地球の覗き方

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 神戸の、新長田へとやってくる。

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【2017.2.16】新長田駅前にて

 雲一つない、晴れの日だった。

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 新長田駅の近くには、公園がある。

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 JRの線路の南側にあって、若松公園という。

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 そこには、鉄人28号のモニュメントが立っている。

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 もともと、1995年の阪神淡路大震災によって甚大な被害を受けた当地域の震災復興のシンボルとして、2009年に建てられたものだ。

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 周辺の低層に商業施設が入り、上層階に団地が入る建物は、震災復興の再開発事業によって建てられた建物である。このあたりはかつて、たくさんのものが焼け、たくさんの人が犠牲になってしまった。

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 しかし、阪神淡路大震災から20年以上が経過し、町を行き交う若い人はもう当時のことは記憶にない。

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 それでも、鉄人28号が立っているのを見れば、そういう歴史があったということを感じることはできる。
 そして、ただ、歴史が忘却されていくことに、抗うことができる。

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 しばらく、周辺を歩いた。

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 時々、古い建物などもあって、1995年の阪神淡路大震災の時に、全てが崩れてしまったというわけでもなかったということが分かる。

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 平日の昼間だったからか、あたりは静かだった。

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 このあたりのアーケードは、夏にだけ、日よけとして開かれる、そういうアーケードなのだろうか。

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 それから、夜に高速バスで神戸から東京へと戻った。 
 2月5日に仕事の関係で東京から鹿児島へと向かい、それから那覇へと向かい、それから南大東島で2泊をし、また、用事で福岡へと向かう。それから、関西を経由して、12日ぶりに東京へと戻ったのだった。


 東京から東海道本線を下っていく。JR東海の米原駅までは東海道線と呼ばれている。
米原駅から先のJR西日本の管轄線内においてはJR琵琶湖線(米原・京都)、JR京都線(京都・大阪間)、JR神戸線(大阪・姫路)などという愛称で呼ばれるようになるが、正式名称としてはあるところまでは東海道本線で、あるところから先は山陽本線なのである。
 その境界はどこなのだろうか。東海道新幹線と山陽新幹線の境界が新大阪駅であることを考えると、東海道本線と山陽本線の境界は大阪駅なのだろうか。いや、それは違う。実は、神戸駅なのである。

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【2016.5.6】神戸駅にて

 神戸駅は、もともと官営鉄道(いわゆる国鉄)として1874年に、東京と神戸を結ぶ路線の終着駅として開通した。それから1889年に、明石・姫路方面から延伸されてきた山陽鉄道という私鉄が当駅に接続し、乗り入れるようになった。1906年に山陽鉄道が国有化され、国鉄の路線となった。その名残として、神戸駅までが東海道本線、神戸駅から先が山陽本線となっている。そのため在来線の東海道・山陽の境界と、新幹線の東海道・山陽の境界にはずれがあるということになる。
 駅には境界を示す標が立てられている。

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【2016.5.6】神戸駅にて

 東海道本線は東京・神戸間の営業距離が589.34kmで、山陽本線は神戸・門司間の534.4kmとなっていて東海道本線の方が長い。しかし、東海道新幹線の路線距離は東京・新大阪間が515.4kmで、新大阪・博多間の644.0kmとなっているなど、こちらは山陽の方が長くなっていたりしている。
 それにしても、神戸駅を発着する電車はほとんどないため、ここに境界があるとはあまり感じられないものである。


 天神橋筋商店街は日本で一番長い、アーケード商店街だという。南北2.6kmに渡り、一丁目から六丁目までの六街区、すなわち天一から天六から成り立っている。それからアーケードはないがさらに、天七(てんひち)商店街が続く。

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【2016.4.10】天神橋筋商店街にて

 2.6kmもの長さになるからただ歩くだけでも40分ほどの時間がかかるが、惣菜や粉ものなどを食べ歩いていると、すぐに時間が過ぎていく。

IMG_6778【2016.4.10】天神橋筋商店街にて

 その日は天気がすぐれず、雨が降りそうな気配すらあったが、アーケード商店街なら雨に降られる心配もない。
 定食屋さんに入って定食を食べているとお店のおばさんから、どこから来たのかと言う。大阪の言葉ではない、東日本の言葉を話していたから、旅行者だと思われたのだろう。東京から青春18きっぷで来たんです。これから鈍行で帰るんですよというと、昔、娘が青春18きっぷで山形に行ったことがあるから青春18きっぷのことは知っているという。おばさんはそれから、山形にはどう行くのかということを僕にきいてきた。大阪からだと、東京経由で仙台まで行ってから、仙山線に乗るのではないでしょうか。仙台市と山形市は隣り合っているんですと答えたが、仙台の位置がピンときていないようだった。一般的に、関西では東北地方の地理はあまり認識、把握されていないと思う。
 それから姫路城に行ったという話をした。おばさんは、姫路城よりは大阪城が良いという。なぜなら、大阪城にはエレベーターがあるから年を取って足腰が悪くなっても登ることができるが、姫路城は古い建築だからエレベーターは無いし、階段は急である上、床の木材がすり減っていてつるつると滑り危険極まりない、大阪城の方がよっぽど便利で、良いというのが大阪愛に溢れるおばさんの持論である。そういう考え方もあるかもしれない。しかし、復元されたものではあるが一応、歴史的建造物であり、その都市の象徴とされている大阪城にエレベーターがついているということについては、大阪府外では一般的に、「滑稽なもの」と認識されていると思う。ちなみに彼女は姫路城の大改修が終わってから、まだ、姫路城を訪問していないそうだ。

IMG_6782【2016.4.10】天神橋筋商店街にて

 最後に天神橋筋商店街沿いにあるJR天満駅から青春18きっぷを利用し、東京へと帰る。

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【2016.4.10】フルーツ・オレ

12:54 天満
↓JR大阪環状線内回り
13:00 大阪
↓JR京都線新快速長浜行き
14:30 米原
↓JR東海道本線大垣行き
15:11 大垣
↓JR東海道本線新快速豊橋行き
16:42 豊橋
↓JR東海道本線浜松行き
17:20 浜松
↓JR東海道本線熱海行き
20:03 熱海
↓快速アクティー小金井行き
21:44 東京

 浜松駅から熱海駅まで、トイレの無い、ロングシートの通勤用の車両に3時間乗り続けなくてはならないという苦行を成し遂げ、なんとか東京へと帰ったのだった。


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