厦門の名刹として、「南普陀寺」というのがある。唐の時代に建立された、仏教寺院で1000年以上の歴史を持つという。浙江省の舟山群島にある中国四大仏教名山のひとつ「普陀山」に対し、南側にあるから「南普陀寺」だという。
南普陀寺まではバスに乗っていく。厦門大学の近くにあるので、厦大(厦門大学)行きのバスに乗り、厦大の停留場で停車すればいい。厦大が終着地となっている路線もあるので、それに乗れば迷いにくいと思う。
【2015.10.30】バス
バスは道の広くない、厦門市内を縫うように進んでいった。そして、厦門大学の停留場で降り、「南普陀寺」 へと歩いていく。
厦門は華僑の故郷というが、南普陀寺もはやりそうで、東南アジアの中華系の寺院の僧侶などを輩出した寺院であり、海外からも慕われているという。
寺自体は1000年以上の歴史を誇るが、建築としてはさほどは古くない。度重なる再建などで、20世紀、あるいは最近に建てられた建物が多く、今もいくつかの建物は改築中で、入ることができなかった。
【2015.10.30】南普陀寺
端正で、上品なたたずまいである。
【2015.10.30】南普陀寺
中国の人たちはなかなか信心深い。この寺院では基本的に歴史に重んじるためなのか、簡体字ではなく、伝統的な繁体字が使われている。やはり繁体字の方が、親近感を感じる。
なおこの寺には「閩南仏学院」という中国政府が公認した仏教僧の育成学校がある。中国全土の仏学院としてはトップを争う、エリート校だという。境内には僧のすがたが時々みられたけれども、若い彼らはそこの学生さんだったのだろうか。
【2015.10.30】南普陀寺
このお寺は五老山という山の麓にあり、裏手を登っていくことができる。
【2015.10.30】南普陀寺
地面に横たわってる、赤いあれは何かというと…。
【2015.10.30】南普陀寺
このように地べたに膝をついて、祈祷をする人たちのための思いやりである。中国の他にも、台湾などの中華圏で、よくみられたと思う。
それにしても暑い。10月も終わりだというのに、30度近い気温がある。山の上まで上ってみようか、やめようか。しかし一度上ろうと思ったものを折り返すのもなんだかくやしいような気がするから、仏教修行のつもりで、上まで上ってみることにする。
■つづき
#0126.厦門の名刹「南普陀寺」 2
南普陀寺まではバスに乗っていく。厦門大学の近くにあるので、厦大(厦門大学)行きのバスに乗り、厦大の停留場で停車すればいい。厦大が終着地となっている路線もあるので、それに乗れば迷いにくいと思う。
【2015.10.30】バス
バスは道の広くない、厦門市内を縫うように進んでいった。そして、厦門大学の停留場で降り、「南普陀寺」 へと歩いていく。
厦門は華僑の故郷というが、南普陀寺もはやりそうで、東南アジアの中華系の寺院の僧侶などを輩出した寺院であり、海外からも慕われているという。
寺自体は1000年以上の歴史を誇るが、建築としてはさほどは古くない。度重なる再建などで、20世紀、あるいは最近に建てられた建物が多く、今もいくつかの建物は改築中で、入ることができなかった。
【2015.10.30】南普陀寺
端正で、上品なたたずまいである。
【2015.10.30】南普陀寺
中国の人たちはなかなか信心深い。この寺院では基本的に歴史に重んじるためなのか、簡体字ではなく、伝統的な繁体字が使われている。やはり繁体字の方が、親近感を感じる。
なおこの寺には「閩南仏学院」という中国政府が公認した仏教僧の育成学校がある。中国全土の仏学院としてはトップを争う、エリート校だという。境内には僧のすがたが時々みられたけれども、若い彼らはそこの学生さんだったのだろうか。
【2015.10.30】南普陀寺
このお寺は五老山という山の麓にあり、裏手を登っていくことができる。
【2015.10.30】南普陀寺
地面に横たわってる、赤いあれは何かというと…。
【2015.10.30】南普陀寺
このように地べたに膝をついて、祈祷をする人たちのための思いやりである。中国の他にも、台湾などの中華圏で、よくみられたと思う。
それにしても暑い。10月も終わりだというのに、30度近い気温がある。山の上まで上ってみようか、やめようか。しかし一度上ろうと思ったものを折り返すのもなんだかくやしいような気がするから、仏教修行のつもりで、上まで上ってみることにする。
■つづき
#0126.厦門の名刹「南普陀寺」 2