地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ:日本 > 東京都

 ついに人生二度目のヨーロッパ旅行にやってくる日がやってきた。約半年ぶりのヨーロッパである。機内で十分に寝たいと思って、前の夜はあえて、ほとんど寝ずに過ごしたから、眠たかった。

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【2017.3.9】東京駅にて

 まだ寒さはいくらか残るけれども、麗らかな、春の日だった。

IMG_7478【2017.3.9】東京駅にて

 半蔵門線三越前駅で下車して、「東京シャトル」の1000円バスで成田空港へと向かう。

IMG_7481【2017.3.9】隅田川

 やはり成田空港へ遠い。

IMG_7482【2017.3.9】成田空港周辺

 自宅から2時間以上かかる。
 それでも、いつもよりは早く到着することができた。

IMG_7484【2017.3.9】成田空港にて

 アリタリア航空のカウンターで、チェックインをおこなう。
 大学生の、卒業旅行とみられるグループがたくさんいて、なんだか楽しそうだった。全体としては、ヨーロッパの人よりも日本人の方が多そうだった。

IMG_7490【2017.3.9】アリタリア航空

 成田空港の展望デッキに行くと、アリタリア航空の機体が二つ並んでいた。
 片方がミラノ行きで、片方がローマ行きである。両機体は大体、30分ほどの差で離陸して、イタリアへと向かう。

2017年3月英独仏

 エコノミークラスでの、12時間50分の旅が始まる。

20170309東京・ローマ


 12時間50分とは、今まで経験したフライトの中で最も長いフライトになる。
 かつて経験したフライトの中で最も長かったのは、韓国・ソウルからフランス・パリまでのフライトで、12時間25分のフライトだった。飛行機は定刻の、14時10分には離陸した。
 座席はせまく、まるでLCCのようであって、なかなかの苦行だと思う。機内には日本人のフライトアテンダントもいて、日本語が通じる。
 ちょうど隣には、日本の大学生で、春休みにイタリアに旅行をしに行くという男子2人組が乗っていた。そのうちの一人は、初めて海外旅行に行くという。初めての海外旅行でいきなり、イタリアに行くとは、なかなか勇気がある(笑)

IMG_7491【2017.3.9】機内食

 離陸から2時間ほどして、一回目の機内食が出てきた。イタリアンか和食が選べたが、せっかくのイタリアン航空だからイタリアンを選択した。イタリアンの方が人気が高いらしく、ちょうど僕のところで、イタリアンの在庫がなくなってしまった。
 隣の男子大学生2人組も、イタリアンと英語で伝えていたが、イタリアンが切れたため、男性乗務員が「申し訳ありません。在庫がなくなってしまったので、和食になります」と英語で言いながら、和食を配っていった。その英語が聞き取れなかったらしく、男子大学生2人は「イタリアンって言ったのに、和食がでてきた。さすがイタリアンジョーク!」とか言いながら、わいわいやっていたのは、いかにも大学生の旅行らしくて微笑ましかった(笑)
 それから、男子大学生たちは、パン(なぜか和食にもパンはついている)を食べながら、「これはうまい。さすが、イタリアのパンだ、感動だ。これが食べられたから、イタリアンじゃなくて和食でよかった」と、言いあっていたんだけれども、日本発の便だから、機内食は日本で生産されたもののはずだ。日本のパンをイタリアのパンだと思って感動している大学生たちもやはり、微笑ましかった(笑)
 僕も大学生の時、友人たちと韓国や台湾へ旅行へ行ったことがある。初めて飛行機に乗る友人に対して「離陸時は息を止めるんだよ」とか言って、ふざけていた覚えがある(笑)
 それから機内では、シン・ゴジラなどの映画を見ていたけれども、あまり面白くはなかった。

IMG_7496【2017.3.9】軽食

 離陸から7時間半が経って、2回目の機内食が出された。ひたすら、ロシアの上空を飛んでいた。太陽を追うようにずっと、西へと進んでいるから、なかなか日が沈まない。

IMG_7498【2017.3.9】軽食

 ロシアを抜けて、ベラルーシ、ポーランド、スロバキアへと移動していく。
 離陸後11時間50分後、ローマまであと1時間という時点になってから機内食が出された。この時点になってようやく、日が沈んだ。本当に長い一日だった。この日は僕にとって、22時間ほど日が出ていたのだから。

IMG_7499【2017.3.9】機内食

 ここで、チョコレートケーキが出たのだが、隣の大学生たちが「イタリアン航空なのに羊羹でてきちゃったよ!羊羹!」とまた、わいわいしているので、微笑ましかった。
 また大学生時代に戻って、旅行でもしたいものである(笑)
 前日、ほとんど睡眠の時間をとらずに搭乗した飛行機ではあるが、あまり睡眠をとることはできなかった。
 定刻から少し遅れて、ローマ空港に到着した。たくさんの乗客が、それから、乗り継ぐことになっていて、特にベネチア行きの飛行機に関しては離陸の時間がせまっていたから、機内はやや慌ただしかった。ロンドン行きの乗り継ぎについては、まだ時間に余裕があって、1時間少し、空港で待てばよさそうだった。


 在東京タイ王国大使館でビザを申請する。
 ノンイミグラントBのビザを申請するが、まず、以下の書類を用意する。

1.ビザ申請書2部
2.招聘状(2部, 在東京タイ王国大使館宛て)
3.(タイ側の会社の)登記簿謄本
4.(タイ側の会社の)株主名簿
5.(タイ側の会社の)定款
6.雇用契約書
7.WP3(トートー3、Tor Thor 3)とは、タイ労働省雇用局が発行する「労働許可証の事前審査受理書」
8.履歴書(タイ大使館が定める様式のもの)
9.保証状(家族などの、日本の保証人のサイン)
10.保証人のパスポート複写

 1から9については、タイ側の雇用主から送られてきたもので、申請書への顔写真の添付と、ビザ申請書、履歴書、雇用契約書に自らのサインをし、保証状に保証人のサインをした上、保証人のパスポートの複写を添えて申請書類とする。
 それから、申請前に、在東京タイ王国大使館のビザオンライン事前予約システム(VABO)によって、申請の予約をする。インターネット上で予約をしないと、大使館の中にいれてもらえない。
 申請を希望する日の30日前から予約は可能だが、この予約はできるだけ、早くおこなったほうがよい。

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 例えば、4月3日の時点で申請しようとするとすでに、4月4日から4月11日までは満員となっている。

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 4月12日の午前9時から午前10時の間まで、予約を入れることができなくなっている。
 大使館の次の開館日の午後にビザは受け取ることができるが、4月13日からソンクラーン休暇に入るため、5月17日までビザを受け取れないということになる。
 つまり4月3日の時点で予約しようとしていたら、2週間後までビザをうけとることができない。
 申請すると、eメールで仮領収書が送られる。

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 このeメールを印刷して、大使館の守衛に見せることで、大使館に入ることができる。
 4月5日の午前10時から午前11時半に申請することになったが、もし遅刻してしまったり、書類の不備があったら、またインターネット上で予約して、ビザの申請をやり直さなくてはならなくなることが心配だった。そうすると、近日の受付枠が満員であることから、4月17日までビザをうけとることができなくなる、つまり、タイへ向けての出国日(4月13日)までのビザをうけとることができなってしまう。それは、大きな問題である。

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【2017.4.5】タイ大使館

 タイ大使館は、目黒駅から徒歩8分ほどの距離にある。
 結果的にいえば、申請書類に不備はなかった。たくさんの人がいて、大使館に到着してから1時間ほど待機しなくてはならなかったし、待機中、書類の不備を指摘されている人が少なくなかったので、内心、ハラハラドキドキとしていたのだが、すぐに書類をうけとってくれた。
 手数料はビザの種類によって異なる。
 大使館内に募金箱があったり、大使館員が大使館にやって来た子どもと遊んだりしている様子は、いかにもタイといった印象を受けた。大使館員はタイ人だったが、日本語がとても流暢で、仕事の処理は速かった。

IMG_1629【2017.4.5】在東京タイ大使館周辺

 タイ大使館の周辺の電信柱には、タイ語の書かれた広告などがある。

IMG_1632【2017.4.5】在東京タイ大使館周辺

 大体が、ビザの取得や翻訳に関するものだった。

IMG_1633【2017.4.5】在東京タイ大使館

 この日まで、4月中旬からバンコクで働くという実感はちっともなかったのだけれども、大使館に行くことで急に実感が湧き始めて、妙な気分だった。


 以前から、新大久保に気になるお店があった。
 それは、「小魏鴨脖」というお店である。

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【2017.4.1】小魏鴨脖店

 簡体字の店名にしろ、そのけばけばしいネオンサインにしろ、見るからに「中国大陸」といった外観なのだ。
 新大久保といえばコリアタウンとして有名ではあるけれども、実質的には多国籍的な街なのである。特に、新大久保駅の西側は、中国系、ベトナム等東南アジア系、ネパール系、イスラム系などが集まり、その様相が強い。つまり、新大久保は必ずしも、韓国料理だけを食べにいけばいい街ではないのである(笑)
 新大久保というのは、たくさんの語学学校や専門学校が立地しているし、新宿や歌舞伎町から近く、繁華街で夜遅くまで働いても歩いて帰ってくることができることから、外国人が集積しやすい。
 店内へと入るが、日本語はあまり通じなかった。

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 日本語で話しかけると、店員同士が中国語で、「あれは日本語でなんて言うんだっけ」ということを話し始めるという、そういう状態だった。来日間もない状態で日本語もままならないが、とりあえず、バイト代はほしいといった留学生はこういうところで働くのだろう。

IMG_1333【2017.4.1】米線

 鴨料理のお店ではあるが、米線を食べに来たのだった。
 注文は中国語でするしかなかったが、メニューを指さすだけでも注文はできそうだったから、中国語が分からなくてもこれといって問題はなさそうだったし、店員たちは「日本人のお客さんが来るとは面白い」といった、陽気な対応をしてくれたから、それはよかった。

IMG_1328【2017.4.1】店内にて

 前の年に雲南省麗江で食べた米線の味をもう一度、体験したいと思ってやってきたのだった。
(#0314.麗江古城の生気溢れる朝の景色)

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 以前、雲南省麗江で食べたものと似て、ぐつぐつと沸騰しているものが出てきた。

IMG_1322【2017.4.1】米線

 その香辛料の匂いからして、まさに中国大陸のそれそのものだった。

IMG_1326【2017.4.1】米線

 東京23区の950万人の人口のうち、40万人が外国人という時代にあって、東京もずいぶんと多国籍な、それも、日本人の口に合わせた味ではない、東京に在住する外国人のための本場そのものの味を提供する食堂が増えたように思う。
 店内は中国人しかいなかった。どんなにおしゃれな服を着ていても、この辛い米線を一生懸命にすすっていたから、この東京という見栄をはらなくては生きていけない大都会にやってきても、やはり故郷の味は忘れられないものなのだと思った。
 僕はとてもおいしいと思ったし、また食べにいきたいと思うが、日本人全員の口に合うかどうかは自信を持って言えない。また、何人かの客は、メニューには書いてなかったものを注文して、食べていたように見えた。一体それがどういう仕組みになっているのか、よく分からなかった。いや、ただ、僕がメニューを見落としだだけかもしれないが。

IMG_1338【2017.4.1】新大久保にて

 新大久保で、本場中国を味わえる。
 東京のど真ん中で熱々の米線が食べられるとは。また、行きたいものである。

■小魏鴨脖店
 住所 : 東京都新宿区百人町1-17-9
 24時間営業


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