土曜日の夜と、日曜日の夜にだけナイトマーケットが開かれる、ランパーンのタラートガオ通り(ถนนตลาดเก่า, Talad Gao Rd.)へと戻ってくる。
 昼間は閑散としていたこの通りだが、夕方になってお店が開き始めてまた、活気づき始めている。

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【2017.6.25】タラートガオ通りにて

 熱帯では、昼はあまりにも暑いから、夕方から活動を始めるくらいが、ちょうどよいのだと思う。

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 家屋には、「すだれ」の日除けがついている。
 タイにも、すだれがあるのだ。

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 みな、どこからか机を運んできたリ、地べたに商品を並べたりと、開店の準備を熱心にしている。

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 そう、道は交易の場なのである。
 通りの名である「タラートガオ」とはタイ語で「古い市場」を意味する。きっと昔も、こういう景色が繰り広げられていたのだろう。そこに並ぶ売り物は変わったとしても、だ。

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 喉が渇いたから、何か飲むものを探す。

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 果物屋が、フルーツのスムージーを作って売っていた。

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 パイナップルスムージーをたのむと、今からパイナップルを切るから時間がかかるといって、切ったパイナップルの切れ端をくれたり、店先の桶に溜めた水で手を洗わせてくれたりした。自転車のサドルをずっと握っていたから、手がさっぱりとして、よかった。
 ランパーンのささやかな、おもてなしである。

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 さて、また、ゲストハウスへと向けて、ペダルを踏んでいく。

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 またやってくることがあるだろうか。

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 ゲストハウス「Baan KUM-ON」に戻ると、オーナーはいなかった。

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 そこで働いている女性は、ハンモックで寝ていた。

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 借りていた自転車を停める。

IMG_3038【2017.6.25】ゲストハウスにて

 それから、預けていた荷物をそっととって、ゲストハウスを後にした。