束河古鎮の外れに…。
【2016.5.27】束河古鎮にて
石蓮寺という、チベット仏教寺院がある。
【2016.5.27】束河古鎮にて
石蓮寺に向かって、坂を上っていく。
【2016.5.27】束河古鎮にて
岩の脇を上っていく。
【2016.5.27】石蓮寺にて
チベット文字で何かが彫られているが、僕には解読できない。
すると、ほどなくして石蓮寺の入口が現れる。
【2016.5.27】石蓮寺にて
チベット仏教の寺院にやってくるのは、僕の人生、初めての経験だった。僕の人生初、チベット仏教寺院はこの束河古鎮の小さな仏教寺院となった。
チベット仏教の象徴ともいえる、鹿と法輪が見える。
【2016.5.27】石蓮寺にて
摩尼車が置かれている。
【2016.5.27】石蓮寺にて
中に入ろうとすると、観光客とみえる中国人女性二人から中国語で声を掛けられる。「(線香に火をつける)ライターを持ってないか」ということだったと思うが、聞き取った中国語に自信が無く、「中国語、分からないんです」と答えてしまう。もちろん、ライターもなかったから、どうすることもできなかったが。
その二人は英語が話すことができた。そのため、英語でしばらく会話をした。
女性:「出身はどこ?」
僕:「日本、東京」
女性:「私たちは雲南省の人間よ。昆明からやってきたの。それにしても、ひとりでここまでやってくるだなんて、勇敢ね」
僕:「そうですね。言葉も通じませんから」
女性:「私も旅行が好きだけれども、中国語も英語も通じないところをひとりで行くのはできるかわからない」
僕:「でも、漢字は読めますから、なんとかなります」
女性:「中国人も日本に行けば、そうするわ。私もそうした」
僕:「日本に来たことがあるんですか」
【2016.5.27】石蓮寺にて
女性:「友人と、日本にいる知り合いと、日本国内を旅行したわ。どこだっけ。まず、飛行機で『Mingguwu』に行った」
僕:「ナゴヤ!」
女性:「そうそれよ。それから、Gaoshan…」
僕:「飛騨高山」
女性:「Baichuanxiang」
僕:「白川郷」
女性:「Jun shang ba fan...」
僕:「どこだろう…」
とりあえず、お参りをしましょうということで、お参りをする。ちょうど岩と岩の狭間に空間があって、そこに仏様が置かれている。
【2016.5.27】石蓮寺にて
その岩の岩を囲うように、建物が建てられている。
線香の火は、寺の境内で昼食をとって談笑にふけっていたおじさん、おばさんたちからもらうことができた。
それからまた、その女性たちとの話に戻る。
女性:「Jun shang ba fanよ、中国語では…。」
僕:「4文字か」
女性:「水と空気がきれいな、山里でね。」
僕:「郡上八幡?僕も行ったことがないですよ」
女性:「そうそれ。その地名、なんだか素敵だと思う。そういう地名って中国にはないもの」
地名が素敵だとか、素敵ではないという感覚は同じ漢字文化圏の中国人にも備わっているものらしい。中国では縁起の良い「八」の字が入っていることだし、そうなのだろうか。
僕:「雲南、いいところですね。明日はシャングリラに行きます」
女性:「雲南は自然しかないところだけれども、中国で一番、美しいと思う。それにしてもあなた、運がいいわ。私たち昨日、シャングリラから来たんだけれども、ここ数日間、天気も悪くて、雨も降って、ずっと肌寒かったのよ。今日、やっと晴れた。きっとこれから数日間、シャングリラの自然もきれいだと思う。今の季節にしか咲かない花がたくさん咲いてね」
僕:「早く行ってみたいです」
女性:「そうそう。ところで、郡上八幡と雲南って似ていると思うの。何か、親近感を感じる」
そういえばさきほど、水路の水でキュウリやトマトを冷やしている風景に何か、日本で育ったものとしての親近感を感じたっけ。きっと、中国人の彼女たちも、日本で同じことを思ったのだろう。
それから、彼女たちが持ってきた葡萄をいっしょに食べましょうということで、座って食べながらしばらく談笑を続けた。
【2016.5.27】石蓮寺にて
次は、白沙古鎮に行こうと思うと言ったところ、バス停への道のりを丁寧に教えてくれた。
これが僕の人生初めて訪問したチベット仏教寺院でのできごとだ。
【2016.5.27】束河古鎮にて
石蓮寺という、チベット仏教寺院がある。
【2016.5.27】束河古鎮にて
石蓮寺に向かって、坂を上っていく。
【2016.5.27】束河古鎮にて
岩の脇を上っていく。
【2016.5.27】石蓮寺にて
チベット文字で何かが彫られているが、僕には解読できない。
すると、ほどなくして石蓮寺の入口が現れる。
【2016.5.27】石蓮寺にて
チベット仏教の寺院にやってくるのは、僕の人生、初めての経験だった。僕の人生初、チベット仏教寺院はこの束河古鎮の小さな仏教寺院となった。
チベット仏教の象徴ともいえる、鹿と法輪が見える。
【2016.5.27】石蓮寺にて
摩尼車が置かれている。
【2016.5.27】石蓮寺にて
中に入ろうとすると、観光客とみえる中国人女性二人から中国語で声を掛けられる。「(線香に火をつける)ライターを持ってないか」ということだったと思うが、聞き取った中国語に自信が無く、「中国語、分からないんです」と答えてしまう。もちろん、ライターもなかったから、どうすることもできなかったが。
その二人は英語が話すことができた。そのため、英語でしばらく会話をした。
女性:「出身はどこ?」
僕:「日本、東京」
女性:「私たちは雲南省の人間よ。昆明からやってきたの。それにしても、ひとりでここまでやってくるだなんて、勇敢ね」
僕:「そうですね。言葉も通じませんから」
女性:「私も旅行が好きだけれども、中国語も英語も通じないところをひとりで行くのはできるかわからない」
僕:「でも、漢字は読めますから、なんとかなります」
女性:「中国人も日本に行けば、そうするわ。私もそうした」
僕:「日本に来たことがあるんですか」
【2016.5.27】石蓮寺にて
女性:「友人と、日本にいる知り合いと、日本国内を旅行したわ。どこだっけ。まず、飛行機で『Mingguwu』に行った」
僕:「ナゴヤ!」
女性:「そうそれよ。それから、Gaoshan…」
僕:「飛騨高山」
女性:「Baichuanxiang」
僕:「白川郷」
女性:「Jun shang ba fan...」
僕:「どこだろう…」
とりあえず、お参りをしましょうということで、お参りをする。ちょうど岩と岩の狭間に空間があって、そこに仏様が置かれている。
【2016.5.27】石蓮寺にて
その岩の岩を囲うように、建物が建てられている。
線香の火は、寺の境内で昼食をとって談笑にふけっていたおじさん、おばさんたちからもらうことができた。
それからまた、その女性たちとの話に戻る。
女性:「Jun shang ba fanよ、中国語では…。」
僕:「4文字か」
女性:「水と空気がきれいな、山里でね。」
僕:「郡上八幡?僕も行ったことがないですよ」
女性:「そうそれ。その地名、なんだか素敵だと思う。そういう地名って中国にはないもの」
地名が素敵だとか、素敵ではないという感覚は同じ漢字文化圏の中国人にも備わっているものらしい。中国では縁起の良い「八」の字が入っていることだし、そうなのだろうか。
僕:「雲南、いいところですね。明日はシャングリラに行きます」
女性:「雲南は自然しかないところだけれども、中国で一番、美しいと思う。それにしてもあなた、運がいいわ。私たち昨日、シャングリラから来たんだけれども、ここ数日間、天気も悪くて、雨も降って、ずっと肌寒かったのよ。今日、やっと晴れた。きっとこれから数日間、シャングリラの自然もきれいだと思う。今の季節にしか咲かない花がたくさん咲いてね」
僕:「早く行ってみたいです」
女性:「そうそう。ところで、郡上八幡と雲南って似ていると思うの。何か、親近感を感じる」
そういえばさきほど、水路の水でキュウリやトマトを冷やしている風景に何か、日本で育ったものとしての親近感を感じたっけ。きっと、中国人の彼女たちも、日本で同じことを思ったのだろう。
それから、彼女たちが持ってきた葡萄をいっしょに食べましょうということで、座って食べながらしばらく談笑を続けた。
【2016.5.27】石蓮寺にて
次は、白沙古鎮に行こうと思うと言ったところ、バス停への道のりを丁寧に教えてくれた。
これが僕の人生初めて訪問したチベット仏教寺院でのできごとだ。