地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: タイ

 バンコクは200以上のラーメン店がひしめくと言われる、ラーメン激戦区である。
 タイ人向けのいくつかのチェーン店を除けば、大体のはラーメンを一杯200バーツ(約670円)~300バーツ(約1000円)ほどで提供するが、東京とさほど変わらない。カオマンガイが一皿50バーツ(約170円)ほどで食べられるバンコクでは、やや高い。
 そのようなバンコクで、ラーメンを良心的な価格で提供しているのが、「七星(ななせ)」だ。

IMG_4759
【2017.10.10】外観

 もともと、千葉県に本店があるラーメン屋だという。
 バンコク市内では、プロンポン、トンロー、エカマイなど市内に複数の店舗を持つが、今回はBTSトンロー駅前の店舗を訪れた。

IMG_4741【2017.10.10】七星にて

 鶏白湯ラーメンが、看板メニューだ。

IMG_4744【2017.10.10】七星にて

 あたかも屋台のラーメンを食べるかのような雰囲気があって、面白い。
 店内に、屋台のようなブースがある構造の食堂はバンコクには普遍的だが、それがラーメン店となるとめずらしい。

IMG_4746【2017.10.10】七星にて

 屋台や、ローカルの食堂のテーブルには必ず置いてあるような調味料がきちんと置かれている。
 「我々は日系のラーメン店だ」と高級ぶるようすがなく、むしろ、タイに馴染もうとしているようすがうかがえて好感が持てる。

IMG_4748【2017.10.10】七星にて

 メニューは80バーツ(約270円)ほどからと、極めて庶民的である。
 日系のラーメン店の3分の1ほどの価格でラーメンを提供することに成功している。

IMG_4749【2017.10.10】七星にて

 トッピングをもりだくさんにすると、140バーツ(約470円)ほどになる。

IMG_4750【2017.10.10】七星にて

 替え玉もある。

IMG_4751【2017.10.10】七星にて

 ごはんは、29バーツ(約100円)でおかわり自由だ。

IMG_4754【2017.10.10】七星にて

 トッピングが盛りだくさんの、鶏そばスペシャルを注文する。
 深夜に訪れて、スープが煮詰まっていたのかやや塩辛かったが、食べごたえがある。鶏団子はおそらくタイのものを使用しているのだが、よく似合っていて、タイと日本がフュージョンしている。
 
IMG_4758【2017.10.10】七星にて

 ご飯はおかわり自由だが、結局、1回しかおかわりをしなかった。
 タイ人に受け入れられるよう努力をしているようすが十分に感じられたが、店内には日本人のすがたが多かった。タイと日本のフュージョンは、日本人にも受けいれられている。

----------

 ところで、深夜、日付の変わるころになっても、白のワイシャツに長ズボン、革靴のスタイルで外を歩き回っているのは、大体、日本人である。ワイシャツは長袖の人もいれば半袖の人もいるが、いずれにしろ、熱帯のバンコクで、いかにも汗くさそうなビジネスマンスタイルで、深夜まで外を歩き回らなければならないのだろうか、そう思う。彼らの会話を盗み聞きしていると、話題は大体、仕事に関することである。日本人はどれだけ、ワーカーホリック(仕事中毒)なのだろう。
 思えば僕はバンコクで働いてはいるものの、バンコクでは証明写真の撮影とワーキングパーミットの取得に関する手続きの時を除いては、スーツはおろかワイシャツも着たことがないとふと、思った。もともと、東京での就職をめざさなかった理由のひとつとして、スーツに身を固めて電車で通勤することが体力的にも、精神的にも不可能に感じられたということがあったから、その点については思い通りではあるのだが。


 なんと、eatigo(https://eatigo.com/home/th/en/)というレストラン予約サイトを利用すると、最大50%の割引価格でバンコクのグルメを楽しめる。

2017-11-04_05h13_13

 予約したいレストランを検索し、日にちを入力すると、時間帯別の割引率が表示される。

2017-10-20_00h36_01

 スクンビット24(สุขุมวิท 24)にある、「Marriott Executive Apartments - Sukhumvit Park」の「Bistro M」というビュッフェを、10月20日で検索すると、正午からの予約で「50%割引」が表示される。
 氏名を入力して、予約をする。予約は無料であり、キャンセルも無料だ。

2017-10-20_00h34_44

 割引が適用されるための条件としては、予約した時刻から30分以内に到着し、職員にeatigoで予約をした件を伝えることになる。

2017-10-20_00h33_44

 通常は700バーツ(約2330円)のランチビュッフェが、50%割引が適用されて350バーツ(約1170円)になる。

2017-10-20_00h36_23

 ウェブサイトで予約を完了すると、メールアドレスに予約を完了したとのメッセージが送信される。
 当日から、30日先までの予約が可能である。

----------

 前日に予約を済ませ、当日、ちょうど12時に、タイ人の友人とランチビュッフェへと向かう。
 その友人はかつて韓国に住んでいたことから韓国語が話せ、韓国語で話す。

IMG_4762【2017.10.20】ビュッフェにて

 職員にeatigoで予約したことを伝えると、予約者名簿をチェックしてから中へと通された。
 ランチビュッフェ一番乗りだったらしく、他に客はいなかったが、しばらくすると賑わった。

IMG_4761【2017.10.20】ビュッフェにて

 初めのうちは、50%割引というのが信じられなくて、ふたりとも興奮していたが、食べるにつれ、味の評価としては「正規料金の700バーツ(約2330円)を払って、食べにくるほどのものではない」ということに意見は収束した。
 さまざまなメニューをお腹いっぱい食べられたし、職員も親切で快適だったのだけれども、このビュッフェをまた利用するかは分からない。50%割引をしても、もうかる、それくらいの水準のビュッフェだったと思う。だからこそ、割引クーポンを出せるのだろう。
 もしかしたらeatigoに掲載されているレストランには、50%割引をしてやっと適正な価格水準になる、そういうぼったくりの傾向があるレストランが少なくないかもしれない。それでも、50%割引というのはインパクトがあるし、話題にはなるから、試してみるのがよいと思う。
 ちなみにバンコク以外では、パタヤ、シンガポールク、アラルンプール、香港、マニラ、それからインドの二都市で利用ができる。

2017-11-04_05h14_21

 ちなみに、インドのプネー(Pune)という都市とは聞きなれないが、同国で8番目に大きな都市で、インドにおける教育、研究の中心地で、生活水準が高く治安もよいところだそうだ。


 バンコクには日本人向けの日本語のフリーペーパーがいくつかあって、在タイ日本人社会について知るにはよい資料になる。
 ある日、プロンポン周辺に住んでいる在タイ日本人なら誰でも知っている日系スーパー「Fuji Super」に積み上げられていたフリーペーパーの一面に、以下のような記事が掲載されていた。

バンコクの日本人によるヘイトスピーチ

タイでも嫌われる嘘つき韓国人
遺跡を汚して「ジャパニーズ!」 粗悪品フライパンで大儲け!

 たしかにタイで、ある韓国人が粗悪なフライパンをタイの消費者に売りつけ、顰蹙を買い、販売元が行方をくらますという事件は起こったという。
 しかし、それに関して、「韓国人はみな嘘つきだ」という言い方をするのはヘイトスピーチに異ならない。ある人が嘘つきであるかどうかは個人の問題であって、出身国による問題ではないのだ。

・宗主国の中国からも見捨てられて行き場のない韓国
・泥船から逃げ出すネズミのように東南アジアにも押し寄せてきている
・行き先々で歓迎されることはない
・韓国人の薄汚さ
・常に「嘘」を重ねてきた国民性

 このようなフリーペーパーが大量に印刷され、日系スーパーに平積みされているという状況はなんとも、情けない。
 彼らは、タイという外国に住んでいても、「国籍」や「出身国」といった属性で人を判断することが愚かなことだということに気付くことができないらしい。
 すべての在タイ日本人がそうだとは言わないが、在タイ日本人社会に失望する、ひとつの事件であった。こういったヘイトスピーチが掲載されるフリーペーパーが発行されていること、そういったフリーペーパーの配布をスーパーが許していることは事実なのである。
 韓国で3年半、留学生活を送り、韓国の人々にはたくさん助けられた。そして現在、タイでは、タイの人々に助けられている。「国籍」や「出身国」という属性を超越して、一個人として尊重し、懇意にしてくれる隣人に、大変申し訳なく思う。


↑このページのトップヘ