地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

2017年09月

 11泊12日の旅程の中で、パリで、そしてフランスで過ごす唯一の日だったが、天気はぐずついていた。

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【2017.3.19】パリにて

 パリはベルリンよりも、ずっと暖かかった。

IMG_0985【2017.3.19】パリにて

 プラス・ディタリー(Place d'Italie)駅前で、パリで留学生活を送っている友人と待ち合わせる。駅の南側には、中華系住民の居住地がある。
 
 参考
  #0664.パリ13区の中華街訪問記 1
  #0665.パリ13区の中華街訪問記 2
 
IMG_0986【2017.3.19】プラス・ディタリー(Place d'Italie)駅前

 4か月ぶりに会う友人と、ブランチを食べに行く。

IMG_0987【2017.3.19】パリにて

 街並みが綺麗なところに行こうといって、ムフタール通り(Rue Mouffetard)まで歩いていく。
 
 参考記事
  #0660.パリに住むならムフタール通り(Rue Mouffetard)に住みたい
#0663.ムフタール通りで人生初のレバノン料理を食べてみる
  #0672.パリで食べる最後のクレープ

IMG_0989【2017.3.19】パリにて

 木々の葉はまだ芽吹いていなかったから、まだ春の始まりといったところだった。

IMG_0990【2017.3.19】街路樹

 しかし、前の年の11月に訪問した時には咲いていなかった花がたくさん咲いていて、春の訪れを確実に感じさせていた。

IMG_0991【2017.3.19】ムフタール通りにて

 緩やかな坂道にある、ムフタール通りへとやってくる。

IMG_0993【2017.3.19】ムフタール通りにて

 ロンドンとベルリンを経てから、パリにやってくると、パリの街並みが美しいということに気が付く。

IMG_0995【2017.3.19】ムフタール通りにて

 ベルリンの街並みは飾り気がなかったけれども、パリの街並みは、飾り気がある。なお、ここで飾り気とは、ささいなものでも美しく見せようという意識だとか、遊び心のことを言っている。

IMG_0997【2017.3.19】ムフタール通りにて

  ドイツとフランスは地続きの隣国であるにも関わらず、全く違う。

IMG_0999【2017.3.19】ムフタール通りにて

 街の中の小さな広場も、植栽できめ細かに彩られている。
 それがベルリンであったならば、無造作に木が植えられているか、ただ芝生があるだけであったと思う。そして周囲に、無造作な、美しくもない落書きがあっただろう(笑)

IMG_1001【2017.3.19】ムフタール通りにて

 前の日までいたベルリンと、パリのことを友人と、比べあう話ばかりしていた。

IMG_1003【2017.3.19】ムフタール通りにて

 ムフタール通りはパリでも、自動車の交通量が少ないから、散歩をするにはよい。

IMG_1005【2017.3.19】ムフタール通りにて

 さて、どこでブランチを食べるかということを考える。

IMG_1006【2017.3.19】ムフタール通りにて

 まだ、11時前で、飲食店が開くには早い時間帯だった。

IMG_1007【2017.3.19】ムフタール通りにて

 しばらく歩きながら、時間をつぶす。
 路地を見つけて、中へと入っていくことが楽しい。

IMG_1008【2017.3.19】ムフタール通りにて

 そうして歩ていると、もし僕がパリで住まなくてはならなくなったのなら、せめてムフタール通り周辺に住みたいと、以前の訪問時と同じ感想を抱くのであった。


■ブログ延べ訪問者数
2015年10-12月期 : 1042 (1日あたり平均 :13.9)
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2016年10-12月期 : 13226 (1日あたり平均 :143.8)
2017年1-3月期 : 13268 (1日あたり平均 :147.4)
2017年4-6月期 : 15518 (1日あたり平均 :170.5)
2017年7-9月期 : 16626 (1日あたり平均 :180.7)
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 9月8日に累計記事数が1000を超えるなど、ブログの記事が拡充しつつある。
 2017年7-9月期はブログ開設以降、最も訪問者数の多い四半期となった。上位20件については、中国カテゴリの記事が5件、ウズベキスタンカテゴリの記事が4件、、韓国カテゴリの記事が4件、日本カテゴリの記事が3件、台湾カテゴリの記事が1件、香港カテゴリの記事が1件、ラオスカテゴリの記事が1件、タイカテゴリの記事が1件ランクインした。

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 カールスルーエ(Karlsruhe)駅でドイツの高速鉄道ICEから、フランスの高速鉄道TGVに乗り継ぐのに、24分ほどの待機時間があった。

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【2017.3.18】カールスルーエ駅にて

 ずっと高速鉄道の座席に座っているのもくたびれることだったから、24分ほどの乗り換え時間があって、歩いたりすることができるのは、ちょうどよいことだった。

IMG_0959【2017.3.18】カールスルーエ駅

 お腹が空いていたから、パンを買い求めた。

IMG_0970【2017.3.18】パン

 駅構内には、ベーカリーがある。
 駅構内でも、パンを焼いているのだ。

IMG_0964【2017.3.18】パン

 まずは、野菜とチーズが挟んであるパンを買う。
 ヨーロッパはチーズの種類が日本の比ではない上、味が非常によい。

IMG_0967【2017.3.18】パン

 それから、甘いパンも買った。
 まず、トレイにとって料金を支払う。店員はドイツ語を話した。思えば、カールスルーエ駅は、フランスとの国境の近く、フランスから高速鉄道が乗り入れているにも関わらず、フランスが近いことを感じさせるものは特になく、これから、ドイツを去るという実感はあまりなかった。

IMG_0969【2017.3.18】袋

 パンを袋につめるのは、店員の役目ではなく、自分の役目だった。出入口にある袋をとって、自らパンを袋につめて、ベーカリーをあとにした。
 7時32分発にカールスルーエ駅を発車する、パリ東(Paris Est)行きのTGV9570に乗車する。

IMG_0971【2017.3.18】パリ行き

 TGVの車両に乗ってまず感じたのは、車内の香水の臭いが強いということだった。
 そして、ICEと比較すると、暗い。暗い方がオシャレ、そういう認識なのだろうか、さすがフランスといったところか。
 4か月前、人生初めてのヨーロッパ旅行として、フランスを訪れた記憶がよみがえり、なんだか懐かしかった。

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 放送はフランス語と、フランス語訛りのドイツ語と、フランス語訛りの英語でおこなわれた。フランス語訛りのドイツ語というのは初めて聞いたから、なんだか新鮮だった。

IMG_0977【2017.3.18】ストラスブール駅

 列車はしばらくすると、フランス国内に入る。ストラスブールを発車してからは、本当に速度が速い。
 530kmほどの距離を、2時間33分で移動する。平均速度は時速208kmほどにもなる。同じ高速鉄道とはいえ、ドイツのICEと比較すると、目が覚めるような速さだ。工業先進国の称号は、ドイツではなく、フランスに捧げたい(笑)

IMG_0981【2017.3.18】パリ東駅にて

 深夜のパリでは治安の心配もあって、貴重品などは上着のポケットに入れ、しっかりとチャックをしておく。パリ東駅や、パリ北駅は、ことさら治安が悪いのだ。そして、地下鉄駅構内で乗車券を購入する際、財布を出さなくても済むように、数ユーロの小銭はズボンのポケットに準備をしておいた。
 地下鉄駅の出入口では、どこの国からやってきた観光客たちだか分からないが、連れのうちのひとりが何かが見当たらないといいながら、焦燥した表情で、自分の旅行かばんとリュックサックの中をひっかきまわしていた。地下鉄のスリにでも、やられてしまったのだろうか。
 地下鉄の駅は相変わらず、しょんべんくさい。前の年の11月から、4か月ぶりに訪問するパリで、このような短い期間に、再び訪問することになるとは思いもよらなかったが、たった4か月では何も変わらない。
 予約しておいた、宿へと向かった。立地と価格で予約したゲストハウスだったが、韓国人オーナーのゲストハウスで、韓国語でたくさんのことが話せて便利だったし、フランスであるにもかかわらず、韓国と同様、土足厳禁のゲストハウスで室内が清潔に保たれているから、とてもよかった。

■Paranjib Guesthouse
 住所 : 23 Avenue Villemain, 14th arr., Paris, 75014
 料金 : ドミトリールームのベッド1台につき30ユーロ(約3900円)/泊


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