正午が近づいてくる。

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【2016.9.20】カルギリク・ジャーミー

 カルギリク・ジャーミーのエメラルドは、強い日の光に映える。

IMG_3624【2016.9.20】ソフトクリーム

 ソフトクリームを食べる。

IMG_3628【2016.9.20】ナン売り

 ナンを売っている。
 ナンは路地裏で作られている。

IMG_3629【2016.9.20】ナン作り

 ふたつの道具がある。

IMG_3640【2016.9.20】ナン作り

 おじいさんがナンを伸ばし、若い男は先に金属の針のようなものがついた棒でナンの生地を叩く。そうすると、ナンの模様がつく。
 そしてすぐ裏の窯で焼く。運さえよければ、焼き立てのあつあつほかほかのナンが食べられる。ウイグルのような乾燥した土地では、ナンは黴が生えることもなく長持ちもするけれども、やはりできたての方がおいしかった。

IMG_3645【2016.9.20】チキン

 チキンを売っている。タレの色が印象的だ。残念ながら、購入はしなかった。
 それから、昨晩行ったあの食堂、「来再堤特色飯庄」(#0504.カルギリクの食堂のおもてなしに感激する)を再訪問する。我々の果物が食べたいという愚痴をきき、わざわざ食堂では販売していない果物を買ってきて、切って出してくれたにも関わらず、果物代を一銭とも受け取ろうとしなかったというすばらしいおもてなしへの感謝の意をこめてやってきたのだった。

IMG_3647【2016.9.20】来再堤特色飯庄

 しかし、昨晩、よくしてもらった女性の店員はこの時間には店内にいないようだった。それは、残念だった。

IMG_3649【2016.9.20】ポロ

 まず、ポロをよそってもらう。

IMG_3663【2016.9.20】ポロ

 大きな油鍋で豪快にかきまぜて作る、ポロ。

IMG_3651【2016.9.20】ポロ

 この食堂、他の店員たちも愛想がとてもよい。カルギリクの愛されるべき、町の食堂だと思う。

IMG_3654【2016.9.20】ポロ

 ポロには大きな赤い、宝石のような棗の実が入っている。

IMG_3657【2016.9.20】ポロ

 このポロはなかなかおいしい。

IMG_3656【2016.9.20】サラダ

 サラダとしては、ニンジンが出てくる。

IMG_3660【2016.9.20】ほうとうのようなラグマン

 それから、昨晩食べたものと同じ、ほうとうのような幅太のラグマンを味わう。

IMG_3662【2016.9.20】ハッカク

 ハッカクが入っている。ハッカクや唐辛子が入っているのを見るに、ウイグル料理というのは中央アジアの料理でありながら、中華料理の影響をかなり強く受けている。 
 感謝の言葉をきちんと伝えることができなかったことをとても惜しく思う。しかし、我々は次の目的地、ホータン(和田)へと向かわなくてはならなかった。カルギルクは、カルギルク・ジャーミーも素晴らしいが、なんといってもこの食堂が一番よかった。

2016年9月 ウイグル9泊10日
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