手持ちのスマートフォンがSIMフリーのスマートフォンであるならば、タイ国内ではプリぺイドSIMカードを購入し利用するのが非常に便利だ。ドンムアン空港第一ターミナルの到着ロビー階、到着ロビーのすぐ横にAIS、DTAC、TRUEなどタイ大手通信会社のSIMカード販売ブースがある。待つのも面倒だったから、たまたま開いていたAISのブースに行き、そこでSIMカードを購入することにする。いくつかのプランがあったが、6泊7日の日程に合うものを選んだ。
 使用期間7日間、データ通信2GB(4G通信)、99バーツまでの通話(1分の通話が0.99バーツなので100分の利用ができる)、公共空間などでAISが提供するWiFiの使用権で合わせて、199バーツ(約597円)だ。

SIMカード表

 1週間の使用で600円以下となると、とてもお得だと思う。利用しない手はない。購入には、パスポートの提示を必要とする。

SIMカード裏

 SIMカードを挿入してから再起動をするとすぐに認識し、しばらくしてからSMSを受信し、利用できるようになった。

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 SMSのメッセージには「3G Free Internet 2GB」とあったが、販売パッケージにある通り4G通信も利用ができたため、何かの間違いであろ。なお、公共施設やカフェなどでAISが提供しているWiFiの利用も可能になる。Usernameに電話番号を入力し、SMSで送られてきた4桁の数字からなるパスワードを入力すればよい。
 ちなみに、AIS、DTAC、TRUEのうち、タイ国内でもっとも広範囲に通用するのがAISだという。もともとタイ電話公社だったことを考えると、これは日本でいうdocomoのような存在だと言えよう。メーサーイ(แม่สาย)からタイ・ミャンマー国境を渡ってミャンマー側にあるタチレク(တာချီလိတ်မြို့)でも4Gの通信をキャッチすることができたし、チェンラーイ(เชียงราย)からバスでバンコクまで移動する際にも電波が届かないということはないというほどだったから、非都市部を旅行する場合は、AISにしておけば安心であることは言うまでもないだろう。通信速度も速く、ストレスになることはなかった。
 ちなみに、AISの場合、以下のコマンドを利用できる。

■残高と有効期限の確認
*121#

■自分の電話番号の確認
*545#

■AIS WiFiのusernameとpasswordの確認
*388#

2016年7月 タイ北部6泊7日
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