丹巴県中路郷から、以下のようなルートでタクシーをチャーターした。
丹巴県中路郷 ---> 小金県 ---> 成都
中路郷から小金県の区間はチャーターしたタクシーで、小金県から成都の区間は乗り合いタクシーだ。中路郷から小金県の区間にある、半扇門郷の曲登沙寺という寺院に、1時間ほど立ち寄ってもらうことにして、二つの区間を合わせて300元(約5100円)で移動することになった。曲登沙寺は丹巴県で最大規模の寺院であり、このあたりでは、「小ポタラ宮」などと呼ばれている。
中路郷から小金県へは、おばさんが運転する車で移動することになった。おばさんは僕に対して、「どこから来たのか」だとか、「結婚したのか」と質問攻めにし、困らせた。
さて、そのまま曲登沙寺方面へと直接行ってくれるのかと思いきや、逆走を始めた。なぜかときくと、ガソリンスタンドに行くといった。丹巴市街地まで戻り、ガソリンスタンドでガソリンを入れた。それからすぐ、曲登沙寺へと向かってくれるのかと思いきや、今度は、人を乗せるという。少し、待つ。しばらくして、若い男性たちがタクシーに乗ってくる。それから、他のところに行き、おばさんを乗せる。
曲登沙寺という寺院に1時間ほど立ち寄ってもらうことにしているのに、これでは困る。ドライバーのおばさんに曲登沙寺に行くのを忘れているのではないかときいたところ、「心配するな」という。
【2017.11.18】曲登沙寺周辺にて
正直に言えば、丹巴の人々は観光というものが何たるかをあまり、理解していないと思う。ただ人を、有名なところに案内して、そこで写真を撮ってもらえば、それでいいのだと思っている。そのため、曲登沙寺のように観光地として認知されていない、有名ではないところに行ってくれという指示は、彼らにとってちんぷんかんぷんなのだろう。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
とにかく曲登沙寺はあまり有名ではないけれども、チベットらしい立派な寺院なのだ。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
写真を撮ることはできなかったが、川の対岸からこの寺院を見ると、まさにポタラ宮のように見える。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
歩いていく。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
典型的な、チベット寺院である。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
寺院は、川のすぐ近くに立っている。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
空が、ひたすら青い。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
チベット寺院は空の青さとよく似合う。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
寺院の周辺は人家となっている。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
おばあさんに話しかけられる。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
おばあさん : 「どこから来たのだ」
僕 : 「日本の、東京です」
おばあさん : 「〇〇〇〇(聞き取れない)」
僕 : 「ごめんなさい。中国語はあまり聞き取れないんです。普通話も聞き取れないんです」
おばあさん : 「普通話はわしも、よくわからんよ。話せんし、聞き取れんよ。じゃあな!ばいばい!」
僕 : 「さようなら!」
【2017.11.18】曲登沙寺にて
30分ではあまり、ゆっくりとは見て回れない。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
またいつか訪問しなければならない。未練が残ってしまった。
小金県で、成都行きの乗り合いタクシーに乗り継ぐ。
【2017.11.18】小金県にて
ドライバーのおじさんと3人の女性(女うち一人は子どもを連れてる)と僕の、6人での移動だったため、極めて窮屈だった。車内は四川話が飛び交い、にぎやかだった。
【2017.11.18】四姑娘山鎮にて
さすがにタクシーだけあって、バスよりは速い。
【2017.11.18】四姑娘山鎮にて
途中、標高3800m超の地点では、雪が降っていて、はからずもこの冬、初めての雪を見ることになった。それからも成都へは順調に向かっていったが、都江堰で他の乗客を降ろし、また、成都市郊外で渋滞に巻き込まれたため、結局、丹巴から成都まで8時間半の移動となってしまい、バスとさほど変わらなかった。窮屈な車内での移動であったことを勘案すれば、乗り合いタクシーよりバスの方がずっとよかったということになる。
丹巴県中路郷 ---> 小金県 ---> 成都
中路郷から小金県の区間はチャーターしたタクシーで、小金県から成都の区間は乗り合いタクシーだ。中路郷から小金県の区間にある、半扇門郷の曲登沙寺という寺院に、1時間ほど立ち寄ってもらうことにして、二つの区間を合わせて300元(約5100円)で移動することになった。曲登沙寺は丹巴県で最大規模の寺院であり、このあたりでは、「小ポタラ宮」などと呼ばれている。
中路郷から小金県へは、おばさんが運転する車で移動することになった。おばさんは僕に対して、「どこから来たのか」だとか、「結婚したのか」と質問攻めにし、困らせた。
さて、そのまま曲登沙寺方面へと直接行ってくれるのかと思いきや、逆走を始めた。なぜかときくと、ガソリンスタンドに行くといった。丹巴市街地まで戻り、ガソリンスタンドでガソリンを入れた。それからすぐ、曲登沙寺へと向かってくれるのかと思いきや、今度は、人を乗せるという。少し、待つ。しばらくして、若い男性たちがタクシーに乗ってくる。それから、他のところに行き、おばさんを乗せる。
曲登沙寺という寺院に1時間ほど立ち寄ってもらうことにしているのに、これでは困る。ドライバーのおばさんに曲登沙寺に行くのを忘れているのではないかときいたところ、「心配するな」という。
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道はやや渋滞していたが、どうにか曲登沙寺に到着する。しかし、同乗の男性二人とおばさんを、どうすればよいのだろう。待たせなくてはならないのか。彼らに申し訳ないから、ゆっくりと観光をできそうにもない。ドライバーのおばさんは言う。
おばさん : 「もう、時間はないわ。30分だけよ。成都行きの乗り合いタクシーは正午を過ぎると、本数が少なくなってしまうのよ」
これでは、約束と違う。1時間ほど立ち寄ってもらうという約束で、300元(約5100円)という高い料金を支払ったのだ。それなのに、あなたは勝手に、他の人を拾いに行った。案の定、時間がなくなってしまった。しかし、同日中に成都に行けなくなってしまうのでは困る。30分という条件を、渋々、承諾するしかなかった。
おばさん : 「もう、時間はないわ。30分だけよ。成都行きの乗り合いタクシーは正午を過ぎると、本数が少なくなってしまうのよ」
これでは、約束と違う。1時間ほど立ち寄ってもらうという約束で、300元(約5100円)という高い料金を支払ったのだ。それなのに、あなたは勝手に、他の人を拾いに行った。案の定、時間がなくなってしまった。しかし、同日中に成都に行けなくなってしまうのでは困る。30分という条件を、渋々、承諾するしかなかった。
【2017.11.18】曲登沙寺周辺にて
正直に言えば、丹巴の人々は観光というものが何たるかをあまり、理解していないと思う。ただ人を、有名なところに案内して、そこで写真を撮ってもらえば、それでいいのだと思っている。そのため、曲登沙寺のように観光地として認知されていない、有名ではないところに行ってくれという指示は、彼らにとってちんぷんかんぷんなのだろう。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
とにかく曲登沙寺はあまり有名ではないけれども、チベットらしい立派な寺院なのだ。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
写真を撮ることはできなかったが、川の対岸からこの寺院を見ると、まさにポタラ宮のように見える。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
歩いていく。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
典型的な、チベット寺院である。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
寺院は、川のすぐ近くに立っている。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
空が、ひたすら青い。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
チベット寺院は空の青さとよく似合う。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
寺院の周辺は人家となっている。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
おばあさんに話しかけられる。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
おばあさん : 「どこから来たのだ」
僕 : 「日本の、東京です」
おばあさん : 「〇〇〇〇(聞き取れない)」
僕 : 「ごめんなさい。中国語はあまり聞き取れないんです。普通話も聞き取れないんです」
おばあさん : 「普通話はわしも、よくわからんよ。話せんし、聞き取れんよ。じゃあな!ばいばい!」
僕 : 「さようなら!」
【2017.11.18】曲登沙寺にて
30分ではあまり、ゆっくりとは見て回れない。
【2017.11.18】曲登沙寺にて
またいつか訪問しなければならない。未練が残ってしまった。
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小金県で、成都行きの乗り合いタクシーに乗り継ぐ。
【2017.11.18】小金県にて
ドライバーのおじさんと3人の女性(女うち一人は子どもを連れてる)と僕の、6人での移動だったため、極めて窮屈だった。車内は四川話が飛び交い、にぎやかだった。
【2017.11.18】四姑娘山鎮にて
さすがにタクシーだけあって、バスよりは速い。
【2017.11.18】四姑娘山鎮にて
途中、標高3800m超の地点では、雪が降っていて、はからずもこの冬、初めての雪を見ることになった。それからも成都へは順調に向かっていったが、都江堰で他の乗客を降ろし、また、成都市郊外で渋滞に巻き込まれたため、結局、丹巴から成都まで8時間半の移動となってしまい、バスとさほど変わらなかった。窮屈な車内での移動であったことを勘案すれば、乗り合いタクシーよりバスの方がずっとよかったということになる。