広州の珠江新城(Zhujiang New Town)で気になる表示を見る。

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【2017.1.23】珠江新城にて

 真ん中のビルの側面に、

 3833
 8888
 招租

 という表示が浮かぶ。ビルに空室があって、貸し出しをしているようすだ。中国ではよく、ビルや塔の側面に映し出される文字が広告の役割をする。
 それから、次のような表示が出てくる。

IMG_5616【2017.1.23】珠江新城にて

IN
DOOR
 
PM2.5

 拡大して、見てみる。 

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【2017.1.23】珠江新城にて

 たしかに、インドアのPM2.5と書かれている。ビルの室内のPM2.5の数値のことを言っているんだろう。

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【2017.1.23】珠江新城にて

 それは、14だそうだ。
 PM2.5の数が、1立方メートルあたり50μg以下であるということは、空気が清浄であることを示している。運動などを含めた、通常の活動をおこなうのに差支えのない数値である。50以上になると特に敏感な人には悪影響を与えうるといい、150を超えると、どの人も屋外での長時間の活動が推奨されない。
 昨今、PM2.5による大気汚染の被害が深刻である中国ではあるが、やはり中国人もそれに対しては気になるらしく、建物内の空気の清浄さがビルを貸し出すにあたって、アピールポイントになるものと考えているようである。広州は南方にあって、暖をとるための石炭による熱供給が必要な地域からは遠いため、中国北方ほど汚染はひどくないものの、それでも気になるようだ。

IMG_5623【2017.1.23】珠江新城にて

 また、英語だけではなく中国語でも「室内 PM2.5」と表示される。 こういうものを見ると、ただの広告であるだけにはとどまらず、中国政府の大気汚染対策を遠回しに批判しているような、そういう感じすらする。