地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

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 バンコクで働き始めてから3か月が過ぎた。
 バンコクで現地採用で働くということがどういうことなのか、僕のケースについて、以前の記事(#0879.バンコクで働き始めてから2か月たった時点での感想)よりも詳しく書いてみようと思う。

■収入
 - 給料(手取り)
 5月 : 64000バーツ(約21万3千円)
 6月 : 68000バーツ(約22万6千円)

 それぞれ、所得税および社会保険で約7000バーツ(約23300円)ずつ天引きされている。税金および社会保険料の負担は給料の10%未満だから、日本よりずっと負担が小さいと思う。
 ビザ取得に関わる費用は、負担しなくてよいが、住居手当や通勤手当はない。
 ボーナスについてはまだ、支給されていないからどの程度の額になるのかは分からないが、1年に3回支給されることになっている。

 - セカンドジョブ(日韓翻訳)
 5月 : 1160000ウォン(約11万6千円)
 6月 : 0ウォン(0円)

 翻訳は、案件があれば報酬が発生し、無ければ発生しない。現在は月平均で8万円ほどの分量を担当している。

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【2017.7.1】バンコクにて

■働き方
 休日は、土日の週休2日制である。また土日以外に祝日等で13日間の休みがあり、有給休暇は20日を100%取得する。(ただし人員不足のため今まで3か月の間に2回の休日出勤手当付きの休日出勤が発生している)
 一日7時間の出勤で、残業は一切無い。通勤時間は5分である。

■支出(家賃・光熱費・水道代・通信料金)
 - 家賃(26平米の都心のワンルームマンション)
  毎月8600バーツ(約29000円)

 - 光熱費(電気料金, ガス無し)
  5月 : 1330バーツ(約4400円)
  6月 : 1547バーツ(約5160円)

 - 水道代
  5月 : 179バーツ(約600円)
  6月 : 125バーツ(約420円)

 - 通信料金
  5月 : 649バーツ(約2200円)
  6月 : 649バーツ(約2200円)

 大体毎月10850バーツ(約36000円)ほどを、家賃、光熱費、水道代、通信料金として支払う。
 それ以外の支出についてはチェックをしていないから細かい金額は分からないが、物価は大体、東京の3分の1ほどだと考えて生活をしている。もしかしたら、焼肉食べ放題が139バーツ(約460円)だったりすることから、3分の1よりももっと安いのかもしれないが、おしゃれなカフェのコーヒーが1杯100バーツ(約330円)だったりと、東京の3分の1の水準よりも高いものもあるから、大体、3分の1という感覚で生きていけばよいと思う。
 こういう収入と支出の仕組みだから、お金は貯まる。のちのちこのお金は、「旅行費用」としてぱっと使われることになりそうだが。

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 近頃、たくさんの日本人がタイで働こうとしているというが、いかがだろうか。
 まだタイ語ができない27歳の、現地採用1年目の経済事情はこのようである。魅力的な面もあれば、そうとは言えない面もあるだろう。
 個人的な感想を述べるのであれば、バンコクでの現地採用としての生活は、絶対的な給与額が高いということはないから、がつがつと稼いでいきたい人には合わないと思う。しかし、外国での新しい経験を試みたいという人にとって、それは経済的な困窮を強いるものではないから、検討に値するのではないかと思う。


 バンコクにやってきてから2か月が経とうとしている。これで8週間、働いたことになる。ここまでの、バンコク生活の感想について記しておきたいと思う。

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【2017.5.20】バンコクにて

■よかったこと

・給料
 給料は手取りでいえば20万円ほどと日本の水準でいえば少ない方に当てはまるだろうが、それでも家賃・光熱費は1ヶ月で3万円強ほどであるし、平均的な物価は東京の3分の1程度であることを考えれば、経済的な困難は、当面、問題にはならないだろう。
 これに、以前から続けていた日韓翻訳の仕事が加わるから、独身である現時点においては余裕はある。

・天候
 もともと夏が好きであるし、晴れている日が好きだから、日照時間が特に長いバンコクの天候はうれしい。バンコクの年間の日照時間は約2600時間であり、東京(約1900時間)よりも30%~40%ほど長い。

・海外生活
 以前述べたように(#0678.海外で働くことを考えている)、異文化における生活を通して「生きている実感」を得ようという欲求は、ある程度は満たされているように思う。

IMG_2340【2017.5.28】バンコクにて

■気になる点

・同年代の友人が作れない
 日本人に関していえば、駐在員とその家族が多いが、彼らは同年代ではないし、知り合う機会がない。韓国人に関していえば、絶対数が少ない。タイ人に関しては、タイ語が分からないから、日本語や韓国語を理解する何人かを除いては、親しくなることができない。
 人との「おしゃべり」を通じて、鬱憤を晴らしたがる僕にとって、これは大きな問題である。
 日本や韓国が恋しくなる理由があるとすれば全て、これである。

・体力
 平日7時間労働であり、始業時刻も終業時刻もきちんと守られてはいるのだけれども、その平日7時間労働ですら、体力的にきつく、疲労を感じる。
 かつて東京で、満員電車に乗って片道小一時間の通勤に、7時間労働、それからの残業をこなし、帰路につくという、そういう生活を避けていたいたのは、体力に対する懸念もひとつの理由としてあったが、通勤時間5分の平日7時間労働ですらこれだけきついとは思わなかった。
 プライベートの時間は大体、休息にあてられて、他のことはあまりできない。旅行も、タイ語の勉強も満足にはできていない。僕にはあまり、定時労働が向いていないのではないかと思う。

・仕事
 海外で働けば、新入社員であっても、日本では与えられることのない、裁量を与えられることがある。外国人を雇うということはビザの面倒もみなくてはならないということだから、雇用者からしたら、むやみやたらに雇うということは避ける。そうすると、最小限の日本人で組織を回すということが一般的によく起こり、やりがいと思える人にとってはやりがいとなるだろうが、一方で、負担でもある。

・日本人駐在員のいる風景
 僕が住んでいる地域には、たくさんの日本人駐在員が住んでいる。彼らの多くはメーカー等の大企業の駐在員で、「昭和の人生すごろく」に「グローバル」を付け足したような人生を送っている。平日には身を粉にして働き、休日には会社の人とゴルフに行ったりして、会社のために人生を捧げているような、そういう人生を送っているように見える。(スクンビット界隈では土日の早朝にはゴルフクラブを背負って移動する日本人男性を多く見かけることができる)そして、妻たちはみな、専業主婦である。
 彼らを批判しようとは毛頭思わないのだけれども、新しい生き方を求めてやってきたバンコクで、なぜこのようないかにも「昭和」チックな風景を眺めていなければならないのかと、疑問に思うことがある。
 また彼らが例えば、日本での基本給と、海外での海外手当を給付され、また、家賃が10万バーツ(約32万円)をこえるようなコンドミニアムを会社から支給されて暮らしていると聞けば、働く意欲が時に失せてしまうのである。しかし、比較から「幸せ」は何も生まれないし、何も、給料だけで人間の価値が決まるわけではないから、そういうことを考えるのはあまりよいことではないのだけれども、一般的に、バンコクで現地採用として生活する多くの日本人はこの、現地採用と駐在の格差について、あまりいい思いはしていないと思う。

・韓国語
 韓国にいた時、それから東京にいた時よりも、韓国語を利用する機会が少ないから、韓国語能力が衰えてしまうのではないかと懸念している。

・将来
 おそらく次に転職するころには、30代になっている。一体、どういうキャリアを積めるのかが想像できず、将来に対する不安は否定できない。


 タイに到着したものの、まだタイの友人はさほど多くはない。韓国に留学中に知り合ったタイ人とその家族、それから日本にいる時に知り合ったタイ人がいるから、全くいないというほどではないけれども、それでも友人は、あまりいない。
 韓国では留学で行ったから、現地の学生と知り合う機会は必然的に多かったけれども、今回は主に働くために来ているからどうだろう。タイ人の知り合いをそう簡単には、作れそうもない。まだタイ語がよく分からないから、もっともである。

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【2017.4.19】花

 4月中旬には、美しい花が咲いていた。遠くから見ると、日本の桜と見まがうような、そういう色彩である。近づいてみると、桜とは全く違うんだけれども、桜がちょうど散り始めた東京を、飛行機に乗ってやってきたから、なんだか桜を思い出してしまう。しかしこの花の名前が何なのか、気軽に尋ねられるタイの友人はまだいない。僕がこの国に馴染むことができるのだろうか。それはまだ、未知数である。
 なおこの花は、それから数日の間に全て散ってしまった。

IMG_2042【2017.4.19】アソーク駅周辺

 それでもすぐ、知り合いのつてで日本語とタイ語、韓国語とタイ語のランゲージエクスチェンジ(言語交換)の相手を見つけることはできた。言語交換とは、互いの言語を教え合うということ。つまり、日本語とタイ語であれば、日本語を教え、タイ語を教わる。韓国語とタイ語であれば、韓国語を教え、タイ語を教わるのである。
 アソーク(อโศก)駅前にあるターミナル21という商業施設で、言語交換の相手と昼食をとる。

IMG_2038【2017.4.19】ターミナル21にて

 パッタイは、露店であれば一皿50バーツ(約160円)、60バーツ(約190円)といった値段で食べられるものの、こういった商業施設の景色のよいレストランで食べれば200バーツ(約640円)だとか300バーツ(960円)といった値段はする。

IMG_2031【2017.4.19】ターミナル21にて

 味は露店のものと比べて、さほど大差はないが、商業施設内であれば、店内に冷房はきいているし、お皿に綺麗に盛り付けられているから、なんとなくラグジュアリーな感じはする。
 パッタイの盛りつけられた皿の左端に、扇のような形で盛り付けられたクリーム色のものがある。それはやや、渋みをともなった味だった。これは何かときくと、バナナの花だそうである。 このようにタイの知り合いが増えていって、タイについて知ることが少しずつ増えていけばいいと思う。


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