2017年4月からタイで働き始めて、7か月目となる。その間で2回目の一時帰国だ。
 昼間はいつも30度を超えるような地域に住んでいるから、昼間にも14度までしか上がらない、秋の東京の気温におどろく。30度まで上がっても汗をかかないような、そういう体質になってしまったものだから、寒さには弱くなっているはずだった。

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【2017.11.12】駒沢公園にて

 バンコクははっきりとした「秋」を感じられる地域ではないから、秋らしい秋の景色がつい嬉しくなってしまう。

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 日本に住んでいてはおそらく、写真に収めなかったであろう秋の景色を撮る。

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 しかしその嬉しさもつかの間で、晩秋の物寂しさととってかわる。

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 こういう物寂しさは、バンコクにはないと思う。

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 秋の花は美しい。しかし、すぐに冷たい冬がやってきて枯れてしまう。そういう予感をまとっている。美しさは決して長く続くものではないのだ。

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 そういう「無常観」といったものを、バンコクで感じる機会はあまりないのではないだろうか。

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 東京と比較すれば、バンコクはいつも明るくて、楽観的なところだと思う。

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 気候が異なるところに住めば、経験する感情も異なる。

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 僕にとってはバンコクの方が、精神的に穏やかに暮らせると思う(笑)

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 日が暮れるのも早い。

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 赤色に、黄色に染まったケヤキの葉が散っていく。

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 晩秋に一時帰国をして、しばらく忘れていた感情がふとよみがえったのであった。