地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ:日本 > 北海道

 以前の記事(#0229.北海道新幹線なんかよりもLCCが欲しい)で、函館行きのLCCができたらいいだなんていう希望事項を述べていたら、バニラエアが東京(成田)・函館、大阪(関西)・函館を就航させることを発表した。

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 函館は、バニラエアの親会社であるANAが2016年1月に発表したバニラエアの「2020年のネットワーク(イメージ)」の図(#0121.とっても気になる!バニラエアの新規就航先)に記載がなかったから、この区間がバニラエアによって就航するものとは思っていなかったのだけれども、就航することが決定したようだ。
 うまく最低料金で航空券を購入することができれば、往復1万円ほどで東京・函館間を往復できそうだ。

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 函館といえば、津軽海峡を渡って、青森県へと移動することができる。函館港と青森港を結ぶフェリーは最低料金2220円から、函館港と大間港を結ぶフェリーは最低料金1810円から利用できるというから、函館行きLCCの就航により、青函圏の貧乏旅行がぐっとはかどるようになった気がする。青森・東京間は高速バスなどを利用すればよいだろう。
 それにしてもバニラエアは、奄美大島、ホーチミン、セブ、函館など、他の日系のLCCが就航してこなかった新しい路線を次々と開拓していっているので、今後、どのような路線が新規就航されるのか、楽しみだ。まだ、奄美大島、ホーチミン、セブ、函館、どこも訪問したことないが、貧乏旅行の幅がLCCによって広がっていくことは歓迎すべきことだろう。道南も青森県も訪問したことないので、ぜひ、利用したい!


 屈斜路湖から、釧路空港へと向かう。

道東3泊4日
 
 国道243号線や道道を経由して、約90kmの道のりだ。

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【2016.10.25】車窓

 ひたすら牧草地の中を行く。

IMG_6471【2016.10.25】牧草地

 弟子屈町、標茶町、鶴居村、釧路市を通過していく。
 釧路といえば湾岸の都市といったイメージがあるが、空港は市中心部から約20kmほど離れた内陸にあって、周囲には牧場などが広がる。そのため、屈斜路湖から釧路空港までの道のりはその大体が牧草地なのである。
 午後になって、雲がでてきて、日差しが弱くなっていく。3日間、同じような天気が続いていた。朝は晴れているが、午後になると雲が出てくるという天気である。

IMG_6475【2016.10.25】釧路空港

 釧路空港に到着する。

IMG_6476【2016.10.25】釧路空港

 搭乗の時間まで、お土産を買ったり、ソフトクリームを食べながら過ごす。

IMG_6477【2016.10.25】釧路空港にて

 搭乗する。

IMG_6482【2016.10.25】釧路空港にて

 日本航空JL542便 釧路 15:05 -> 東京(羽田) 16:55

 ほぼ満席だった。
 離陸してしばらくしてから、飛行機は、北海道上空から太平洋へと抜ける。

IMG_6492【2016.10.25】北海道から太平洋へ

 それから、岩手県付近で本州上空に入り、羽田空港へと向かう。

IMG_6495【2016.10.26】キウイフルーツのジュース

 機内では、キウイフルーツを飲んだり、機内WiFiを楽しんだり(#0541.JAL国内線の機内からWiFiを利用してみる)、機内で提供されている映像をスマートフォンで見たりしていると、すぐに羽田空港に到着した。屈斜路湖を出発してから、5時間で到着したのだが、案外、近いように思われた。
 それにしても北海道から戻ってくると、東京の空気の悪さを感じる。食べ物の臭いだとか、下水の臭いだとか、排気ガスの臭いがする。人という動物が集まってくらすところの臭いがするのだ。


 国道243号線を北へと進む。

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【2016.10.25】国道243号線

 屈斜路湖畔から、美幌峠に向けて、標高を上げていく。

IMG_6427【2016.10.25】車窓から

 標高の高いところはもう、完全に葉が散っている。

IMG_6430【2016.10.25】車窓から

 美幌峠には「ぐるっとパノラマ美幌峠」という道の駅があり、展望点となっている。

IMG_6433【2016.10.25】美幌峠にて

 建物の裏手を上っていく。

IMG_6450【2016.10.25】美幌峠にて

 標高525mの最高点からは、壮大な景色が広がる。

IMG_6452【2016.10.25】屈斜路湖と中島

 屈斜路湖と、屈斜路湖の湖中島を一望することができる。
 あまりにも美しくて溜息が出る。

IMG_6448【2016.10.25】斜里岳

 向こうには、冠雪した斜里岳の雄姿を望むことができる。
 昼食を食べていくことにする。ここの道の駅は、軽食や食事のメニューが充実している。揚げいもや、ザンギ、海産物のたっぷり入ったラーメンや、釧路産のサンマを利用した蒲焼丼など、おいしそうなメニューがたくさんある。寒くなければ、食後には、北海道産の牛乳を利用したソフトクリームも味わいたい。

IMG_6462【2016.10.25】さんまの蒲焼丼

 さんまの蒲焼丼(750円)を食べていく。この日は平日の正午前だったからか、食堂には我々しかいなかったため、くつろぐことができた。
 しかし、そろそろ、釧路空港へと向かわなくてはならなかった。東京へと戻らなくてはならないのだ。3泊4日というのはあまりにも短い。こういう景色をみていると、なぜ、あのごみごみとしたうるさいところに戻らなくてはならないのかという思いがする。東京は僕の生まれ育った故郷であり、愛着もあるけれども、地球上にはこれだけ美しいところがたくさんあるのになぜ、あえて環境の悪い狭いところに生まれ、育たなくてはならなかったのか、恨めしく思うこともある。人工物でぎっしり覆われている東京にいると、地球の裸のすがたというものをあまり知ることができないように思う。

IMG_6445【2016.10.25】美幌峠

 右のほうには先ほど訪れた、和琴半島の影が見える。
 いつかまた、訪問したい。

■ぐるっとパノラマ美幌峠
 住所 :  北海道網走郡美幌町字古梅
 営業日 : 年末年始を除く毎日(12/31~1/3)
 営業時間 :  午前9時~午後6時(ただし冬季の11月から4月下旬までは午後5時までの短縮営業)


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