広州で点心を食べながらお茶を飲む、飲茶を体験する。
 しかし、飲茶は朝や昼にするものだから、夜となると、体験できるお店は限られる。しかし、広州市内に20ほどの支店を持つ「點都徳」であれば、夜にも体験ができる。
 まず席に座ると、店員がプーアル茶を淹れてくれる。

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【2017.1.22】プーアル茶

 しかし、このプーアル茶は黴臭さが強いため、好みが分かれるところだと思う。

IMG_5066【2017.1.22】プーアル茶

 また、店内にはプーアル茶特有の黴臭さが染みついている。

IMG_5062【2017.1.22】プーアル茶

 僕はこのプーアル茶を、あまりおいしいとは思わなかった。
 注文は、紙にペンで書いて、店員に手渡せばよい。香港やマカオでは、店員が点心をのせたワゴンをおして回り、店員が通りかかった時に、そこから食べたい料理をとるというワゴン式の飲茶もあるけれども、あれはあくまでも、香港やマカオの文化であって、過去から広州にあったものとは違うという。おそらく香港やマカオは外国人が多かったから、紙のメニューを読ませられず、そうなったのだろうとある広州人は言っていたが、真偽のほどはよく分からない。

メニュー表

 このメニューの中で、文字の色が異なるものが、「おすすめ」ということになるそうだ。

メニュー裏

 ところで、メニューが全て繁体字である。

IMG_5102【2017.1.22】店内にて

 「請保管好財物」
 店内の注意書きも繁体字である。

IMG_5071【2017.1.22】海老焼売

 注文票を渡してからしばらくすると、料理が運ばれてくる。

IMG_5075【2017.1.22】野菜炒め

 メニューが運び終わると、運び終わったメニューの横に判子が押される。

IMG_5070【2017.1.22】メニュー

 味はどうかと言えば、かなり甘みが強い。

IMG_5077【2017.1.22】海老餃子

 香港で食べる広東料理よりもさらに、甘いと思う。

IMG_5079【2017.1.22】パン

 この甘さも、好みが分かれるところだと思う。

IMG_5084【2017.1.22】粥

 また香港とは異なり、ひとつひとつのメニューの大きさが大きい。

IMG_5089【2017.1.22】米腸

 あまりにたくさんの注文をして、満腹になってしまった。

IMG_5091【2017.1.22】日式青芥三文魚撻

 「日式青芥三文魚撻」は、日式とあったから気になって注文したけれども、何が日本式なのかはよくわからなかった。マヨネーズがたくさん入ったお好み焼きを甘く味付けしたような、そういう料理だった。

IMG_5093【2017.1.22】デザート

 デザートのお皿も、ずいぶんと大きい。
 個人的には、広州にはどのような種類の料理が料理があるかということを概観するためにはよいと思ったが、どの料理もそこそこの味で、本当においしいものはここにはないように思われた。

IMG_5098【2017.1.22】店内

 店員は、高校を卒業したばかりのような、若い子たちが多かった。中国の地方都市からやってきて、広州で出稼ぎをしている、そういった感じだった。仕事っぷりはあまり洗練はされていなかったけれども、愛想はよかった。

■點都德(荔红楼)
 住所 : 广州市荔湾区黄沙大道144号大冶有色大厦二楼
 営業時間 :  午前7時~午後9時半