ベルリンのイーストサイドギャラリーにやってきたのは、アメリカのドナルド・トランプが大統領になってからまだ間もないころだった。

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【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 西ヨーロッパではドナルド・トランプの評判はすこぶる悪いそうで、イーストサイドギャラリーにも悪口が書かれていた。

IMG_9815【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 壁の、シュプレー川側へと向かう。

IMG_9818【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 作業員たちが、ベルリンの壁を白く塗り直していた。

IMG_9824【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 かつては厭わしかったベルリンの壁も、東西ドイツ統一から長い時間が経って、「保全の対象」となったのだと思うと、不思議である。

IMG_9825【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 しかし白く塗り直すことは、落書きする人たちに、新しい大きなキャンバスを与えるだけに過ぎない。

IMG_9830【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 そうした中から、人の目を楽しませる傑作でもでてきたら、とも思う。

IMG_9831【2017.3.16】イーストサイドギャラリーにて

 イーストサイドギャラリーで1時間ほどを過ごした。

IMG_9834【2017.3.16】イーストサイドギャラリー周辺にて

 イーストサイドギャラリーの北西端から12分ほど歩いたところに、S5線、S7線、S75線の乗り入れるベルリン東(Berlin Ostbahnhof)駅がある。
 その名前からすると主要駅であるように感じられるが、駅周辺は閑散としている。

IMG_9836【2017.3.16】ベルリン東駅周辺にて

 1842年に開業し、第二次世界大戦中に大きな被害を受けたが、東西ドイツ分裂時代に再建され、東ドイツにおいて東ベルリン駅とされベルリンにおける長距離列車のターミナル駅の一つになった。1987年には東ベルリンのベルリンの中央駅として整備すべくベルリン中央駅と改称され、開発が進められようとしたが、その後、東西ドイツ統一を迎え、開発は頓挫してしまったという。

IMG_9841【2017.3.16】Sバーン車内にて

 Sバーンに乗って午後は、ベルリン郊外のポツダム(Potsdam)へと向かうことにした。