8時半になって、ようやく夜になる。

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【2016.5.26】大研古鎮にて

 大研古鎮はこの時間が一番、人出が多いように思う。全てのお店が開いていて、賑やかだ。

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 丘へと登り、古鎮を見下ろしてみる。

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 下の方から、無数の音楽や歌声や楽器の音やらが聞こえてくる。

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 バーの演奏、ディスコやクラブの音楽。全ての音がまじりあって、ひとつの渦のようになっている。

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 世界遺産に指定された古い街並みがこれでいいのかと思う人もいるだろうし、こういう辺境の観光地で謳歌する自由に憧れ、愛する人もいるだろうと思う。
 とはいえ夜になり、極彩色に彩られたナシ族の伝統建築を見れば、始めは戸惑う人も多いかもしれない。

IMG_8260【2016.5.26】大研古鎮にて

 また、街の中にはアフリカの打楽器であるジャンベを売るお店が溢れていて、街中にはジャンベの演奏が響き渡る。中国では今、ジャンベが流行しているのだろうか。お店の中の椅子に座れば、ジャンベの演奏の仕方を無料で教えてくれたりもする。

IMG_8262【2016.5.26】大研古鎮にて

 ところでなぜ麗江で、アフリカの楽器が名物となっているのだろう。その理由はともかく、空が青く、空気の澄んでいる、美しい街並みの中で、好きな楽器を弾いてそれで生計が立ち、一日、一日を暮らせるならば、それは人生の暮らし方としてよい選択肢だとは思う。
 しかし僕はどちらかと言えば、静かなところが好きだ。
 
IMG_8263【2016.5.26】椰子ジュース

 椰子ジュースを一つ買う。中国のジュースは常温の場合が多いけれども、常温の椰子ジュースというのは僕はあまり好きではない。
 音の渦の中を宿の方へと帰っていく。 先日は成都双流空港のベンチで仮眠をとっただけだから、ぐっすり寝るのは2日ぶりのことだった。