東京から鈍行電車で7時間39分をかけてやってきた、彦根城でのお花見。 石垣の上に桜がこぼれるように咲いている。

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【2016.4.8】彦根城にて

 もともと、彦根城は琵琶湖に浮いていたという。天下の台所と呼ばれていた大阪と、舟運で直接つながっていたのである。現在は周囲は広く、干拓されているが、当時の名残をうかがわせるような区画もある。

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 上写真の左部に、水に囲まれた陸地があって家が建っているが、過去には彦根城周辺すべてがあのような雰囲気だったのだと思う。
 この景色は、彦根城内の北部にある西の丸三重櫓という三階建ての櫓の三階からみたものである。西の丸三重櫓の三階は西日の差す、居心地の良い小部屋だったと思う。

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 西の丸三重櫓は少し、天守から離れている。

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 彦根城を下りていく。

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 お濠には観光の舟などが行き交って、のどかである。
 お濠沿い、鯛焼きの屋台のおじさんに「兄ちゃん、食べてけ」と声をかけられたので立ち止まったところ、おじさんが僕の顔をみて「ああ、おかわりになっちゃうな」とか言う。鯛焼きなんか食べていないのに。さっき、僕と似た顔のお客さんが来たんだろうか。にっこりとして、その場を去る。

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 お濠の周りも桜が美しい。

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 さて、これから、青春18きっぷでさらに大阪方面へと向かおう。新快速で、約100km、80分ほどかかる。

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 日が傾き始めている。

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 そういえば「ひこにゃん」が有名なところだった。「にゃん」だから猫なんだろうけれども、彦根のまちに猫のすがたはあまり見えなかった。

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 青春18きっぷで東京から大阪に行く途中立ち寄るには、ちょうどいいところだと思う。(もちろん、立ち寄るのではなく「目的地」としても十分すばらしいところだと思う。)

■彦根城
住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
交通:JR琵琶湖線彦根駅から徒歩約20分
開放時間:午前8時半~午前5時
料金:600円