バンコクには日本人と比べると数は少ないものの、韓国人もいて、通称「コリアタウン」もある。しかし、「コリアタウン」と呼ばれているものはエリアというよりは、スクンビットのソイ12の入口にある「SUKHUMVIT PLAZA」という雑居ビルそれ自体である。この雑居ビルには、韓国系の店舗が集まっている。
1階と2階には、「ソルビン(雪氷, 설빙)」という韓国式かき氷専門店が入居している。韓国式のかき氷を、バンコクで味わうことができる。
【2017.5.7】ソルビンにて
多くの人はタイといえば熱帯にあるから、かき氷のような氷を利用したスイーツがたくさんあるものと想像するだろうが、むしろ、皆無だと思う。
「氷室」のようなものが存在し、冬に凍った水や、雪を夏まで保存することのできた日本や韓国ならまだしも、そういう気候条件が存在しなかったタイでは近代になるまで、「氷」そのものを知るすべは無かったはずだ。日本や韓国の人々は伝統的に、氷を、暑い夏の日に味わうということを「贅沢」と考える文化的な下地があったから、かき氷は普及しただろうが、「氷」というものの存在すらしなかったタイでは、氷が贅沢品として普及される文化的な下地は弱く、そういうスイーツは生まれなかったのだと思う。
それでもこの頃は、タイへと進出する韓国系のカフェチェーンを通じて、かき氷がタイに浸透しつつあるようである。
【2017.5.7】ソルビンにて
2人~3人前のサイズが、200バーツ(約640円)から300バーツ(約960円)ほどと、決して安いとは言えないけれども、たくさんのタイ人で賑わっている。
僕にとっても、韓国での留学時代が思い出されて、なんだか懐かしいのである。
1階と2階には、「ソルビン(雪氷, 설빙)」という韓国式かき氷専門店が入居している。韓国式のかき氷を、バンコクで味わうことができる。
【2017.5.7】ソルビンにて
多くの人はタイといえば熱帯にあるから、かき氷のような氷を利用したスイーツがたくさんあるものと想像するだろうが、むしろ、皆無だと思う。
「氷室」のようなものが存在し、冬に凍った水や、雪を夏まで保存することのできた日本や韓国ならまだしも、そういう気候条件が存在しなかったタイでは近代になるまで、「氷」そのものを知るすべは無かったはずだ。日本や韓国の人々は伝統的に、氷を、暑い夏の日に味わうということを「贅沢」と考える文化的な下地があったから、かき氷は普及しただろうが、「氷」というものの存在すらしなかったタイでは、氷が贅沢品として普及される文化的な下地は弱く、そういうスイーツは生まれなかったのだと思う。
それでもこの頃は、タイへと進出する韓国系のカフェチェーンを通じて、かき氷がタイに浸透しつつあるようである。
【2017.5.7】ソルビンにて
2人~3人前のサイズが、200バーツ(約640円)から300バーツ(約960円)ほどと、決して安いとは言えないけれども、たくさんのタイ人で賑わっている。
僕にとっても、韓国での留学時代が思い出されて、なんだか懐かしいのである。