しばらくすると、雨が止んだ。

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【2017.8.16】ひまわり畑

 雨が止むと、雲が引き、盆地の向こうの山が見え始めた。

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 雨に濡れていたひまわりたちは少しずつ、立ち上がり始めていた。

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 ひまわりは、動いている。

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 なかなか、幻想的な景色である。

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 空は、雲には覆われていた。

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 時折、陽射しもさすようになった。

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 そうするとひまわりたちは、一斉にその方向に向かって、頭を動かし始めた。

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 少しずつ動いているのが見えるのだ。
 そのようすは、いささか気味が悪い。

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 ひまわりは、団体生活の生き物なのだ。

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 雲の白、山の緑、ひまわりの黄色。

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 どこかの国の三色旗のように、見えたのだけれども、そういう色の組み合わせの国旗はたしか無かったと思う。

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 そして、幾千もの目が、こちらを見つめてくるように見える。

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 ひまわりに、そういう薄気味悪さを感じるとは思いもよらなかった。

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 それでも、やはり、美しい。

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 さて、「ひまわり」は、太陽(日)に向かって花が回っていくから「ひまわり」という。
 韓国語では「ヘバラギ(해바라기)」といい、「日を仰ぐもの」という意味を持つ。さて、タイ語では何というのだろうと思い辞書を引いてみると、「ターンタワン(ทานตะวัน)」といい、「太陽を召し上がる」を意味を持つ。英語では「sunflower(太陽の花)」だし、どの国でも太陽と関係あるものとして扱われていることが分かる。ところで、英語の発想はやや、日本語や韓国語、タイ語と比べると、残念ながら貧弱だと思う(笑)

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 それにしても、気温が21度ほどにしかならず、肌寒さがある。

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 8月中旬にして、夏が終わり行くことを感じる。

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 晩夏だ。

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 これから秋がやってきて、ひまわりは一斉に枯れる。

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 空には時折、青空がさすようになった。

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 朝から強く雨が降っていたことを考えると、思いもよらなかったことだから、来てよかったという結論になった。

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 次は、よく晴れた夏の日にやってきたい。

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 またバスに乗って、韮崎駅へと向かった。

IMG_3706【2017.8.16】韮崎駅

 韮崎駅に着くころには、よく晴れていた。

■明野のひまわり畑
 中央本線韮崎駅から「茅ヶ岳みずがき田園バス」に乗車「ハイジの村」停留所下車
 運賃510円, 所要時間約25分