけに、時間がかかるように思える。
 朝、阪神梅田駅の有人改札口でこのチケットを購入し、姫路駅へと向かった。

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【2016.4.9】山陽姫路駅

 梅田駅出発時点では少しの立ち客もいたが、途中からはがらがらになった。本を読んだり、淡路海峡大橋といった車窓の景色を眺めているうちに、姫路に着いた。
 姫路で今、岡山に赴任中の友人と落ち合い、姫路城へと向かった。

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【2016.4.9】姫路城

 姫路城は、JR姫路駅、山陽姫路駅を出ると、すぐ向こうに見える。 周辺の雑居ビルのせいで、あれだけ立派な建物であるが、なんとなく存在感が薄れているように見えるのは残念でもある。


 東京から鈍行電車で7時間39分をかけてやってきた、彦根城でのお花見。 石垣の上に桜がこぼれるように咲いている。

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【2016.4.8】彦根城にて

 もともと、彦根城は琵琶湖に浮いていたという。天下の台所と呼ばれていた大阪と、舟運で直接つながっていたのである。現在は周囲は広く、干拓されているが、当時の名残をうかがわせるような区画もある。

IMG_6156【2016.4.8】彦根城にて

 上写真の左部に、水に囲まれた陸地があって家が建っているが、過去には彦根城周辺すべてがあのような雰囲気だったのだと思う。
 この景色は、彦根城内の北部にある西の丸三重櫓という三階建ての櫓の三階からみたものである。西の丸三重櫓の三階は西日の差す、居心地の良い小部屋だったと思う。

IMG_6162【2016.4.8】彦根城にて

 西の丸三重櫓は少し、天守から離れている。

IMG_6185【2016.4.8】彦根城にて

 彦根城を下りていく。

IMG_6227【2016.4.8】彦根城にて

 お濠には観光の舟などが行き交って、のどかである。
 お濠沿い、鯛焼きの屋台のおじさんに「兄ちゃん、食べてけ」と声をかけられたので立ち止まったところ、おじさんが僕の顔をみて「ああ、おかわりになっちゃうな」とか言う。鯛焼きなんか食べていないのに。さっき、僕と似た顔のお客さんが来たんだろうか。にっこりとして、その場を去る。

IMG_6243【2016.4.8】彦根城にて

 お濠の周りも桜が美しい。

IMG_6259【2016.4.8】彦根城にて

 さて、これから、青春18きっぷでさらに大阪方面へと向かおう。新快速で、約100km、80分ほどかかる。

IMG_6265【2016.4.8】彦根城にて

 日が傾き始めている。

IMG_6291【2016.4.8】彦根城にて

 そういえば「ひこにゃん」が有名なところだった。「にゃん」だから猫なんだろうけれども、彦根のまちに猫のすがたはあまり見えなかった。

IMG_6294【2016.4.8】彦根城にて

 青春18きっぷで東京から大阪に行く途中立ち寄るには、ちょうどいいところだと思う。(もちろん、立ち寄るのではなく「目的地」としても十分すばらしいところだと思う。)

■彦根城
住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
交通:JR琵琶湖線彦根駅から徒歩約20分
開放時間:午前8時半~午前5時
料金:600円


 2016年春の青春18きっぷの利用期間が終了する4月10日を前に、金券ショップで6000円で購入した青春18きっぷ(残り2日間)を利用して、普通電車で2泊3日の関西方面旅行に行った。東京を出発し、彦根経由で大阪に行き、友人宅に泊まりながら、関西に住む友人たちに会い、ふたたび普通電車で東京に戻るというものである。

5:46 東京
↓JR東海道本線沼津行き
8:05 沼津
↓JR東海道本線浜松行き
10:16 浜松
↓JR東海道本線豊橋行き
10:54 豊橋
↓JR東海道本線快速大垣行き
12:31 大垣
↓JR東海道本線米原行き
13:17 米原
↓JR琵琶湖線新快速姫路行き
13:25 彦根

 東京出発から7時間39分後に滋賀県彦根市の彦根駅に到着する。彦根駅から彦根城までは歩いていくことができる。

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【2016.4.8】彦根城
 
 昼食は、近江牛のハンバーグを食べる。

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【2016.4.8】近江牛のハンバーグ

 日本の城のうち、江戸時代あるいはその以前に建てられた天守閣がそのまま残っている「現存天守」は日本に12ヶ所あるが、彦根城はそのうちの1つだ。僕にとっては、松山城、松本城に続き3ヶ所目の訪問となる。

IMG_6200【2016.4.8】彦根城にて

 2016年は桜が本当に長く咲いている。3月18日に初めて咲いていたのをみてから、3週間も桜の花を見続けている。これほど長い期間咲いていると、なんだか感動が薄れる気がする。

IMG_6209【2016.4.8】彦根城にて

 この橋は意図的に落として、進入を防ぐことができるという。

IMG_6041【2016.4.8】彦根城にて

 彦根城は桜に包まれている。

IMG_6064【2016.4.8】彦根城にて

 周辺は城下町となっている。建物はどれもが古いものというわけではないが、瓦屋根の屋根並みに江戸時代を思い起こさせる。

IMG_6066【2016.4.8】彦根城にて

 明治時代になり彦根城もやはり廃城の対象となり解体が進められようとしたが、明治天皇が行幸の際、残すように言ったため、解体が中止されたという。`

IMG_6069【2016.4.8】彦根城にて

 城が生き残るにも、運がいる。

IMG_6073【2016.4.8】彦根城にて

 天守がみえてくる。

IMG_6082【2016.4.8】彦根城にて

 天守の規模はさほどは大きくなく、かわいらしいという印象を受ける。
 中へと入ってみる。

IMG_6089【2016.4.8】彦根城にて

 天井の梁をみてみると、うねりがなかなかすごい。松材はうねりのある素材ではあるが、そのうねりを楽しんでいるかのようにみえる。こういう城は今までみたことがない。芸術的なセンスが光り、軍事施設というよりは貴族の家だ。彦根城が明治天皇によって解体を免れたのは、こういうことと関係しているかもしれない。
 天守閣からは琵琶湖がみえる。

IMG_6100【2016.4.8】彦根城にて

 琵琶湖は対岸が見えなくて、まるで海のようにみえる。池と湖(みずうみ)を区別する要素は、対岸が見えるか、見えないかという点にあるのだろうか。

IMG_6116【2016.4.8】彦根城にて

 やはり、日本の春はいい。


 馬事公苑の桜を見に行った。馬事公苑は2020年の東京オリンピックに馬術競技の会場となる予定で、改修工事が行われる。2017年1月から2019年夏までを予定して改修工事が行われるため、今までの馬事公苑の桜は今年が見納めとなる。

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【2016.4.6】馬事公苑周辺にて

 園内には500本もの桜がある。改修を通じて、500本の桜の木はどうなるのだろうか。2年以上にも渡る改修工事というから、大規模な改修が予想されるが、今までの木ができるだけ多く残ったらよいと思う。

IMG_5890【2016.4.6】馬事公苑にて

 馬事公苑はもともと1940年に開催される予定だった東京オリンピックに合わせて開業したが、この大会は戦時中であったため開催権が返上され実現しなかった。それから24年が経過した1964年の東京オリンピックの時、馬術競技の会場として利用され、2020年、再びオリンピックの会場になる。

IMG_5891【2016.4.6】馬事公苑にて
 
 つまり、現在の馬事公苑は1964年のオリンピック時の雰囲気を残しているということになるが、その雰囲気を味わうことができるのも今が最後となる。

IMG_5894【2016.4.6】馬事公苑にて

 2020年の春まで、馬事公苑での花見はお預けだ。

IMG_5901【2016.4.6】馬事公苑にて

 馬の足跡が残る土の上を歩きながら、桜の花を観賞することができる。

IMG_5915【2016.4.6】馬事公苑にて

 2016年は3月21日に開花してから気温の低い日が続き、それから2週間以上が経ってもまだ満開の状態だったが、花見日和ともいえる清々しい青空に恵まれることも少なかった。

IMG_5917【2016.4.6】馬事公苑にて

 この日も空には薄い雲がかかっていた。

IMG_5927【2016.4.6】馬事公苑にて

 桜の花びらで染まった土の上を歩く。

IMG_5929【2016.4.6】馬事公苑にて

 こういう歩きにくい土の道での花見という素朴な体験は、東京ではあまりできない体験だったから、2020年以降にも馬事公苑でそういう花見ができればと思う。

■馬事公苑
 住所:東京都世田谷区上用賀2-1-1
 東急田園都市線桜新町駅徒歩15分
 東急田園都市線用賀駅徒歩15分
 小田急小田原線経堂駅徒歩20分
 開放時間:午前9時~5時(冬季は午後4時まで)



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