地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: タイ

 タイ旅行4日目の朝は、晴れ上がる。気温もそれほど高くなく、空気もさらっとしている。チェンラーイ(เชียงราย)は雨季の朝でも、そういう天気に恵まれることがあるようだ。

IMG_1252
【2016.7.9】チェンラーイの朝

 陽の光が強いことを除けば、真夏の東京の朝よりもずっと過ごしやすいのではないだろうか。
 ゲストハウスではパンなどの簡単な軽食が提供されるとのことだったのだが、寝坊したからかもうバナナしか残っていなかった。

IMG_1256【2016.7.9】バナナ

 タイ産のバナナだろうか。太くて、もっちりとしている。バナナも地域ごとに、形、味、すべて異なる。日本はバナナを93%~94%をフィリピンから、それから4%~5%をエクアドルから輸入しているという。つまり、フィリピン産、エクアドル産以外のバナナは旅行に行かない限り、ほとんどお目にかかれない。
 宿の周りを散策する。チェンラーイの第一バスターミナル(Terminal 1)の近くにあり、たくさんのゲストハウスが立ち並んでいる。僕の泊まったゲストハウスはダブルベッドの部屋で1泊600バーツ(約1800円)であったが、1か月の宿泊でも約5万強ということで、長く滞在するのにも負担にならないし、そうやって休暇を過ごす外国人が少なからずいるようだった。

IMG_1258【2016.7.9】チェンラーイにて

 宿の周りを歩いてみる。 
 まっすぐ歩いていると、お寺と何か、ハングルが見える。

IMG_1265【2016.7.9】チェンラーイにて

 한국인의 집
 서울식당

 韓国人の家
 ソウル食堂

 韓国料理でも食べようかと思ったけれども、朝は営業をしていないようだった。
 チェンラーイ市街地の南側にあるショッピングセンター、セントラルプラザチェンラーイ(CentralPlaza Chiang Rai)へと向かった。タイ最北部一帯では最も大きな、ショッピングセンターのようだった。

IMG_1274【2016.7.9】カオソーイ(ข้าวซอย)

 もう午前11時を回っていたので、朝食というよりはブランチである。カオソーイ(ข้าวซอย)といういわば、カレーラメンを食べる。一杯45バーツ(約135円)で、卵を追加すると50バーツ(約150円)になる。チェンラーイ空港で食べたものは値段の割にさほどおいしくなかったから、次こそ、期待される。(#0384.チェンラーイ空港からメーサーイ(แม่สาย)へと向かう)

IMG_1277【2016.7.9】カオソーイ(ข้าวซอย)

 高菜やキャベツ、もやしは自由に入れ放題なのがとても嬉しい。それらをこんもりと盛ると、なんだか日本のラーメンとあまり相違ないすがたになる。
 味は、スープはとてもおいしいし、卵も絶妙な柔らかさで、よい。野菜を載せ放題というのも、僕の心をつかんだんだけれども、前回食べたときと同じように、麺はあまり気に入らない。カオソーイ(ข้าวซอย)というのは麺というよりは、スープで勝負をする料理なのだろう。麺自体はどこかで買ったものをそのまま使っているだけで、何か特別なこだわりがあるようには感じられなかった。

----------

 ジューススタンドでジュースを飲む。陳列されている果物の中から最大3種類はまで選んで、ミックスジュースにしてもらうことができる。僕は、マンゴーとオレンジを選んだ。 

IMG_1278【2016.7.9】ジュース

 そういえば僕の買ったタイ語の学習書では巻頭に、果物の名前がたくさん出てきていた。一体これを覚えて、何の意味になるんだろうと思っていたのだが、タイにやってきてみて、マンゴー(มะม่วง)だとかオレンジ(ส้ม)だとかパパイヤ(มะละกอ)だとかメロン(แคนตาลูป)だとかスイカ(แตงโม)だとかパイナップル(สับปะรด)といった果物の名前をタイ語で言えることが、案外、役に立つことであることをここで気付いた。
 それから、カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)を買いに行く。

IMG_1279【2016.7.9】カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)

 1年前の5月にバンコクで初めて食べて感動して、それから日本で何回か食べたのがタイの味にはかなわなかったので、ぜひ、タイで食べたいと思っていたものだ。(#0008.カオニャオ・マムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)の奇蹟)

IMG_1291【2016.7.9】カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)

 ココナッツをかけて食べる。

IMG_1293
【2016.7.9】カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)

 しかし、あの時ほどの感動はなかった。
 もち米が味濃く炊かれている。塩気すらする。それからマンゴーは酸味がやや弱く、甘いココナッツミルク、甘いマンゴー、甘いもち米の「甘い」の三拍子はあの時ほどの感動をもたらさなかった。
 それにしてすべて食べたから、お腹がいっぱいになった。

2016年7月 タイ北部6泊7日
前の旅行記:#0404.チェンラーイで本場のトムカーカイ(ต้มข่าไก่)を食らう
次の旅行記:#0406.ワット・ロンクン(วัดร่องขุ่น) - 白亜の寺院



 チェンラーイ県の県庁所在地、チェンラーイ(เชียงราย)に到着する。

タイ6泊7日

 人口約23万人の都市で、タイ最北部観光の拠点となる都市でもある。
 バーンワラボルディー(Baan Warabordee, บ้านวราบดี)というゲストハウスの、ダブルルームに泊まる。部屋は広めで、温かいシャワーの水もしっかりでるため、600バーツ(約1800円)にしては施設がよいのだが、問題は、中庭に鯉のおよぐ可愛らしい池があることだった。そこが蚊の発生源となっていて、1階の部屋を割り当てられた僕は散々だった。1階を割り当てられるようなら、あまりおすすめはしない。(蚊に悩まされたため、結局、2泊目には宿を別のところに移した)

----------

 夕食は、知人経由で知り合った、チェンラーイに住むという日本人たちと食べることになった。
 タイで食べたかった、トムカーカイ(ต้มข่าไก่, 鶏肉と生姜のココナッツスープ)をついに口にする。

IMG_1239
【2016.7.8】トムカーカイ

 新宿で初めて接してから、本物のタイの味が食べたくて仕方なかったのだが、さっそく願いが叶った。(#0378.新宿でおいしいトムカーカイ(ต้มข่าไก่)に出会う)

IMG_1243【2016.7.8】トムカーカイ

 味は日本で食べたものほど濃くなく、わざわざ白米と合わせて食べなくてもよさそうな、さっぱりとした味だった。適切な酸味と、適切な辛味はの組み合わせさすがタイ料理だと思う。ぷりぷりとした鶏肉が惜しみなく入っている点も、とても嬉しい。

IMG_1242【2016.7.8】チャーハン

 タイ式チャーハンを食べる。

IMG_1248【2016.7.8】海老の何か…

 それから、これはなんだっけ。海老の何かだが、タイ語のよく分からない僕はすべてを知人任せにしていたので、学習しないのである。タイ語のメニューしか置かれていない食堂やレストランでも、食べたいメニューを注文できるくらいのタイ語能力を次の旅行時までには身につけたい。

IMG_1249
【2016.7.8】フライドポテト

 タイのビール、シンハー・ビールに氷を入れて飲む。ある程度、コップの中のビールが減るとウェイターやがってきて、氷を入れて、ビールを足してくれる。タイではビールを最後まで冷えた状態で飲むことができる。僕はあまり濃いめのビールは好きではないから、この飲み方は好きだ(笑)
 ところで話を聞いていると、チェンラーイにはずいぶん、多くの日本人が住んでいるようだった。バンコクは都市で物価が高く、第二の都市、チェンマイも徐々に都市化が進み物価が高くなってきている。そのため、日本人のロングステイや海外移住の波は、チェンラーイの方へと押し寄せていて、日本人会もあるという。タイは本当に、日本人が国の隅々にまで浸透している、そういう国のようだ。
 なお、 お店の名前はHUG Chiang Rai(ฮักเจียงฮาย)で、営業時間は午後5時から深夜12時までだ。チェンラーイでおいしいタイ料理と、シンハー・ビールを飲みたかったらぜひ。

2016年7月 タイ北部6泊7日
前の旅行記:#0403.チェンラーイ「ポーンプラバート温泉」 - 硫黄泉と温泉卵でくつろぐ
次の旅行記:#0405.チェンラーイで昼から食いだおれ



 チェンラーイ(เชียงราย)の市中心部から約10kmほどの位置にある、ポーンプラバート温泉(น้ำพุร้อนโป่งพระบาท)へと向かう。チェンラーイ周辺には、いくつかの温泉があるそうなのだが、そのうちの一つだ。

IMG_1203
【2016.7.8】ポンプラバート温泉へと向かう

 恐竜のマスコットがあるところがポンプラバート温泉だ。

IMG_1226【2016.7.8】ポンプラバート温泉

 あの三角屋根の建物が温泉の建物だが、まず建物の周辺を見てみる。

IMG_1206【2016.7.8】ポンプラバート温泉

 スイミングプールだろうか。
 ポンプラバート温泉は田園地帯にある。

IMG_1207【2016.7.8】噴水

 噴水はお湯で、触ってみるとなかなか熱い。硫黄の臭いがぷんと、鼻をつく。

IMG_1208【2016.7.8】足湯

 となりには無料の足湯があり、市民が集まっている。足湯だけではなく、WiFiも無料だ。
 さて、ポンプラバート温泉に入る。タイで温泉に入るのは、これが初めてだ。海外の温泉も、韓国、トルコ、グルジア、台湾、中国に次いで6か国目になる。

IMG_1225
【2016.7.8】ポンプラート温泉

 料金は2016年7月の時点で、
 
 1個室1人利用 - 50バーツ(約150円)
 1個室2人利用 - 80バーツ(約240円)
 1個室3人利用 - 120バーツ(約360円)

 となっていてとても安い。
 貸しバスタオルと石鹸・シャンプーのセットは20バーツ(約60円)だ。番台では日本でもおなじみの、へちまたわしを売っている。温泉のある国は少なからずどこも似たような文化が発達するのだろうか。

IMG_1219

【2016.7.8】へちまたわし

 個室へと入る。

IMG_1210【2016.7.8】ポンプラバート温泉にて

 もともと水がためられている。そこに、熱い温泉のお湯を注ぎながら、温度を上げていく。そして、ちょうどいいところでお湯を入れるのをやめる。それが、タイ式の温泉のようだ。

IMG_1213【2016.7.8】ポンプラバート温泉にて

 硫黄の単純泉でさらさらとしている。浴槽はなかなか深くて、この深さはなかなか日本でも味わえない。深い浴槽というのも、気持ちがよい(笑)ただ深いが大きさは小さめなので、大人2人ですら狭いと思うし、大人3人となると狭すぎると思う。
 熱帯の国でも温泉は気持ちのよいものだ。一日の間かいた汗を、流しきることができる。となりの個室には親子が入っているようだった。子どもが数字を数える声が聞こえてきた。日本でもよくある、あと何秒数えたら出ようかというたぐいのものだったかもしれない。ところで耳を澄ませてみると、「イー、アール、サン…」と聞こえてくる。中国語じゃないか。華僑なのだろうか。
 30分ほどつかってから、外へと出る。特に、制限時間といったものはないようで、料金を払えばいつまでも入っていられそうだった。

IMG_1218【2016.7.8】ポンプラバート温泉にて

 温泉卵があるではないか。一皿、20バーツ(約60円)だ。

IMG_1221【2016.7.8】ポンプラバート温泉にて

 それにしても、タイにも温泉卵があるとは知らなかった。
 どこで温泉卵を作っていたのだろう。

IMG_1223
【2016.7.8】醤油

 温泉卵には少しの醤油をかけて食べる。タイの温泉卵は日本とまったく同じ食べ方をする。黄身がなかなか絶妙な柔らかさで固まっていて、とてもおいしい。 温泉卵を食べていると、髪が自然と乾いていく
 さきほど行った茶畑(#0402.翠峰茶園(ชาฉุยฟง) - タイ北部にある茶畑の絶景)に抹茶ラテ、それからポンプラバート温泉に、温泉卵。茶畑に温泉、これでは日本と変わらないではないか。タイをこのように楽しむことができるとは僕は知らなかった。タイと日本は、地理的に近い国とはいいがたいが、文化的に共有するものは少なくないということに気付いた。

■ポンプラバート温泉
 ・チェンラーイ市街から約10km
 ・チェンラーイ市街からソンテオでバンドゥ市場(Ban Du Market, ตลาดสดบ้านดู่)まで行き、そこから3km
 ・サイクリングの途中などに立ち寄るのがよさそうな立地である

2016年7月 タイ北部6泊7日
前の旅行記:#0402.翠峰茶園(ชาฉุยฟง) - タイ北部にある茶畑の絶景
次の旅行記:#0404.チェンラーイで本場のトムカーカイ(ต้มข่าไก่)を食らう



↑このページのトップヘ