地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: イタリア

 ミラノ・マルペンサ空港から、アリタリア-イタリア航空AZ786便の東京(成田)行きへと搭乗する。

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【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 機内はほぼ、満席だった。

IMG_1259【2017.3.20】機内から

 7割ほどが日本人旅行客で、残りの3割がヨーロッパの人たちだった。

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 座席が窓側であったため、不便だった。
 長距離のフライトでは化粧室に行きやすく、また、片足を通路に出すことができる、通路側の席をとりたいものだ。窓側の座席も、外の景色が楽しめたり、横の壁によりかかって寝ることができるという利点がないわけではないが、通路側の座席には及ばない。

IMG_1263【2017.3.20】機内から

 航空機は東へと進んでいく。

2017年3月英独仏

 標高の高い山々の斜面に、集落が見えたりする。

IMG_1266【2017.3.20】機内から

 まだ、雪がとけ残っているが、万年雪ではなさそうだ。

IMG_1270【2017.3.20】機内から

 離陸から2時間半ほどが経って、1回目の機内食が出される。

IMG_1273【2017.3.20】機内食

 イタリアらしく、チーズのたくさん入った機内食だ。
 そうしているうちに、日が暮れてくる。

IMG_1275【2017.3.20】機内から

 前の日、パリではほとんど眠れなかった。早朝にパリを出発しミラノに行き、リナーテ空港からマルペンサ空港まで乗り継いで東京行きの飛行機に搭乗するまでの間もやはり、眠ることはできなかったから、機内食を食べてからは、6時間ほどは眠っていたと思う。
 夜間、長い長いロシア上空を飛んでいく。ユーラシア大陸の果て、極東ロシアで夜明けを迎え、それから日本海を南下し、東京へと向かう。
 着陸1時間前を切ってから、2回目の機内食が出される。

IMG_1279【2017.3.21】機内食

 朝食のつもりだったのだろうが、着陸態勢に入るまで時間がなく、あわただしい機内食だった。搭乗率が100%に近く、手間取ったのだろう。
 成田空港周辺は、春の雨が降っていた。

IMG_1280【2017.3.21】機内から

 桜はまだ、咲いていないように見える。
 僕がヨーロッパにいる間に、先に咲かれてしまうのではないかと思っていたから、一安心した(笑)

IMG_1282【2017.3.21】成田空港周辺

 ロンドンは3月13日の時点でもう、だいぶ、桜が咲いていたけれども、東京は3月21日になってもまだ咲いていない。(参考 : #0931.ロンドンの桜並木)
 東京の春の訪れは、ロンドンよりも遅いようだ。

IMG_1283【2017.3.21】成田空港にて

 成田空港に着陸する。

IMG_1285【2017.3.21】飛行距離

 飛行距離はちょうど10000kmだった。

IMG_1286【2017.3.21】成田空港にて

 11泊13日という短い旅行であっても、遠くに行っていた分、故郷の地を踏むと安心する。
 ロンドン・ベルリン・パリと、イギリス、ドイツ、フランスの各首都をめぐる旅はこうして、幕を閉じた。


 ミラノ・マルペンサ空港へと到着する。

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【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 暖かい春の日だったが、靄がかっていた。

IMG_1220【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 東京(成田)行きのアリタリア航空AZ786便の離陸までまだ、4時間ほど時間がある。

IMG_1221【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 カフェで、パンとカプチーノを注文する。

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 カプチーノの泡が、こんもりとしている。

IMG_1217【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 それはチェーン店だったし、味が特別よいかと言えばそうでもなかったけれども、カプチーノの泡がたっぷりと入っていて、日本のものとは違った。パンはドイツのベルリン中央駅のカフェでドイツ人がやっていたように、カプチーノに浸しながら食べてみた。
 外には、バスが停まっている。

IMG_1224【2017.3.20】バス

 中国語が書かれている。中国の影響力は、遠くイタリアにまで及んでいる。
 チェックインはすでにパリ・オルリー空港で済ませてあったが、荷物を再度預けなくてはならないため、チェックインカウンターに立ち寄り、荷物を預けた。
 それから、搭乗ゲートへと向かう。

IMG_1229【2017.3.20】搭乗ゲート

 イタリアの空港に、韓国語、中国語、日本語がある。世界で東アジアの影響力というものは案外、強いものらしい。
 それから、出国審査を済ませる。パスポートがめくりにくかったのか、出国審査官が指先をべろりと舐めてから、パスポートをまためくったのには、辟易した。パスポートに唾液がついているではないか!

IMG_1233【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 出国エリアは、免税店ばかりであった。
 空港というよりは何かの、ブランドショップだ。

IMG_1235【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 そこに、オープンテラスではないが、そういった雰囲気をもって作られたレストランやカフェがある。

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 しかし食事は、べらぼうに高い。

IMG_1247【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 しかし小腹が空いていたし、しばらくイタリアに来ることもないと思って、食べることにした。
 
IMG_1241【2017.3.20】パン

 これだけでたったの14.1ユーロ(約1870円)もする。

IMG_1245【2017.3.20】パン

 注文すると、加熱し、出してくれた。
 どうせ空港のものだからと味には期待していなかったが、バジルは香り高く、トマトは甘みが強くて、おいしかった。イタリアは、野菜がおいしい国なのだろうか。チーズは写真を撮っている間に、固くなってしまった。パンの生地は、平凡だった。それでも、空港内でこれだけおいしいのだったら、市内ではもっとおいしいのだろうと思った。

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 マルペンサ空港にはイタリアらしく、彫刻品が置かれている。

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 何もこういった方法で、イタリアらしさを主張しなくてもよいとは思うが、面白くはあった。

IMG_1252【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 しばらく、お土産などを見物しながら、たった5時間、乗り継ぎ時間の束の間のイタリア体験を満喫する。
 しばらくすると、AZ786便の搭乗のアナウンスがかかったので、搭乗口へと移動した。


 ミラノにある二つの空港、リナーテ空港とマルペンサ空港間には連絡バスが存在する。

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【2017.3.20】連絡バス

 1日5便が存在する。

■リナーテ空港→マルペンサ空港(第1ターミナル)
 9:30 → 11:00
 11:15 → 12:25
 13:40 → 14:50
 15:30 → 17:00
 16:30 → 18:00

■マルペンサ空港(第1ターミナル)→マルペンサ空港(第2ターミナル)→リナーテ空港
 9:30 → 9:40 → 11:00
 11:15 → 11:25 → 12:25
 15:15 → 15:25 → 16:45
 18:20 → 18:30 → 19:50

 60分~90分ほどの時間を所要し、料金は13ユーロ(約1690円)だ。詳細はホームページ(http://ticketonline.malpensashuttle.it/orari.cfm)を参考されたい。

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 パリ・オルリー空港を午前7時半に離陸し、ミラノ・リナーテ空港に午前9時頃に着陸する。
 朝食のパンをリナーテ空港で買う。

IMG_1198【2017.3.20】パン

 美食大国イタリアであったはずだが、このパンはあまりおいしいとは言えなかった。
 午前9時30分にマルペンサ空港へと向かうバスに乗りこむ。

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 バスは、ミラノの都心を通らず、郊外の外郭道路を経由して、70kmほど移動する。

IMG_1206【2017.3.20】ミラノ郊外にて

 移動距離が長く、時間がかかる。
 東京・成田空港から、東京・羽田空港への移動に匹敵している。

IMG_1209【2017.3.20】ミラノ郊外にて

 それでも道のりは順調で、予定時刻よりは10分ほど早い、10時50分頃にマルペンサ空港に到着する。
 80分ほどの道のりだった。

IMG_1211【2017.3.20】マルペンサ空港にて

 マルペンサ空港は、東京の成田空港のようにひどく都心から離れた郊外にある。
 リナーテ空港・マルペンサ空港間の乗り継ぎは、あまり便利とは言えないだろう。最低でも、4時間ほどの乗り継ぎ時間がないと、乗り継ぎが不可能であると思われる。


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