■これまで
 #1106.秋の丹巴県中路郷 1
 #1107.秋の丹巴県中路郷 2

 寒さで目を覚ます。

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【2017.11.18】宿にて

 朝の散歩に出かけることにする。

IMG_6803【2017.11.18】宿にて

 しっかりと着込んで、外に出る。

IMG_6809【2017.11.18】宿にて

 村の周囲は高い山に囲まれていて、すでに日の出の時間は過ぎていたが、日の光はまだ入った来ない。

IMG_6812【2017.11.18】宿にて

 日の光が無ければ、寒い。

IMG_6811【2017.11.18】宿にて

 宿のすぐ近くに、碉楼がある。

IMG_6815【2017.11.18】碉楼

 中路にも、たくさんの碉楼がある。

IMG_6819【2017.11.18】中路にて

 奥の山の頂上あたりに、日がさす。

IMG_6822【2017.11.18】中路にて

 煙が立っているように見えるが、これは砂埃である。朝、人々が箒(ほうき)で掃くと、砂埃が立つ。乾燥していて、砂っぽいところなのだ。

IMG_6827【2017.11.18】中路にて

 車両が通るとまた、砂埃が立つ。

IMG_6845【2017.11.18】中路にて

 少しずつ、奥の山の日が当たっている範囲が、広くなっていく。

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 中路の周辺で、最初に日の光が当たるところである。神々しい。

IMG_6833【2017.11.18】中路にて

 早朝、空の大部分は、雲に覆われている。

IMG_6841【2017.11.18】中路にて

 日較差が大きいこの地域では、朝は曇りがちだが、昼に向けて晴れる。そういう天気がふつうだという。

IMG_6850【2017.11.18】中路にて

 ギャロン・チベット族の女性が立っている。

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 その、頭の飾りが特徴的である。

IMG_6860【2017.11.18】中路にて

 その飾りは、素材こそビーズを用いるなど変化はあったかもしれないが、基本的には長い伝統のものなのだろう。 そして彼女は頭の飾りだけではなく、服もまたギャロン・チベット族に伝統的なものを着ている。

IMG_6863【2017.11.18】中路にて

 服装からは伝統を固く守っているように見える彼女であるが、一方、スマートフォンという極めて現代的なものを利用している。
 服装は伝統を維持しながら、スマートフォンのような新しいものは受容する。それが、僕には、アンバランスに感じられてしまう。それだけ簡単に新しいものを受容できるのに、服装に関してはなぜ伝統を守っているのだろう。その非対称性は何なのだろう。その問いは「現代を少数民族として生きること」がいかなることであるかを知る、一つのヒントなのだと思う。

■つづき
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