■これまで
#0370.東京湾内唯一の自然島「猿島」上陸記 1

 猿島。
 東京湾に浮かぶ唯一の無人島であり、自然島でもある。一周約1.6kmの小さな島だが、最高標高は39.3mと高さはある。

IMG_0466
【2016.6.26】砂浜

 船の発着するところには砂浜と海水浴場があり、バーベキューが楽しめる。機材はすべて、貸し出してくれるので、食材だけ持ってくればいい。鳶(とんび)が飛んでいて、焼いている太いウィンナーをつまみ食いされたりしていたが。梅雨が明けてから8月末までは、海水浴もできる。

IMG_0467【2016.6.26】船着場

 三浦半島と房総半島の間にあり、太平洋から東京湾へと侵入する経路の途中にある。

IMG_0468【2016.6.26】猿島にて

 江戸時代から、江戸、そして明治時代以降には首都である東京を防衛する海上の拠点とされ、要塞が建設された。

IMG_0473【2016.6.26】猿島にて

 周囲からみるとただの島にしか見えないが、内部には砲台や弾薬庫といった軍事施設が作りこまれている。防衛用の要塞だから外部から見たとき、いかにも軍事施設に見えてはいけないのである。
 2015年に国の史跡に指定された。

IMG_0474【2016.6.26】猿島にて

 しかし、この島が実戦に使用されることはなかった。空をとぶ戦闘機に対しては、なすすべがなかった。

IMG_0476【2016.6.26】猿島にて

 島内は湿気がすごく、樹々が鬱蒼としている。

IMG_0480
【2016.6.26】猿島にて

 島内にはトンネルなどが作りこまれている。

IMG_0486【2016.6.26】猿島にて

 東京郊外にありながら、植生がまるで東南アジアのようだ。
 小さい島だから、すぐ反対側に出てくる。

IMG_0488【2016.6.26】猿島にて

 崖沿いの階段を下ると、磯辺につく。

IMG_0492【2016.6.26】猿島にて

 さまざまな磯辺の生物がいる。

IMG_0494【2016.6.26】ヨロイイソギンチャク

 ウメボシイソギンチャク科のヨロイイソギンチャクだろうか。

IMG_0496【2016.6.26】ヨロイイソギンチャク

 棒でつつくとぴゅっと水を吐くのだが、これがなかなかグロテスクである。

IMG_0503【2016.6.26】猿島にて

 磯は滑りやすく、いろいろな人が滑って、海水に足を突っ込んでいた(笑)

IMG_0506【2016.6.26】猿島にて

 少しずつ雲が晴れて、陽の光が強くなっていった。

■つづき
#0372.東京湾内唯一の自然島「猿島」上陸記 3