地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ:日本 > 福岡県

 大濠公園のスターバックスで、しばらく時間をつぶす。

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【2017.2.15】大濠公園にて

 日が沈むと、大濠公園の木々がライトアップされていた。

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 木々の奥には、博多ポートタワーが輝いているのが見えた。

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 この日の夜も、ラーメンを食べることにした。
 川端の商店街で、ラーメン屋を探す。

IMG_7401【2017.2.15】元祖ラーメン長浜家

 まず入ったのは、「元祖ラーメン長浜家」だった。
 まず券売機で、食券を買い求める。

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 注文できるものは、限られていて、至ってシンプルである。

 ラーメン(550円)
 替玉(100円)
 替肉(100円)
 瓶ビール(500円)
 酒(350円)
 焼酎(200円)

 この、7つしかない。しかし券売機には10個のボタンがあって、ラーメンと替玉と替肉は2つずつボタンがある。

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 これがたったの、550円で食べることができるというのか。さすが、福岡だ。

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 東京のとんこつラーメンとは味が異なるという印象をうける。脂分が少なく、豚骨特有の臭みもあまりなく、さっぱりとしていて、とんこつでありながら淡白で、とてもおいしい。
 こういう例え方をする日本人はあまりいないし、むしろ韓国の人に対してより有効な説明だと思いながらもあえて書くが、釜山のテジグッパ(돼지국밥)の、ご飯の代わりに、麺をいれたような、そういう食べ物だという印象を受けた。(#0462.釜山「サンドゥンイテジクッパ(쌍둥이 돼지국밥)」でテジクッパ!)
 豚骨は、対馬海峡をはさんだ福岡と釜山の、共通する食文化だ。

■元祖ラーメン長浜家
 住所 : 福岡市博多区上川端町10-242
 営業時間 : 午前10時~午前5時

 次に立ち寄ったのは、一番一竜というラーメン屋である。
 ラーメンの「はしご」をする。

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 580円のラーメンを食べる。ここも、安い。

IMG_7392【2017.2.15】一番一竜

 このお店は、おつまみや、サイドメニューも充実していたが、ラーメンだけを食べた。やはりこれも、豚骨臭くなくて食べやすかった。

■一番一竜
 住所 : 福岡市博多区上川端町10-252
 営業時間 : 午前11時から午前3時まで

 さらに近くには、一杯290円という激安ラーメンがあった。

IMG_7402【2017.2.15】博多ラーメンはかたや

 しかし、さすがにもうお腹がいっぱいで食べることはできなかった。このお店はさらには、24時間営業でもある。福岡には、朝にもラーメンを食べるという文化があるのだろうかと気になったが、その真相は分からずじまいだった。次回の福岡訪問時に、再挑戦したいと思う。
 今回は、前日に食べたものを含めて3杯の博多ラーメンを食べたが、どれも「食べやすい」豚骨ラーメンであった。東京で食べるものよりも、少なくとも僕の口にはあったし、福岡の人が東京に行ったら、東京の博多ラーメンは真の博多ラーメンではないと不満をもらしそうだと思った。


 福岡市内での用事を終え、午後は、福岡城跡を散策することにした。

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【2017.2.15】福岡城跡にて

 そこに東京の、皇居の周辺の面影をみる。

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 あるいは、市ヶ谷が飯田橋のあたりから外濠を眺めている、そういう面影をみる。

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 天気は晴れていた。

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 気温は13度ほどだったが、暖かく感じられた。

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 お濠の方へと降りてみる。

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 やはり東京の、市ヶ谷のあたりの景色と似ている。

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 こういう角度でみると、東京の九段のあたりに似ている。親近感がわく。
 反対に、東京へと上京した福岡の人は、市ヶ谷や九段に行って、故郷の面影を感じとるに違いない。

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 すでに、たくさんの花が咲いていた。

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 梅も、ほころび始めていた。

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 ただただ、平和な一日だった。

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 梅の花が香る。

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 ここにもたくさんの、外国人観光客の訪問があった。 

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 福岡はこれといって観光地といった印象はないけれども、中洲の夜景は悪くないし、福岡城跡のように日本らしさを感じることができるスポットもあるし、市内に大きなショッピングセンターがあれば、豚骨らーめんのようなグルメもあり、市街地に空港が立地するから、観光のしやすいところなんだと思う。

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 都心にこういう、気持ちのよい空間があるから、住みたくもさせる。

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 空港が市街地にあるためか、福岡市都心には高さ制限がかかっていて、あまり高さの高い建物は見られない。

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 それがゆえに、空の広さを感じられて、気持ちがよい。

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 しかし、高いところにのぼってみると、PM2.5だろか、空気の霞みを感じる。

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 しばらく、福岡市街を眺める。

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 たくさんの桜の木があって、春には非常に美しいに違いない。
 いつかは桜の咲くころに、福岡城を訪問したいものである。

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 大きな石垣の間を歩いていく。

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 散歩をするにはとても、気持ちのよいところだった。

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 福岡城をあとにする。


 福岡市内では、地下鉄の工事が進められている。
 地下鉄七隈線の、天神南駅と博多駅間の工事だ。

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【2017.2.15】地下鉄の工事現場

 日本国内での地下鉄の建設は一段落してしまったため、2017年現在で全国の公営地下鉄の工事がおこなわれている区間といえば、この区間くらいしかない。
 この地下鉄工事によって、2016年11月8日に博多駅前で大陥没が起こった。その崩落は、未明の時間帯であった上、崩落の予兆があった段階ですでに規制線が張られため、歩行者が巻き込まれるといった大惨事には至らなかったのは、幸いだった。
 3か月が経過して、崩落現場がどうなったのか見にやってきた。

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 穴は埋められていた。

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 しかし、植栽や歩道のタイルはまだ貼られていなかったため、応急処置としての状態が続いていた。

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 ただ、工事用の柵がガードレール代わりとして置かれているだけである。

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 周囲の建物は基礎が深くまで打ち込まれいたため、崩落したりすることは無かった。

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 穴に落ちることのなかったセブンイレブンは、元気に営業していた。
 「落ちなかったセブンイレブン」。ちょうど受験シーズンだったから、なんだか験担ぎにはちょうどよさそうだった。

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 博多駅前へとやってくる。
 そういえば、8年前にやってきた時には、博多阪急はなかったし、九州新幹線も全通していなかった。

IMG_7278【2017.2.15】博多駅前

 8年前に来た時よりもずいぶん、活気があるように感じられた。


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