中国大陸が、国慶節連休に入ったためか、香港の宿泊施設は宿泊料金が高騰している上、軒並み満室だった。中国人の旅行先は日本やタイ、韓国など多様化していて、以前と比較すると香港の人気はすっかりと落ちてしまったというが、それでもたくさんの観光客がやってきている。
そのため、宿泊施設を探すのに難儀をしたが、10月1日の夜は、香港盛逸酒店(Mexan Harbour Hotel)が1泊364人民元(約5570円)と、その日の香港の多くのゲストハウスのドミトリーのベッド1台分よりも安い価格で宿泊できるホテルを発見したので、そこに泊まることにした。
しかし価格がなぜか、人民元で提示されている。香港にあるならば、香港ドルで提示されるべきではないだろうかと思いつつ、どうせクレジットカードで決済するから、人民元であれ香港ドルであれ、大きな違いはないものと思い、予約してしまった。
【2016.10.1】ホテルにて
ホテルは、青衣にある。MTRの駅から近いというわけではなく、荃灣線の葵芳(Kai Fong)駅などからさらに、バスに乗らなくてはならない。セントラルからは約1時間を要し、アクセスはがよいとは言えない。フロントのようすを見るに、宿泊客はほとんどが中国本土の人たちであった。
部屋は広いとは言えない。浴室・洗面台にはシャンプーを除けば、何もない。シャンプーも歯ブラシも、剃刀も何もない。テレビや電話機、ドライヤーといった部屋にある備品はすべて、鎖によって壁や机にくくりつけられている。
また、「客房損壊物品弁償價目表」という一覧表が部屋に置いてあって、客室に備え付けられている物品を壊した場合の罰金が掲示されている。たとえば、バスタオルは100HKD(1450円)、浴室のガラスの扉2250HKD(33000円)、冷蔵庫4800HKD(70000円)、空調機6000HKD(88000円)という具合で、約50の備品について全てが決められている。
一体、このホテルはなんなのだろうか。何を警戒しているのだろう。備品を壁や机に鎖によってくくりつけて盗まれないようにしたり、客室の備品を損壊した場合の賠償金額の一覧を客室の目につくところに置き、客に備品の扱いに気を付けさせる。こういうことをされると、自分が「信用に足らない人間」としての扱いをされているような気がして、あまり気分がよいとは言えない。
持参したスマートフォンの充電器が、香港のコンセントの型と合わなかったため、変換用プラグを借りようとフロントに言ったところ、販売はするが貸さないというから、借りなかった。
【2016.10.2】客室からの景色
朝を迎える。
【2016.10.2】ホテルからの景色
こういうホテルの居心地はあまりよくないので、すぐに出てしまうことにした。
【2016.10.2】ホテルからの景色
周辺には、高層アパート団地などが立ち並ぶ。
【2016.10.2】ホテル周辺からの景色
それにしても、おかしなホテルであった。
【2016.10.2】ホテル
あたかも客を「適切に管理しないと備品を破損したり、盗み出す野蛮人」のように扱っているこのホテルにまた、お世話になることはなさそうだ!
■香港盛逸酒店(Mexan Harbour Hotel)
住所 : 青衣路1號
そのため、宿泊施設を探すのに難儀をしたが、10月1日の夜は、香港盛逸酒店(Mexan Harbour Hotel)が1泊364人民元(約5570円)と、その日の香港の多くのゲストハウスのドミトリーのベッド1台分よりも安い価格で宿泊できるホテルを発見したので、そこに泊まることにした。
しかし価格がなぜか、人民元で提示されている。香港にあるならば、香港ドルで提示されるべきではないだろうかと思いつつ、どうせクレジットカードで決済するから、人民元であれ香港ドルであれ、大きな違いはないものと思い、予約してしまった。
【2016.10.1】ホテルにて
ホテルは、青衣にある。MTRの駅から近いというわけではなく、荃灣線の葵芳(Kai Fong)駅などからさらに、バスに乗らなくてはならない。セントラルからは約1時間を要し、アクセスはがよいとは言えない。フロントのようすを見るに、宿泊客はほとんどが中国本土の人たちであった。
部屋は広いとは言えない。浴室・洗面台にはシャンプーを除けば、何もない。シャンプーも歯ブラシも、剃刀も何もない。テレビや電話機、ドライヤーといった部屋にある備品はすべて、鎖によって壁や机にくくりつけられている。
また、「客房損壊物品弁償價目表」という一覧表が部屋に置いてあって、客室に備え付けられている物品を壊した場合の罰金が掲示されている。たとえば、バスタオルは100HKD(1450円)、浴室のガラスの扉2250HKD(33000円)、冷蔵庫4800HKD(70000円)、空調機6000HKD(88000円)という具合で、約50の備品について全てが決められている。
一体、このホテルはなんなのだろうか。何を警戒しているのだろう。備品を壁や机に鎖によってくくりつけて盗まれないようにしたり、客室の備品を損壊した場合の賠償金額の一覧を客室の目につくところに置き、客に備品の扱いに気を付けさせる。こういうことをされると、自分が「信用に足らない人間」としての扱いをされているような気がして、あまり気分がよいとは言えない。
持参したスマートフォンの充電器が、香港のコンセントの型と合わなかったため、変換用プラグを借りようとフロントに言ったところ、販売はするが貸さないというから、借りなかった。
【2016.10.2】客室からの景色
朝を迎える。
【2016.10.2】ホテルからの景色
こういうホテルの居心地はあまりよくないので、すぐに出てしまうことにした。
【2016.10.2】ホテルからの景色
周辺には、高層アパート団地などが立ち並ぶ。
【2016.10.2】ホテル周辺からの景色
それにしても、おかしなホテルであった。
【2016.10.2】ホテル
あたかも客を「適切に管理しないと備品を破損したり、盗み出す野蛮人」のように扱っているこのホテルにまた、お世話になることはなさそうだ!
■香港盛逸酒店(Mexan Harbour Hotel)
住所 : 青衣路1號