地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

2017年05月

 バンコクには日本人と比べると数は少ないものの、韓国人もいて、通称「コリアタウン」もある。しかし、「コリアタウン」と呼ばれているものはエリアというよりは、スクンビットのソイ12の入口にある「SUKHUMVIT PLAZA」という雑居ビルそれ自体である。この雑居ビルには、韓国系の店舗が集まっている。
 1階と2階には、「ソルビン(雪氷, 설빙)」という韓国式かき氷専門店が入居している。韓国式のかき氷を、バンコクで味わうことができる。

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【2017.5.7】ソルビンにて

 多くの人はタイといえば熱帯にあるから、かき氷のような氷を利用したスイーツがたくさんあるものと想像するだろうが、むしろ、皆無だと思う。
 「氷室」のようなものが存在し、冬に凍った水や、雪を夏まで保存することのできた日本や韓国ならまだしも、そういう気候条件が存在しなかったタイでは近代になるまで、「氷」そのものを知るすべは無かったはずだ。日本や韓国の人々は伝統的に、氷を、暑い夏の日に味わうということを「贅沢」と考える文化的な下地があったから、かき氷は普及しただろうが、「氷」というものの存在すらしなかったタイでは、氷が贅沢品として普及される文化的な下地は弱く、そういうスイーツは生まれなかったのだと思う。
 それでもこの頃は、タイへと進出する韓国系のカフェチェーンを通じて、かき氷がタイに浸透しつつあるようである。

IMG_2127【2017.5.7】ソルビンにて

 2人~3人前のサイズが、200バーツ(約640円)から300バーツ(約960円)ほどと、決して安いとは言えないけれども、たくさんのタイ人で賑わっている。
 僕にとっても、韓国での留学時代が思い出されて、なんだか懐かしいのである。


 バンコクでは、26平米のワンルームの部屋に住むことになった。
 プロームポン(พร้อมพงษ์)駅から徒歩圏で、家賃は8600バーツ(約27500円)だ。

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【2017.4.14】部屋

 東京都心だったら家賃は10万円を超えるだろう条件であるが、バンコク都心ではその4分の1ほどにしかならない。クイーンベッドがひとつ、入る大きさの部屋である。
 キッチンは、ベランダに流しがあるだけで、室内にはない。3食、外食を基本とするバンコク人が住むバンコクでは、これが一般的である。スーパーで食材を買い求めて調理をするよりは、外食の方が安く上がる。また、熱帯にあって、食材が腐りやすく、蟻などの虫が発生しやすいため、不用意に食材を室内に置くことが推奨されないバンコクにおいては合理的でもある。
 管理費を別途支払う必要はないが、電気代と水道代は電気会社、水道会社に直接支払うのではなく、大家
に家賃と合わせて支払う。

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 水道メーターと電気メーターは毎月末にメーターをチェックして、自己申告する。

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 そうすると、次月分の請求書が配布され、これを各月の7日までに現金で支払えばよい。

 家賃 : 8600バーツ(約27500円)
 電気代 : 190kWh - 1330バーツ(約4250円, 1kWhあたり7バーツ)
 水道代 : 8㎥ - 179バーツ(約570円, 5㎥まで125バーツそれからは1㎥あたり18バーツ)
 
 合計 : 10109バーツ(約32500円)

 なお、支払い日までに払えなかった場合、(遅れた日数)×200バーツを罰金とし、追加で支払う必要がある。
 熱帯のバンコクでは冷房を四六時中、利用するため、設定温度を28度にしていても、電気代が、家賃の約15%に匹敵する水準になってしまった。これがバンコクで電気代が、「第二の家賃」といわれる理由である。
 賃貸住宅であり、管理人を経由して支払わなくてはならないため、個人が直接電力会社に納めるよりも電気料金が高くなってしまうという事情はあるものの、節電は心がけたいものである。ちなみにバンコクにやってきたばかりの4月には、部屋に半月ほどしか滞在していなかったにもかかわらず、124kWhもの電気を使ってしまったから、その反省もあって5月の電気使用料は比較的、抑制することができた。
 ちなみに、バンコクにはもっと家賃の安いワンルームがたくさんある。プロムポーンは日本人駐在員をはじめとして、たくさんの外国人が居住するエリアで、バンコクでは家賃の高い地域に該当する。周辺に市場などはなく、飲食店をはじめとして、生活費が高くつくところであることから、これがバンコクの標準とは考えない方がよいだろう。


 在東京タイ王国大使館でビザを申請する。
 ノンイミグラントBのビザを申請するが、まず、以下の書類を用意する。

1.ビザ申請書2部
2.招聘状(2部, 在東京タイ王国大使館宛て)
3.(タイ側の会社の)登記簿謄本
4.(タイ側の会社の)株主名簿
5.(タイ側の会社の)定款
6.雇用契約書
7.WP3(トートー3、Tor Thor 3)とは、タイ労働省雇用局が発行する「労働許可証の事前審査受理書」
8.履歴書(タイ大使館が定める様式のもの)
9.保証状(家族などの、日本の保証人のサイン)
10.保証人のパスポート複写

 1から9については、タイ側の雇用主から送られてきたもので、申請書への顔写真の添付と、ビザ申請書、履歴書、雇用契約書に自らのサインをし、保証状に保証人のサインをした上、保証人のパスポートの複写を添えて申請書類とする。
 それから、申請前に、在東京タイ王国大使館のビザオンライン事前予約システム(VABO)によって、申請の予約をする。インターネット上で予約をしないと、大使館の中にいれてもらえない。
 申請を希望する日の30日前から予約は可能だが、この予約はできるだけ、早くおこなったほうがよい。

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 例えば、4月3日の時点で申請しようとするとすでに、4月4日から4月11日までは満員となっている。

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 4月12日の午前9時から午前10時の間まで、予約を入れることができなくなっている。
 大使館の次の開館日の午後にビザは受け取ることができるが、4月13日からソンクラーン休暇に入るため、5月17日までビザを受け取れないということになる。
 つまり4月3日の時点で予約しようとしていたら、2週間後までビザをうけとることができない。
 申請すると、eメールで仮領収書が送られる。

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 このeメールを印刷して、大使館の守衛に見せることで、大使館に入ることができる。
 4月5日の午前10時から午前11時半に申請することになったが、もし遅刻してしまったり、書類の不備があったら、またインターネット上で予約して、ビザの申請をやり直さなくてはならなくなることが心配だった。そうすると、近日の受付枠が満員であることから、4月17日までビザをうけとることができなくなる、つまり、タイへ向けての出国日(4月13日)までのビザをうけとることができなってしまう。それは、大きな問題である。

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【2017.4.5】タイ大使館

 タイ大使館は、目黒駅から徒歩8分ほどの距離にある。
 結果的にいえば、申請書類に不備はなかった。たくさんの人がいて、大使館に到着してから1時間ほど待機しなくてはならなかったし、待機中、書類の不備を指摘されている人が少なくなかったので、内心、ハラハラドキドキとしていたのだが、すぐに書類をうけとってくれた。
 手数料はビザの種類によって異なる。
 大使館内に募金箱があったり、大使館員が大使館にやって来た子どもと遊んだりしている様子は、いかにもタイといった印象を受けた。大使館員はタイ人だったが、日本語がとても流暢で、仕事の処理は速かった。

IMG_1629【2017.4.5】在東京タイ大使館周辺

 タイ大使館の周辺の電信柱には、タイ語の書かれた広告などがある。

IMG_1632【2017.4.5】在東京タイ大使館周辺

 大体が、ビザの取得や翻訳に関するものだった。

IMG_1633【2017.4.5】在東京タイ大使館

 この日まで、4月中旬からバンコクで働くという実感はちっともなかったのだけれども、大使館に行くことで急に実感が湧き始めて、妙な気分だった。


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