台南の夜市は流動夜市で、どの夜市も毎日、開いているわけではない。曜日によって開かれる夜市が異なる。いつも定位置にあるのではなく、定められた日に空き地に露店がわあっと立ち並ぶ、そういうタイプだ。2015年12月時点の台南の夜市のタイムテーブルは、前回の記事(#0089.台南・武聖夜市を行く)にも書いたとおり、

日:花園(午後6時~午前0時)
月:大東(午後6時~午前1時半)
火:大東(午後6時~午前1時半)、成功(午後6時~午前1時半)
水:武聖(午後6時~午前1時半)
木:花園(午後6時~午前0時)
金:大東(午後6時~午前1時半)、成功(午後6時~午前1時半)
土:花園(午後6時~午前0時)、武聖(午後6時~午前1時半)

 となっている。その日は水曜日だったから、武聖夜市に行った。ちなみに、規模が一番大きなものは花園夜市で、台湾最大級の夜市である。ところで、台湾最大の夜市はどこなんだろう。台南の花園夜市は週3回しか開かれないが、少なくとも、台北の士林夜市より規模が大きく、活気もある。
 花園夜市も公共交通機関が貧弱なので、オートバイでやってくる人が多い。

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【2015.12.24】オートバイ

 夜市に到着したら、とりあえず飲み物を買う。ミルクティー。

IMG_2426【2015.12.24】飲み物

 次に、食べ物を探す。まずは、焼き餃子(煎餃)。

IMG_2437【2015.12.24】煎餃

 小さくてころころしていて、たくさん入っている。パックにぎっしりと入れられて、50TWD(約190円)。

IMG_2439【2015.12.24】煎餃

 次に、牛排(ステーキ)。台南の夜市は、ステーキが有名らしい。ステーキとはいっても、あの大きな肉の塊がごつんと出てくるわけじゃなく、牛肉が何枚か出てくるという程度のものだが、鉄板麺と目玉焼が一緒についてきて、結構食べ応えのあるプレートだ。厚片牛排(厚切りステーキ)を注文。

IMG_2450【2015.12.24】ステーキ
 
 150TWD(約565円)。夜市のメニューとしては、やや値のはるものなのかもしれない。これは贅沢である。

IMG_2422【2015.12.24】サンタさん

 そういえばクリスマス・イブだったが、台南はやはり熱帯に位置するからなのか、あまりクリスマスという雰囲気ではなかった。夜市もクリスマスだから何か特別なイベントがおこなわれているとかそういうことは無かったけれども、よく目を凝らしてみるとと、上の写真のようにサンタの衣装を着て歩いているおじさんとかがいて、面白かった。
 そして、途中でみつけたくまモン。

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【2015.12.24】くまモン

シュールすぎる・・・。しかし、よくみると、くまモンではない。胸のあたりに、白いV字のラインが入っているではないか。

<つづく> 

■2015年 南台湾4泊5日
<1日目>
#0082.バニラエアで高雄行き
#0083.果物屋さんで釈迦頭を買っていく
#0084.台鉄の旅のお供に台鉄弁当!
#0085.台南の宝くじ売り場で1000円をする
#0089.台南・武聖夜市を行く 
<2日目>
#0090.赤嵌楼 - 台南に赤く聳える
#0091.台南モダンのハヤシ百貨店 1
#0092.台南モダンのハヤシ百貨店 2 
#0093.台南孔子廟で「書」のおもてなし
#0094.南台湾でしか食べられない「丹丹漢堡(丹丹ハンバーガー)」
#0095.台南 - 清代と日本統治時代が重なり合う街
#0096.台南・花園夜市を食う!
#0097.台南・花園夜市を遊ぶ!
<3日目>
#0100.阿里山森林鉄路で嘉義から奮起湖へ
#0101.奮起湖 - ノスタルジックな山あいの集落
#0102.阿里山旅行記1 - 阿里山で森林浴をする
#0103.阿里山旅行記2 - 雲霧に覆われる阿里山
#0104.阿里山旅行記3 - 台湾一標高の高いところにあるセブンイレブン
<4日目>
#0105.阿里山旅行記4 - 朝4時半に起床し山を登る
#0106.阿里山旅行記5 - ご来光と帝雉  
#0107.阿里山旅行記6 - 阿里山に残る日本寺院「慈雲寺」
#0108.阿里山旅行記7 - 森に佇む姉妹潭
#0109.阿里山旅行記8 - バスで阿里山から嘉義まで一気に下る
#0110.関子嶺温泉への行き方
#0111.関子嶺「山景土雞城」 - 台湾で地鶏を食う!
<5日目>
#0112.関子嶺温泉の泥湯を心ゆくまで楽しむ
#0113.関子嶺温泉街を散策する
#0114.南台湾4泊5日のしめくくり