地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

 重慶江北国際空港へ、重慶軌道交通3号線に乗車して向かう。

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【2017.9.17】重慶江北国際空港にて

 終点の「江北機場」駅で下車する。

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【2017.9.17】重慶江北国際空港にて

 重慶軌道交通3号線「江北機場」駅は重慶江北国際空港第1ターミナルおよび第2ターミナルに近い。2017年9月時点ではまだ重慶軌道交通10号線「江北機場T3航站樓」駅が開通していなかったため、第3ターミナルへはシャトルバスに乗って移動する必要があった。 無料のシャトルバスで約15分ほど、移動する。

IMG_4484【2017.9.17】重慶江北国際空港第3ターミナルにて

 チェックインを済まし、搭乗券を受け取る。
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 第3ターミナルは利用が開始されてから3週間ほどしか経っていなかったため、新品同様だった。

IMG_4486【2017.9.18】重慶江北国際空港第3ターミナルにて

 タイ・ライオンエアSL8025便に搭乗する。約2時間50分の飛行だが、深夜であるため、都市部の夜景を除いては特に景色も望めない。
 タイの航空会社であるから乗務員は全てがタイ人である。タイ語とタイ語訛りの英語の放送を耳にした時、安心感を感じた。そういう感情が湧くというのは、5か月ではあるがバンコク生活にだいぶ馴染んできたという証拠ではあるまいか。
 客室乗務員と話しかけてきた。SL8055便は、中国人143人、日本人1人、西洋人1人の145人(タイ人は1人もいない)のフライトであるという。中国人ではない乗客がものめずらしくて、話しかけたという。SL8025便は中国人旅行客をタイに運ぶためのフライトで、重慶へと旅行に行くバンコク居住者は物珍しいそうだ。やけに乗務員たちと目が合い、挨拶をされるから、何かおかしいと思っていたのだが、そういうことだったのか。

 乗務員 : 「座席は、前の方の人が個人旅行客で後ろは団体旅行客。団体の方には、4つのグループがいてそれぞれのリーダーと旅行客がいる。後ろの方はぎっちりつまっている。このフライトには個人客はほとんどいないから、前の方は余裕がある。(たしかに、搭乗率が80%を超えるフライトであったのに、僕は3列をひとり占めできた)」

 乗務員 : 「客室乗務員として中国の空港には行くが、中国旅行はしたことがない。チャーター便で行った広州と西安は入国こそしたが、観光はしていない」

 乗務員 : 「基本的に、中国線は中国人がタイに来るだけ。広州だったら行くタイ人もいるにはいるが、あれは旅行というより服の買い出し。タイ人は中国を旅行先とは思ってない!日本に行きたいの」

 乗務員 : 「長沙線と南昌線は疲れるんだ。長沙線と南昌線は英語話せる人なんかいない。重慶線は時々英語できる人もいるが、基本的には話せない。成都線は割といる。そして、南京線はよく話せる」

 乗務員 : 「8年客室乗務員として勤めたが、これが5社目。バンコクベースで働きたいからね!就航先がどこかで、就職先を決める客室乗務員は多い」

 乗務員 : 「バンコク→バリ路線がつい数日前に開設されたから、バリには遊びに行きたいね。あと来月から上海路線できる」

 乗務員 : 「そして来年には、インド路線が開設されるそう。タイ人は行かないよ。中国と同じで、タイがただ来られる側になるだけ。インド路線では働きたくないなあ。インド線が増えるようなら、転職しようか(笑)」

 乗務員 : 「さらに来年、大型機材入れて、韓国と日本路線を運行することも検討されているらしい。それは、朗報だ。日本は4か所の空港が検討されているそうだが、どこだったか」

 4か所とは、どこだろう。東京(成田)、東京(羽田)、大阪(関西)、それと、那覇だろうか、福岡だろうか、名古屋だろうか、札幌だろうか。とても正直に話をする人だったから、話していて面白かった。
 しばらく乗務員の話し相手になっていたら、本来は別途料金を支払わないと座れない、広い座席に座っていいと言われたから、そこに座って、バンコク到着を待った。

IMG_4487【2017.9.18】バンコク上空にて

 そうこうしているうちに、バンコク上空へと差し掛かる。

IMG_4490【2017.9.18】バンコク上空にて

 ちょっとしたVIP待遇に、満足した。

IMG_4491【2017.9.18】バンコク上空にて

 ドンムアン国際空港に着陸する。

IMG_4492【2017.9.18】ドンムアン国際空港にて

 客室乗務員たちと、別れを告げる。
 定刻より24分早い、午前3時56分に飛行機のドアが開き、午前4時6分には入国審査を完了し、4時11分にタクシーに乗りこみ、プロンポン駅周辺の自宅に4時40分に到着する。タクシー運賃は200バーツに、タクシーの空港乗り入れ手数料50バーツの合計、250バーツ(約830円)だった。


 洪崖洞の夜景を見に来る。

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【2017.9.17】洪崖洞

 ライトアップされた姿はとても美しい。
 洪崖洞の脇にあって、嘉陵江にかかる、千廝門大橋を渡っていく。

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 嘉陵江の両岸に、高層ビルが立ち並ぶ。

IMG_4443【2017.9.17】千廝門大橋にて

 霧の都市、重慶らしく、少し夜霧がかかっている。

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 中国の大都市の夜景で、あまり好きになれないことがあるとしたら、夜景に「プロパガンダ広告」が入っていることだ。

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 大きなビルの側面に「厲害了我的輝煌中國(すごい!我々の輝かしい中国)」というプロパガンダ広告が延々と流される。そういうものは、あまり美しいとは思えない。

IMG_4451【2017.9.17】千廝門大橋にて

 またプロパガンダ広告ではなくても、不動産広告などが夜景に入ることもある。夜景にまで、文字情報を含めてくるとは!

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 重慶だけではなく、上海や広州の夜景もそうだった。

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 千廝門大橋を南から北へと、渡る。
 この橋は二層になっていて、上層に4車線道路が、下層に重慶軌道交通6号線が通っている。

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 千廝門大橋の脇に、洪崖洞が燦燦と輝いている。

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 高層ビルに「重慶你好♡世界你好」と表示される。
 長い間、不動産広告が表示されているから、このメッセージが出てくるタイミングで写真を撮るのに、時間がかかった(笑)

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 それから、重慶軌道交通6号線「大劇院」駅から、重慶江北国際空港へと向かう。6号線で「紅旗河溝」駅まで向かい、重慶軌道交通3号線に乗り換える。「紅旗河溝」駅で友人と、別れを告げる。友人は、深夜の列車で重慶を出発し、早朝に成都へと到着する予定だと言った。週末一泊だけの滞在だったが、存分に重慶を楽しむことができた。
 大劇院駅から空港までは、約70分ほどで到着した。


 重慶軌道交通2号線と、重慶軌道交通3号線はモノレールである。日本のモノレール技術によって建設され、大阪モノレールの車両や軌道と、設計が同じであるため、日本にいるのではないかと錯覚するほどである。

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【2017.9.17】重慶にて

 重慶は都市に起伏が多く、岩盤も固いため、いくつかの路線に関してはモノレールによる交通網の整備が適していたという。今後も、いくつかのモノレール路線が開通する予定だ。

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 重慶中心部に戻り、しばらく休み、どこで夕食を食べるか検討する。

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 友人が中国版食べログともいえる「大衆点評」で店舗を探す。

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 しかし重慶は、閉店時間の早い食堂が多く、午後8時あるいは午後9時にはしまるというところばかりで、午後8時半を回っていて第一候補の食堂も、第二候補の食堂も入れず、第三候補の食堂に入ることになった。

IMG_4417【2017.9.17】夕食

 夕食はどれも、おいしかった。

IMG_4421【2017.9.17】夕食

 しかし、酒飲みたちがあまりにもうるさかったし、煙草をぷかぷかとふかすし、辟易せざるを得なかった。四川人であり、現在、成都に住んでいる友人は言う。

 友人 : 「あまりにもうるさい。早く、出よう。マナーが悪い。成都ではこういうことは、めったにない。もともと重慶人は、粗野でマナーがないといったイメージがあるんだけれども、来てみたら、その通りだ。地下鉄のマナーもひどかったし、食堂ではこうだ。もうばらく、遊びに来る必要はなさそうだ」

 成都人と、重慶人の間にはライバル意識がありそうだ。この言葉が真実であるかどうかを知るためには、次回は成都を訪問しなければならないと思う(笑)

IMG_4423【2017.9.17】夕食

 友人はつけ加えて言う。

友人 : 「中国は改革開放され、経済成長が進んでから、たった25年しかたっていない。だから、市民意識の改善にはまだまだ時間がかかるとは思うけれども、それを考慮しても、重慶の人々はマナーが悪い」

 僕も、重慶にやってくる前は、以前、成都空港を利用したり、雲南省を旅行した時の人々のようすからして、中国西南地区は人々がおだやかで、控えめで、マナーもよいといった印象があったから、重慶に関してもそれを期待していたのに、訪問してみるとそうとは言えず、うるささやマナーの悪さが気になった。また火鍋は食べに来たいけれども、積極的な再訪を目指すかと言えば、分からない。


 磁器口古鎮の中心の通りから外れて、内側へと入ってみることにした。

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【2017.9.17】磁器口古鎮にて

 中心の通りから外れたところには、市民が生活していて、観光客のすがたはない。

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 遠くには、高層ビルが見える。

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 友人は「古いものと、新しいものとが調和した街並みが好きだ」とはいう。僕もそういった街並みは好きだけれども、商業化した磁器口古鎮と、単調な高層住宅群の組合せは果たして、古いものと新しいものとが調和しているものなのかは、分からない。

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 内側に入ると、落ち着いていてよい。

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 こういった街並みが延々と続いていたら、もっと魅力的だったと思う。

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 しばらく内側へと入っていくが、途中で先に行く道もなくなってしまったから、来た道を折り返す。

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 また、中心的な通りへと出てくる。

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 きっと、夜まで賑わっているのだろう。

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 やはり重慶は南方にあるためだろう。
 植物がうっそうと茂る。

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 中国の建築たちが、たくさんの草に覆われているのは、趣がある。

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 重慶は、日本でいうと、奄美群島と変わらない緯度にあるのだ。

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 丘の上に、塔が見える。

IMG_4400【2017.9.17】磁器口古鎮にて

 最後にお土産屋で、「銀麻花(かりんとうのようなもの)」や、お土産用の「重慶小麺」や、「火鍋底料(火鍋の鍋つゆ)」などを買って、重慶のお土産を揃えた。

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 磁器口駅へと向かう。

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 重慶軌道交通1号線「磁器口」駅から、また都心へと戻る。

IMG_4408【2017.9.17】磁器口駅にて

 磁器口古鎮は過度な商業化が、古鎮らしい雰囲気を損なっているのは残念だったけれども、重慶名物の「毛血旺」を味わったり、「變臉(変面)」といった伝統芸能を観覧するなど、新しい体験もあって、楽しんだ。


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