成都市内を、シェア自転車で駆け巡る。

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【2017.11.19】成都市内にて

 パンダ郵便局がある。四川省にある成都では、どこもかしこもパンダで溢れている。

IMG_7183【2017.11.19】成都市内にて

 しばらく、走る。

IMG_7185【2017.11.19】成都市内にて

 天府広場の近くで、自転車を乗り捨てる。

IMG_7190【2017.11.19】成都市内にて

 天府広場は、成都中心部に位置し、地下鉄1号線および2号線が交わる交通の拠点である。

IMG_7191【2017.11.19】天府広場

 周囲には地下街が広がっている。「天府」というのは、四川の旧称で「人の手の加えられていない新天地」という意味の言葉だという。

IMG_7193【2017.11.19】成都市内にて

 それから、繁華街の方へと歩いていく。

IMG_7196【2017.11.19】ストリートパフォーマンス

 ストリートパフォーマンスをしている。

IMG_7200【2017.11.19】ストリートパフォーマンス

 特徴的だったのは、スマートフォンの画面に向けて、おこなっているということだった。

IMG_7202【2017.11.19】スマートフォン

 インターネット上で放送すると、視聴者の数にしたがって広告料が入ってくる。そのため中国全土で、こういうタイプのパフォーマーが増えているということだった。一部のパフォーマーは大金を手にしているため、就職難で職に就けない若者や、仕事に嫌気がさした若者が、彼らに憧れて、そちらの道へ進むのだそうだ。しかし、その日見たパフォーマンスの内容は、誰かの真似事ばかりで独自性が無く、面白くもなかったから、その成功は厳しいように思われた。また、ストリートパフォーマンスなのにその場にいる観客に気を使わずスマートフォンの方ばかりを向いているのも、その場が盛り上がらない、要因だったと思う。
 しかし、こういった種類の路上パフォーマンスが電脳世界とつながっていて、収入源となるという現象自体は、新時代の到来を感じさせて、興味深いものではあった。

IMG_7207【2017.11.19】ネームプレート

 あるお店の、LEDのネームプレートもまた、新時代の到来を感じさせる。
 シェア自転車にしろストリートパフォーマーにしろネームプレートにしろ中国を旅していると、「未来的」だと感じさせる、いろいろなものに出会う。もちろんどれも日本の技術で十分、実現できるものではあるが、それが市民に浸透しているという点で日本よりも未来を行っている、そう思うことがある。(ただ、その未来というものがどうもユートピアには感じられない。)