下の方にある、本堂へと向かう。

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【2016.6.2】本堂

 チベット仏教寺院らしくタルチョー(དར་ལྕོག་)がかかっているが、緑が鮮やかなので、なんだかチベット仏教寺院らしくない。荒涼とした土地にあってこそチベット仏教寺院らしいという気がするが、それは偏見だろうか。
 風は吹いていない。

IMG_0094【2016.6.2】本堂にて

 中庭を囲んで2階建ての建物は宿坊となっていて、修行僧などが住んでいるようだった。中庭があって、その周りを囲う2階建ての建物にその道を進む者が住んでいるというのは、ウズベキスタンでみたイスラム教の神学校であるマドラサの構造と似ている。(#0234.宝石箱のようなヒヴァの街並み 1)
 薔薇が咲いている。

IMG_0086【2016.6.2】薔薇

 薔薇ではあるが棘が少ないからか、なんだか穏やかに感じる。

IMG_0092【2016.6.2】中庭にて

 仏像がある。

IMG_0093【2016.6.2】仏像

 どちらかというと、東南アジアにありそうな仏像だ。
 玉峰寺を出る。

IMG_0091【2016.6.2】マニ車

 入口で先ほど歌と踊りでもてなしてくれたおばあちゃんたちが、魔法瓶を持っていたらお茶を入れてやるぞと声をかけてくれる。しかし、持ち合わせていたのはペットボトルだけだったのでお茶をもらうことはできなかった。やはり中国旅行中は中国人がするように、魔法瓶を持ち運ぶのがよいのだろうか。次に中国旅行に行くときは、日本から魔法瓶を持っていこう。

IMG_0096【2016.6.2】おばあちゃんたち

 おばあちゃんたちが一斉に「一路平安」と可愛らしい声で、見送ってくれる。
 玉峰寺の出入口では、動物の毛皮など、珍しいものが売っている。

IMG_0099【2016.6.2】玉峰寺にて

 しかしこういったものは、検疫、税関を経由して日本に持ち帰ることはできない。
 馬が木にくくりつけられている。

IMG_0100【2016.6.2】玉峰寺にて

 玉峰寺をあとにし、宿のある白沙古鎮まで6kmほどの道のりを歩いていくことにする。

IMG_0102【2016.6.2】玉峰寺のある丘から

 タルチョーが風に靡いている。
 
IMG_0103【2016.6.2】下り道

 6路バスとすれ違う。

IMG_0108【2016.6.2】バスとすれ違う

 6kmの道を歩いたらもう麗江滞在を終え、日本へと向かわなくてはならない。それがなんだか惜しくて、青空の下の広い道をゆっくりと歩いていく。