ホータン(和田)の中心部にある、アーケードのある市場へと行く。

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【2016.9.21】市場

 ちょうど、中央に見える観光塔の下あたりに広がる市場だ。
 この市場に入るにも、入口で、荷物検査が行われている。警備員はリュックサックに手を入れ、荷物をひとつひとつ確認する。ペットボトルの液体は一口飲み、それが薬品やガソリンなどの危険物ではないということを証明しなくてはならない。
 市場には、露店が出ていて、おいしそうな食べ物がたくさん並んでいる。その中でも僕の名物はこの、茹でカボチャだ!

IMG_3784【2016.9.21】茹でカボチャ

 「茹でカボチャ」だ。カシュガル(喀什)、ヤルカンド(莎車)、カルギリク(葉城)ではみることのできなかった、ホータン名物である。これは、ホータンでしか食べられない。
 カボチャが甘みを増す、秋にしか食べられないという。

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【2016.9.21】茹でカボチャ

 砂糖で甘く煮込まれたカボチャ。ひとつ、5元(約77円)である。スープンですくって食べることができるくらい、柔らかく煮込まれている。
 その食感と味はもはやプリンのようである。皮のふち、ぎりぎりのところまで甘い。これは、日本では食べられない。そもそもあの得体のしれない巨大なカボチャは日本では見られそうもないし、カボチャ自体も水っ気がおおいもので、ほくほくというよりは、メロンのような果物に近い食感を持つ。おいしすぎて、二つ目にも手を出してしまった。

IMG_3793【2016.9.21】焼き芋

 それから、焼き芋も食べることにした。

IMG_3795【2016.9.21】焼き芋

 日本の焼き芋とは異なり、 水分が多く、べちゃっとしているが、それがおいしい。
 秋にウイグルを訪問するのならば、この茹でカボチャを味わうにぜひ、ホータンにまで足を延ばしてほしいと思う。

2016年9月 ウイグル9泊10日
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