今、中国の都市部では、シェア自転車が流行している。
【2017.11.19】シェア自転車
「ofo」と「mobike」のふたつが、席巻している。
【2017.11.19】シェア自転車
仕組みはごく単純である。
【2017.11.19】シェア自転車
スマートフォンの専用のアプリケーションで自転車にあるQRコードを読むと、自転車とサーバーが自動的に通信を行い、自転車のロックが自動的に解除さるとともに、課金が開始される。利用を終え、手動でロックすると、課金が終了する。基本的には30分の利用に、1元(約17円)が課金される。使用回数が多いユーザーに適用される割引もあって、もっと安価に利用することもできるそうだ。自転車はどこで利用を開始し、どこで乗り捨ててもよい。
友人のアカウントを利用して、シェア自転車を体験することにした。なんだか、中国人民になった気分である。
【2017.11.19】成都にて
かつて中国は幅の広い道路を大量の自転車が行きかう国というイメージがあったがいつの間にか、車にとって変わられてそのイメージはなくなった。それがまた、2017年になって、自転車の国へと回帰しつつあるのである。
【2017.11.19】成都にて
大都市とはいっても傾斜が多く自転車には向かない重慶などではちっとも普及しているようすがなかったが、平板な都市、成都では、よく普及している。
中国の都市部では、以下のような理由からよく普及しているのだと思われる。
・道、特に歩道が広いため、自転車を乗り捨てることのできるスポットがたくさんある。自転車をいくら乗り捨てても、交通の妨げにならない。
・車道に、二輪車専用レーンが設けられているため、安全に走行できる。
・市民意識が高く、自転車が毀損されたりしない。(フランス・パリでもシェア自転車サービスがあったが盗難や破壊が相次ぎサービスが中止されている)
・都市部では団地の居住者が多いが、自転車置き場が不足していたり無かったりするため、自らの自転車を所有することが現実的ではない。
その他にも、健康に対する意識なども、普及の要因だろう。
一方、日本の都市部ではどうかということを考えてみると、自転車を乗り捨てることのできるスポットが極めて少ないことや、二輪車専用レーンがないこと、また、団地、戸建てを含め、多くの人々が自転車を所有できるようになっていることから、あまり普及するようには思えない。
個人的には、自転車によって操作性にばらつきがあることが気になった。時に、タイヤの空気が抜けていたり、ペダルが重かったり、軸が歪んでいたりする。それでも、便利だと思った。観光客としては、地下鉄にもぐってしまうと、都市の風景を見ることもできなくなるから、シェア自転車を乗り継いで、都市をめぐることができるというのは、なかなかよいのである。シェア自転車によって、中国都市部の観光がよりはかどるだろう。
【2017.11.19】シェア自転車
「ofo」と「mobike」のふたつが、席巻している。
【2017.11.19】シェア自転車
仕組みはごく単純である。
【2017.11.19】シェア自転車
スマートフォンの専用のアプリケーションで自転車にあるQRコードを読むと、自転車とサーバーが自動的に通信を行い、自転車のロックが自動的に解除さるとともに、課金が開始される。利用を終え、手動でロックすると、課金が終了する。基本的には30分の利用に、1元(約17円)が課金される。使用回数が多いユーザーに適用される割引もあって、もっと安価に利用することもできるそうだ。自転車はどこで利用を開始し、どこで乗り捨ててもよい。
友人のアカウントを利用して、シェア自転車を体験することにした。なんだか、中国人民になった気分である。
【2017.11.19】成都にて
かつて中国は幅の広い道路を大量の自転車が行きかう国というイメージがあったがいつの間にか、車にとって変わられてそのイメージはなくなった。それがまた、2017年になって、自転車の国へと回帰しつつあるのである。
【2017.11.19】成都にて
大都市とはいっても傾斜が多く自転車には向かない重慶などではちっとも普及しているようすがなかったが、平板な都市、成都では、よく普及している。
中国の都市部では、以下のような理由からよく普及しているのだと思われる。
・道、特に歩道が広いため、自転車を乗り捨てることのできるスポットがたくさんある。自転車をいくら乗り捨てても、交通の妨げにならない。
・車道に、二輪車専用レーンが設けられているため、安全に走行できる。
・市民意識が高く、自転車が毀損されたりしない。(フランス・パリでもシェア自転車サービスがあったが盗難や破壊が相次ぎサービスが中止されている)
・都市部では団地の居住者が多いが、自転車置き場が不足していたり無かったりするため、自らの自転車を所有することが現実的ではない。
その他にも、健康に対する意識なども、普及の要因だろう。
一方、日本の都市部ではどうかということを考えてみると、自転車を乗り捨てることのできるスポットが極めて少ないことや、二輪車専用レーンがないこと、また、団地、戸建てを含め、多くの人々が自転車を所有できるようになっていることから、あまり普及するようには思えない。
個人的には、自転車によって操作性にばらつきがあることが気になった。時に、タイヤの空気が抜けていたり、ペダルが重かったり、軸が歪んでいたりする。それでも、便利だと思った。観光客としては、地下鉄にもぐってしまうと、都市の風景を見ることもできなくなるから、シェア自転車を乗り継いで、都市をめぐることができるというのは、なかなかよいのである。シェア自転車によって、中国都市部の観光がよりはかどるだろう。