広州地下鉄1号線に乗って、陳家祠駅へとやってくる。

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【2017.1.23】陳家祠駅

 D番出口のほど近いところに、陳家祠(陳氏書院)はある。

IMG_5306【2017.1.23】陳家祠

 1888年から1894年にかけて、広東省内の各地方の陳氏たちがお金を出し合い、作られた建物である。広東省内の各地方の陳氏が、広州へとやってきて科挙を受ける際、勉強をしたり、宿泊する場として用いられた。また、陳氏の、氏族行事の場としても利用された。

IMG_5311【2017.1.23】陳家祠

 19世紀末と建築としてはさほど古くはないが、中国政府によって「中国南方建築の特徴を最もよく残している建築物のうちのひとつ」と評価され、「全国重点文物保護単位」に登録され、文化財として保存されている。

IMG_5314【2017.1.23】陳家祠

 その屋根の装飾などに、目立った特徴を持つ。

IMG_5320【2017.1.23】陳家祠

 しかし陳家祠は共産党の指示により、1959年には広東民間工芸博物館に指定され、儀式の場としての役割は失った。
 さらには、1960年代の文化大革命によって毀損されるが、のちに修復、建築物としての価値を認められ文化財と指定されて、現在へと至る。

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【2017.1.23】ちょうちょう

 暖かい、春の陽気に、ちょうちょうが飛んで、花の蜜を集めていた。

陳家祠・表

 参観料は10元(約160円)である。

陳家祠・裏

 中へと入ろうとすると、若い男性から広東語で何かを話しかけられる。英語で「広東語は分からなない」と返したところ、英語で「写真を撮ってくれ」とたのまれた。それから写真を撮ると、「ところであなた、英語がしゃべれるんですか」とずいぶん、驚かれる。「日本からの旅行客だ」と告げると彼は、「私はロンドンに住んでいます。春節を迎えるにあたって、両親の故郷に帰って来たのです」という。つまり、彼はイギリスに移住した、広東の一家ということになる。彼は北京語は、よく分からないと言った。

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 春節を迎えるにあたって、入口には桃の花が置かれていた。

IMG_5330【2017.1.23】桃の花

 中の装飾もまた、立派である。

IMG_5341【2017.1.23】陳家祠

 現在もなお、広東民間工芸博物館であるため、建物には美術品や工芸品が展示されていた。