ノンキャウに到着したころにはすでに、日没していた。
 ノンキャウ(ຫນອງຂຽວ)では、町の中心部ですら電波が通じなかった。ただこれは、beelineという、ラオス国内では最大手ではない通信会社のSIMカードで通信をしていたから起こったことであり、LaoTelecomやETLのSIMカードを購入していれば通じたようである。Google Mapも見られない状態だったが、事前にプリントアウトしておいたホテルの予約確認書を見ながら、10分ほど歩いて、宿(Nong Kiau River Side)に到着した。

 宿の人 : 「あら、来れたんですね。予想到着時刻を過ぎていて、てっきりもう来ないのかと思って、名簿から名前を消しちゃいました」
 僕 : 「バスが満員で、臨時便の発車を待ったんです。それで、1時間半ほど遅れてしまいました」
 宿の人 : 「荷物はそのリュックサック一つだけですか。大きなカバンはないんですか」
 僕 : 「ええ。現在、バンコクに住んでいるので、このあたりでしたら2泊3日で訪れることもできます」

 ホテルは、欧米人が多いようだった。彼らは当然、大きな荷物を抱えてやってくる。僕のように身軽な恰好でやってくる外国人観光客は難しかった。
 おじさんが荷物を持って、部屋を案内してくれた。フランス語で「Merci」といいながら、チップを要求してくるから、くれてやった。

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【2017.12.16】客室にて

 ラオス式の装飾がとても、美しい部屋だった。

IMG_7872【2017.12.16】客室にて

 とても清潔でよい。

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 川沿いにあるリゾートである。カードには細かい住所の記載はなく、緯度と経度の記載がある。スマートフォンが普及した今、旅行者にとっては便利だと思う。一泊60ドルだった。
 夕食を食べに、町に出る。

IMG_7883【2017.12.16】Coco Home Bar & Restaurantにて

 Coco Home Bar & Restaurantという川沿いのレストランで、夜の川を眺めながら、夕食を食べることにした。

IMG_7881【2017.12.16】Coco Home Bar & Restaurantにて

 1品あたり30000kip(約400)円程度と、リーズナブルだと思う。

IMG_7886【2017.12.16】ノンキャウ・サラダ

 ノンキャウ名物が食べたくて、ノンキャウ・サラダという、ノンキャウの地名が入っているメニューを注文する。

IMG_7888【2017.12.16】空心菜の炒め

 それから、空心菜の炒めがおいしいからと、店員に勧められる。

IMG_7889【2017.12.16】もち米

 主食はもち米にしたが、サラダと野菜炒めともち米という、はからずもベジタリアンな健康食になってしまった。味はよかったし、お腹いっぱいになった。

IMG_7891【2017.12.16】ブーゲンビリア

 気温は20度を切り、15度近辺まで落ちていたと思う。そこに、川からの風が吹いて、寒かった。
 この町は夜になると特に、するべきこともない。さっさと宿へと戻り、寝てしまった。