5月5日は日本では、端午の節句、こどもの日で休日だ。ちなみに、韓国でも、こどもの日(어린이날)で休日だ。タイでも、プミポン前国王の即位記念日で祝日である。(2016年にプミポン前国王が崩御したことに伴い、2018年以降、5月5日は平日に戻される見込みだというが、ひとまず、2017年は休日とされた)
 端午の節句を迎えるにあたり、バンコクの空には鯉のぼりが舞っていた。

IMG_2065
【2017.4.23】スクムビット(สุขุมวิท)にて

 それにしてもなぜ、バンコクの空に鯉のぼりが舞っているのだろう。スクムビット(สุขุมวิท)に日本人の居住者が多いから、ただ、それが理由であるだけだろうか。

IMG_2068【2017.4.23】スクムビットにて

 日差しが強く、じんわりと蒸し暑いバンコクの空を鯉のぼりが泳いでいる。
 初めのうちはなんだか不思議だったけれども、よく考えれば、例えば、日本にクリスマスツリーが飾られることと同じことではないか。タイに鯉のぼりがあってもよかろう、そう思うようになった。

IMG_2077【2017.4.23】エムクォーティエ(EmQuartier)にて

 商業施設であるエムクォーティエ(EmQuartier)にも、鯉のぼりの飾りがある。

IMG_2079【2017.4.23】エムクォーティエ(EmQuartier)にて

 タイの鯉のぼりは、日本の鯉のぼりと比べて、心なしかトロピカルだと思う。

IMG_2082【2017.4.23】エムクォーティエ(EmQuartier)にて

 それでも、こういう景色を見ていると、自分が今、生まれ故郷とは異なる国にいるという寂しさを全く、感じなくなる。東京から飛行機に乗って、6時間と少しの時間をかけてやってきたところではあるけれども、やはり隣町のようなところだと思う。

IMG_2085【2017.4.23】エムクォーティエ(EmQuartier)にて

 日本人もタイ人も、鯉のぼりをスマートフォンで撮ってみたり、鯉のぼりを背景にして記念写真を撮っていた。

IMG_2092【2017.4.23】エムクォーティエ(EmQuartier)にて

 バンコクの青い空に、よく似合う。