磁器口古鎮には四合院の、古い邸宅がある。

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【2017.9.17】寶善宮茶文化館

 今は「寶善宮茶文化館」として、お茶を楽しみながら、伝統建築をも楽しむことができる、そういう施設として市民に開かれていた。
 通りかかった時、ちょうどこれから中国・四川の伝統芸能である「川劇」の公演が始まるというので、見ていくことにした。

IMG_4325【2017.9.17】寶善宮茶文化館

 お茶代を払うだけで、中国の伝統芸能を楽しむことができる。

IMG_4329【2017.9.17】お茶

 お茶は、蓋を少しずらして香りを楽しむ、少しずつ口に含む。

IMG_4330【2017.9.17】お茶

 果物も注文する。

IMG_4343【2017.9.17】果物

 梨がある。
 ふだん、バンコクに住んでいると、こういった温帯の果物を食べる機会はなかなかないから、なんだか嬉しい。

IMG_4332【2017.9.17】寶善宮茶文化館

 しばらくすると、公演が始まる。
 「かの有名な變臉(変面)が見られる!」といって人を呼び込んではいたけれども、公演内容は變臉(変面)だけではないようだった。

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 触覚のようなものを優雅にあやつり、太鼓をたたく。

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 表情はなく、あくまでも人形に徹している。

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 そういう種類の、演劇なのだろうか。

IMG_4342【2017.9.17】寶善宮茶文化館にて

 次に、茶芸が始まる。

IMG_4347【2017.9.17】茶芸

 青年が、巧みに茶をいれる。

IMG_4352【2017.9.17】茶芸

 舞台の上で一通り、茶芸を披露してからは、客席に降りてきて、客の茶飲みにあのやり方でお茶を淹れてくれる。さすが、中国四千年の技といった感じがする(笑)

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【2017.9.17】寶善宮茶文化館にて

 それから、二胡や琵琶の公演があって、最後に、變臉(変面)の公演があった。
 やはり變臉(変面)がもっとも盛り上がった。

IMG_4358【2017.9.17】變臉(変面)

 中国人も、外国人観光客も興奮した。

IMG_4361【2017.9.17】變臉(変面)

 扇をかざして、下ろすと、顔が変わる。

IMG_4362【2017.9.17】變臉(変面)

 マントを顔の前に振りかざすとまた、顔が変わる。何色にも変わる。
 その一瞬の技は、一体、どのような原理で起こっているのかは、ただ舞台をながめているだけではよくわからない。
 「變臉(変面)」の公演は10分もしないうちに終わってしまい、あっけなかったが、満足度はとても高かった。それから、変面を披露した男性と観客との写真撮影の時間がもたれた。

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 磁器口古鎮はたくさんの人で賑わい、観光客や商売人の声で騒がしかったけれども、その喧噪は建物の中に入ると聞こえなかった。

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 公演が終わってからもしばらくお茶を楽しみ、寶善宮茶文化館をあとにした。
 この川劇のショーは、磁器口古鎮で最も、満足度が高かった。

■寶善宮茶文化館(宝善宫茶文化)
 住所 : 重庆市沙坪坝区磁器口正街128号宝善宫内