(過去訪問した、イスタンブール、グルジア、アルメニアを「ヨーロッパ」という区分に含めなかった場合に)初めてのヨーロッパ訪問となったパリ旅行を、総括してみようと思う。
■旅行費用
航空券 : 56400円
現金 : 398.3ユーロ(約47800円)
カード支払い : 54900円
合計 : 159100円
航空券代と11泊12日に渡ってフランスで消費したお金を合わせると15万9100円ほどになった。パリでは友人が泊めてくれているからと、いろいろなものを気前よくおごっていたためか、友人宅に滞在していたにも関わらず、たくさんのお金を使ってしまったようだ。また、商品が魅力的な見せ方をされていて、購買意欲がくすぐられた。
なおこの費用には、乗継地のソウルで消費した金額、ソウルやパリの友人たちへ日本からお土産として持っていったものの代金を含んでいない。
■パリの物価
外食の費用に関していえば、パリの外食の費用は東京よりも5割ほどは高いと考えられる。しかし、スーパーなどで販売されている食料品(肉、卵、乳製品、野菜等)は商品にもよるが、日本よりも安いため、外食をしなければ、食費は低く抑えることができる。関税のかからないEU圏内における食料品の移動が、食料品価格を安価に維持しているようである。(例えば、ポーランド産の白菜はとても安かった)
日用品は、100円ショップのようなものがないから、低価格の製品が充実しているといった印象はなかったが、中価格以上の製品に関していえば、日本とは大きな差がないように思う。
交通費は、パリ市内の移動に関していえば、東京都心を移動することと大きな違いはないが、高速鉄道についていえば割引制度が充実しており、日本の高速鉄道よりもずっと少ない負担で移動ができる。
宿泊費については友人宅に宿泊していたため、詳しいことは分からないが、東京と同等といった印象があった。
博物館や美術館、観光地の入場料金についていえば、26歳未満の学生については学割が充実していて、中には無料で入場できる施設もあるが、一般の大人の料金に関していえば、日本よりは高めである。
分野ごとに物価の高低はあるが、フランスでは特に人の手がかかっているものが高い傾向があるといえよう。
■パリの治安
貴重品の管理には細心の注意を払う必要がある。特に、日本人や韓国人、中国人といった東アジアの人々や、北ヨーロッパの人々がターゲットになりやすいため、フランス人が「問題がない」とは言っても、厳重注意をしなくてはらない。外出中は、少額の現金とカードだけを持ち歩くようにするべきである。特に、地下鉄駅構内、地下鉄の列車内、エッフェル塔周辺やモンマルトルといった有名観光地が危険である。地下鉄では、車両のドアの付近に立つべきではないし(列車のドアがしまる直前に、駅のホームから手を伸ばして、ターゲットのかばんやポケットから金目の物をする)、観光地で英語で声をかけてくる人々については警戒をする必要がある。
テロについていえば、市民がテロにおびえて暮らしているといったようすは見られなかったが、公共施設や商業施設など人が集まるところには、手荷物検査をはじめとしたセキュリティチェックがある。シャンゼリゼ通りでは、マクドナルドですら手荷物検査を行うし、鉄道駅には、銃器をもった軍人のすがたが見られるなど、テロ対策には抜かりがない。
また、パリ北駅周辺など、パリ市内北部の黒人、アラブ人の集住地域は治安がよくないとされている。
■パリの言語
パリでは英語がよく通じる。しかし、「フランス語も英語も同じヨーロッパの言語なのだから、もっとできてよいはずだ」とか「英語の、フランス語訛りが強すぎる」といった感想は、抱くかもしれない。
観光地の案内板は、フランス語の説明しか記載されていない場合も多く、フランス語を分からずにしてフランスのことを理解することは難しいといった感想を抱くことになるだろう。
■パリの気候
11月中旬になるとすでに東京の真冬と同等の寒さで、曇りがちで、日照時間が少ない。また、日の出時間が午後8時、日没時間が午後5時であるなど、日が昇っている時間が短い。
■パリの食事
味の濃いフランス料理は好みが分かれるだろうが、パリは多人種多民族が暮らす国際都市であることから、さまざまな国籍の料理が存在するため、フランス料理が口に合わなかったからといって悲観する必要はない。外食はどの国籍の料理であっても、前菜、メイン、デザートといった順序で出てくることが多いため、注文時にはその点を頭に入れておく必要がありそうだ。
■パリの人々
不親切な人々もいれば、親切な人々もいる。しかし、徹底的に個人主義が浸透しているという印象があって、人々はあまり他人に関心を見せようとしない。だから、旅行者には時に、冷たく、そっけないように感じられるだろう。
また、公務員の仕事からはやる気が感じられないことも多々あり、空港職員や鉄道職員の態度にはあまりよい印象を抱けそうにもない。
■パリ症候群
そもそも、パリに対する憧れはなかったから、そういうものを発症することはなかった。
■公園が魅力的である
僕がパリで一番魅力的に感じたのは、パリ市内にある大小の公園である。次回、パリを訪問することがあったら、公園や広場を中心にめぐってみたい。(次点は百貨店)
■なんだかんだいって「人間」が暮らしているところである
たくさんのことが日本とは異なるように感じられるだろうが、パリもなんだかんだいって「人間」が暮らす、喜怒哀楽の渦巻くところであるから、ありのままのパリを受け入れればよいと思う。
■海外生活を通して自分の可能性に挑戦している人々を羨ましく思う
パリは国際都市であり、多民族多人種社会である。また、たくさんの外国人が生活している。僕も2人の友人が、パリで留学生活を送っている。
パリ滞在中、外国で自分の可能性に挑戦している彼らのすがたを見て、彼らのことを羨ましく思ったし、それは僕の今後の人生計画に、何らかの影響を与えるだろうと思う。
■旅行費用
航空券 : 56400円
現金 : 398.3ユーロ(約47800円)
カード支払い : 54900円
合計 : 159100円
航空券代と11泊12日に渡ってフランスで消費したお金を合わせると15万9100円ほどになった。パリでは友人が泊めてくれているからと、いろいろなものを気前よくおごっていたためか、友人宅に滞在していたにも関わらず、たくさんのお金を使ってしまったようだ。また、商品が魅力的な見せ方をされていて、購買意欲がくすぐられた。
なおこの費用には、乗継地のソウルで消費した金額、ソウルやパリの友人たちへ日本からお土産として持っていったものの代金を含んでいない。
■パリの物価
外食の費用に関していえば、パリの外食の費用は東京よりも5割ほどは高いと考えられる。しかし、スーパーなどで販売されている食料品(肉、卵、乳製品、野菜等)は商品にもよるが、日本よりも安いため、外食をしなければ、食費は低く抑えることができる。関税のかからないEU圏内における食料品の移動が、食料品価格を安価に維持しているようである。(例えば、ポーランド産の白菜はとても安かった)
日用品は、100円ショップのようなものがないから、低価格の製品が充実しているといった印象はなかったが、中価格以上の製品に関していえば、日本とは大きな差がないように思う。
交通費は、パリ市内の移動に関していえば、東京都心を移動することと大きな違いはないが、高速鉄道についていえば割引制度が充実しており、日本の高速鉄道よりもずっと少ない負担で移動ができる。
宿泊費については友人宅に宿泊していたため、詳しいことは分からないが、東京と同等といった印象があった。
博物館や美術館、観光地の入場料金についていえば、26歳未満の学生については学割が充実していて、中には無料で入場できる施設もあるが、一般の大人の料金に関していえば、日本よりは高めである。
分野ごとに物価の高低はあるが、フランスでは特に人の手がかかっているものが高い傾向があるといえよう。
■パリの治安
貴重品の管理には細心の注意を払う必要がある。特に、日本人や韓国人、中国人といった東アジアの人々や、北ヨーロッパの人々がターゲットになりやすいため、フランス人が「問題がない」とは言っても、厳重注意をしなくてはらない。外出中は、少額の現金とカードだけを持ち歩くようにするべきである。特に、地下鉄駅構内、地下鉄の列車内、エッフェル塔周辺やモンマルトルといった有名観光地が危険である。地下鉄では、車両のドアの付近に立つべきではないし(列車のドアがしまる直前に、駅のホームから手を伸ばして、ターゲットのかばんやポケットから金目の物をする)、観光地で英語で声をかけてくる人々については警戒をする必要がある。
テロについていえば、市民がテロにおびえて暮らしているといったようすは見られなかったが、公共施設や商業施設など人が集まるところには、手荷物検査をはじめとしたセキュリティチェックがある。シャンゼリゼ通りでは、マクドナルドですら手荷物検査を行うし、鉄道駅には、銃器をもった軍人のすがたが見られるなど、テロ対策には抜かりがない。
また、パリ北駅周辺など、パリ市内北部の黒人、アラブ人の集住地域は治安がよくないとされている。
■パリの言語
パリでは英語がよく通じる。しかし、「フランス語も英語も同じヨーロッパの言語なのだから、もっとできてよいはずだ」とか「英語の、フランス語訛りが強すぎる」といった感想は、抱くかもしれない。
観光地の案内板は、フランス語の説明しか記載されていない場合も多く、フランス語を分からずにしてフランスのことを理解することは難しいといった感想を抱くことになるだろう。
■パリの気候
11月中旬になるとすでに東京の真冬と同等の寒さで、曇りがちで、日照時間が少ない。また、日の出時間が午後8時、日没時間が午後5時であるなど、日が昇っている時間が短い。
■パリの食事
味の濃いフランス料理は好みが分かれるだろうが、パリは多人種多民族が暮らす国際都市であることから、さまざまな国籍の料理が存在するため、フランス料理が口に合わなかったからといって悲観する必要はない。外食はどの国籍の料理であっても、前菜、メイン、デザートといった順序で出てくることが多いため、注文時にはその点を頭に入れておく必要がありそうだ。
■パリの人々
不親切な人々もいれば、親切な人々もいる。しかし、徹底的に個人主義が浸透しているという印象があって、人々はあまり他人に関心を見せようとしない。だから、旅行者には時に、冷たく、そっけないように感じられるだろう。
また、公務員の仕事からはやる気が感じられないことも多々あり、空港職員や鉄道職員の態度にはあまりよい印象を抱けそうにもない。
■パリ症候群
そもそも、パリに対する憧れはなかったから、そういうものを発症することはなかった。
■公園が魅力的である
僕がパリで一番魅力的に感じたのは、パリ市内にある大小の公園である。次回、パリを訪問することがあったら、公園や広場を中心にめぐってみたい。(次点は百貨店)
■なんだかんだいって「人間」が暮らしているところである
たくさんのことが日本とは異なるように感じられるだろうが、パリもなんだかんだいって「人間」が暮らす、喜怒哀楽の渦巻くところであるから、ありのままのパリを受け入れればよいと思う。
■海外生活を通して自分の可能性に挑戦している人々を羨ましく思う
パリは国際都市であり、多民族多人種社会である。また、たくさんの外国人が生活している。僕も2人の友人が、パリで留学生活を送っている。
パリ滞在中、外国で自分の可能性に挑戦している彼らのすがたを見て、彼らのことを羨ましく思ったし、それは僕の今後の人生計画に、何らかの影響を与えるだろうと思う。