東経と西経を分かつ、グリニッジ子午線を見にるために、入場料を払ってグリニッジ天文台へと入る。

グリニッジ天文台入場券


 学生ではなかったが、勝手に学生だと判断されて、学生料金の7.5ポンド(約1050円)の入場券を出された。
 それからスタッフが「韓国の済州島の海女に関する興味深い展示が、近くの博物館で見られるわ。ぜひ見ていくべきよ」と言った。僕が、韓国からの学生に見えたのだろうか。

IMG_7855【2017.3.11】グリニッジ天文台にて

 中は、博物館となっている。

IMG_7856【2017.3.11】グリニッジ天文台にて

 1675年に設立された、古い天文台である。

IMG_7859【2017.3.11】グリニッジ天文台にて

 1851年に当時、天文台長だったエアリーがここに子午環を設置し、それをもとにした観測がはじめられた。

IMG_7864【2017.3.11】グリニッジ天文台にて

 1884年10月に、世界で共通する「経度0度」を定める国際会議がアメリカのワシントンD.C.でおこなわれ、ググリニッジ天文台を経度0度とすることが多数決で定められた。

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【2017.3.11】グリニッジ子午線

 上の写真の金属の線が経度0度である。この線をまっすぐ進むと、北極へと至る。
 そして、この写真の右側が東経であり、左側が西経となる。この写真は、右半身を東経に置き、左半身を西経に置いて、撮られた写真である。

IMG_7863【2017.3.11】グリニッジ子午線

 たくさんの人が、この東経と西経を分かつ線の上に立って写真を撮っていた。
 ちなみに、僕が「西経」の領域に足を踏み入れるのは、今回のロンドン旅行が初めてであった。

IMG_7872【2017.3.11】グリニッジ子午線

 たくさんの日本人観光客がいるのを見るに、日本人はグリニッジ天文台が好きらしい。 

IMG_7870【2017.3.11】グリニッジ天文台にて

 いくつか、興味深い展示があった。

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 まず一つは、この地点で携帯電話のGPS機能を用いても、必ずしも経度0度が表示されないということである。
 グリニッジ子午線によって定められたもとの経度と、のちに新しく定められた、完全には球体ではない地球の歪みを考慮にいれて測定された経度には少しのずれがあって、携帯電話には後者が表示されるために、完全に経度0度にはならないそうだ。こちらで0度を表示させるためには、このグリニッジ子午線から100mほど東に移動する必要があるそうだ。

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 また、天文台では、天文台の上にある球体のものをあげたり落としたりすることで、テムズ川の船人に時間を告げたりもした。

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【2017.3.11】ロンドンの位置

 地図でロンドンが、東経と西経を分かつ地点として誇らしげに載っている。

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【2017.3.11】グリニッジ天文台から

 館内の展示を見ていると、ひとつ、無理難題があることに気付いた。

グリニッジ天文台課題

 「あなた自身の緯度経度をはかる道具をデザインしてみてください」

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【2017.3.11】グリニッジ天文台にて
 
 日本人が一人、この無理難題に取り組んでいたが。
 イギリスで生きるには、想像力がたくましくなくてはならないのだろうか。