リバブール・ストリート(Liverpool Street)駅から歩いてほどないところにある、ブリック・レーン(Brick Lane)のあるあたりは、イーストエンド・オブ・ロンドンと言われ、ロンドンの下町だった。テムズ川沿いにあって、沼地であったことから住環境が悪く、たくさんの工場や港湾施設が立地し、それらの労働者が過密居住した。
 また、大量生産方式による工場での労働は、単純作業であり、教育水準の低い移民が就ける数少ない仕事の一つであった。それらの移民は地域のさらなる低所得か、貧困化を引き起こし、住環境を悪化させた。
 そういう半ばスラムの状態が100年以上続いた。
 そして、テムズ川沿いの産業が衰退し、それらの工場や港湾施設が廃止されると地域はいよいよスラム化した。そういう動きを食い止めようと、行政などがそれらの廃止された施設をアーティストたちが利用できる空間として再整備したのが、このあたりなのである。

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【2017.3.12】元工場群

 建物を見ていれば、それがもともと工場の建物であったことはよく分かる。

IMG_8349【2017.3.12】元工場群

 そこを、アーティストたちが活動の場にしている。
 週末はマーケットとして開かれていて、建物の地下はたくさんの人でごった返していた。古いポスターの複製や、かつてこの辺りでかかれた落書きのうち芸術性の高いものをポストカードにして販売していたものがあったのだが、たくさんの種類があって、気に入ったものをいくつか買った。
 服は、なかなか特異なものが、比較的、買いやすい価格で販売されていた。東京でいえば、原宿だとか、下北沢のようなものだろうか。

IMG_8350【2017.3.12】元工場群

 雨が降りやまない。

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 工場の建物とは言えずいぶん、趣がある。

IMG_8353【2017.3.12】ブリック・レーン

 ブリック・レーンを歩く。

IMG_8363【2017.3.12】ブリック・レーン

 屋外にも、たくさんの屋台が出ている。

IMG_8365【2017.3.12】ブリック・レーン

 このあたりの屋台が「世界各国の屋台」を銘打っているのは、この地域が移民が多い地域だったという歴史を汲んでのことなのだろうか。

IMG_8369【2017.3.12】カットフルーツ

 カットフルーツがおいしそうだったから、買っていく。

IMG_8367【2017.3.12】カットフルーツ

 カットフルーツは、ロンドンで、イギリスで食べたとしてもおいしい。

IMG_8373【2017.3.12】カットフルーツ

 この日食べた食べ物で、一番おいしかった。

IMG_8379【2017.3.12】ブリック・レーン

 雨がやみ始めていた。
 思えばロンドン人は、少しの雨では傘をささない。

IMG_8384【2017.3.12】ブリック・レーン・マーケット周辺

 周辺を散策する。

IMG_8387【2017.3.12】ブラッシュ・フィールドストリート

 アーティストが集まる地域だからか、販売されているものもみな、そういう人たちが作ったものだ。

IMG_8390【2017.3.12】マーケット・ストリート

 ビショップス・スクエア(Bishops square)でしばらく休む。

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【2017.3.12】ビショップス・スクエアにて

 行き交うロンドン人をみて、ロンドンのファッションはなかなかおしゃれだと思う。
 多様であり、みな、なかなか似合っている。同じヨーロッパだったら、パリよりもおしゃれだと思う。例えばパリの冬のファッションは、男だったら黒づくめ、女性だったら毎日同じコートに、ストールだけを日替わりで変えるという無難ではあるが、テキトーなファッションが多いという印象があったからだ。