地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: タイ

 ドンムアン空港では24時間、荷物を預けたり、また、受け取ることが可能だ。
 1階の到着ロビーと、3階の出発ロビーに「Left Baggage」と書いてあるカウンターがある。1階のカウンターは午前8時から午後8時までの対応であるのに対し、3階のカウンターは24時間対応している。
 1階のカウンターで荷物を預けてしまっても、3階のカウンターに行けば対応してもらえるため、1階のカウンターに荷物を預けたとしていつの時間にも受け取りが可能である。

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【2016.12.26】ドンムアン空港にて

 手荷物を預ける際にはまず、空港内のチェックインカウンター付近にあるX線検査機を通し、「security checked」のタグを貼ってもらわなくてはならない。
 それから窓口に行き、パスポートなどの身分証を提示し、氏名や受け取りにくるおおよそ時間など、申請書に記入すべき事項について記入してから荷物を預けると、紙の交換証を発行される。これは、荷物の引き取りの際に必要になるから、大切に保管しておく。
 料金は、初めの24時間までが75バーツ(約240円)である。24時間を超えると、38バーツが加算され、それから12時間ごとに38バーツが加算される。

 24時間まで - 75バーツ
 24時間~36時間 - 113バーツ
 36時間~48時間 - 151バーツ
 48時間~60時間 - 189バーツ
 60時間~72時間 - 227バーツ
 ...
 90日 - 6839バーツ(約21885円)
 180日 - 20339バーツ(約60585円)

 預け期間が3か月(90日)を超えると、1日あたり150バーツ(約480円)に増額する。6ヶ月(180日)の間、引き取りがない場合には、職員によって処分される。
 料金は後払いで、バーツの現金払いのみ受け付けている。
 日付を跨いで預けても、あまり高くならないことから、大きな手荷物はドンムアン空港に預けておいて、ドンムアン空港からLCCに乗りタイ国内の他の地域や、タイの周辺諸国に数日間、旅行することも可能だろう。LCCは手荷物を預けるのに別途料金をとるから、不必要な荷物は持ち運ばず、ドンムアン空港に預けてしまう方が旅費の節約にもなり得る。

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 僕は、荷物を早朝に預け、午後10時過ぎにとりに来ることにした。それから、ドンムアン空港にあるMagic Food Pointで朝食をとる。
 (参考 : #0382.ドンムアン空港の格安食堂「Magic Food Point」で食事をとる)

IMG_4269【2016.12.26】カオマンガイ

 以前、カメラの前でポーズをとってくれた女性がその日の朝も働いていたのだが、僕のすがたをみてもすでに忘れているようだった(笑)
 (#0423.旅の終わりのマジックフードポイント)

IMG_4271【2016.12.26】カオマンガイ

 ところで、配膳台の近くをゴキブリが歩いているのを目撃してしまった。
 虫の出やすい熱帯だから、仕方ないのだろうか(笑) 


 ウドンターニー駅へと向かう。

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【2016.12.25】ウドンターニー駅にて

 まず、ウドンターニーで同行していた台湾人バックパッカーがラオス方面に行くのを、見送る。

IMG_4229【2016.12.25】ウドンターニー駅にて

 あまり価値観が合わなかったから、今後、彼と旅行をすることは無いように思う(笑)

IMG_4234【2016.12.25】ウドンターニー駅にて

 彼が列車に乗りこみ、一人になる。

IMG_4240【2016.12.25】ウドンターニー駅にて

 こういう時は、やはり一人旅が気楽だと思う。
 食事の好み、金銭感覚、価値観が合わないことでフラストレーションを抱えながら旅行をするくらいなら、やはり一人旅が気楽だと思う。

IMG_4242【2016.12.25】ウドンターニー駅前

 僕が乗る、バンコク行きの夜行列車は午後7時59分に出発するからまだ、しばし、時間がある。本当はシャワーを浴びていきたかったのだけれども、シャワーを浴びられるところを見つけられなかったから、諦めて、カフェで時間をつぶす。

IMG_4250【2016.12.25】カフェにて

 屋台で、カオニャオ・マムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)を買って、夜の軽食とする。

ウドンターニー・バンコク

 寝台列車は、定刻通りにやってくる。

201612タイ・ラオス

 ここから、9時間をかけて、バンコクへと向かう。
 これは、2等車だ。

IMG_4257【2016.12.25】夜行列車にて

 夜行列車は冷房がきいていて、清潔だった。

IMG_4254【2016.12.25】水

 指定された座席にはすでに、水が置かれていた。バンコク駅がデザインされている。
 用意周到だ。

IMG_4261【2016.12.25】座席にて

 座席には、充電用のコンセントがついているが、全ての国の形のコンセントに対応している。
 しばらくすると乗務員がやってきて、ベッドをセットしてくれた。

IMG_4262【2016.12.25】ベッド

 ベッドには、上段のベッドと下段のベッドがあって、値段が異なる。ウドンターニーからバンコクまでは、2等車下段を利用した。下段の方が高い。上段は、下段と比較すると、のぼることが面倒である上、窓はなく、天井の高さも低いことから、下段より環境は悪い。
 寝台車には食堂車が備わって、飲み物や軽食が注文できる。軽食は、冷凍食品をレンジでチンして出しているようだった。市中の価格よりは高かったが、それでも100バーツ台だったから、ひどく高いとは思わない。
 トイレはそこそこ、清潔であった。
 寝台列車に乗るのは人生で、2回目だった。初めて乗ったのは、アルメニアの首都エレヴァンから、グルジアのトルコとの国境にある港湾都市バトゥミへと16時間半をかけて向かう寝台列車だった。それより車両の設備はずっと快適だった。
 いろいろなことが興味深くて、すぐには寝られなかった。結局就寝したのは、午前0時を回っていたと思う。就寝時には、カーテンを閉じて寝る。
 バンコク市内に近づくと、乗務員がやってきて、シーツと掛け布団を回収し、ベッドを元に戻す。午前4時半ごろだったと思う。ぐっすり寝てはいられなかった。

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【2016.12.26】ドンムアン駅にて

 結局、その日、僕は終点のバンコク駅まで行かず、ドンムアン駅で途中下車した。時刻は午前5時頃で、日の出の前だった。その日は夜に、バドンムアン空港から成田空港へと向かう予定で、日中にはバンコク市内を観光する予定だった。しかし、荷物を持ったままバンコク市内を観光するのは不便だと思った。そのため、ひとまずドンムアン駅で降りて、持っている荷物を、24時間開いているドンムアン空港の荷物一時預かり所に預けようと思った。終点のバンコク駅までの切符を持っていながら、途中のドンムアン駅で下車してしまうことは問題にならない。(しかし、乗車しなかった分についての返金はない)
 なお、バンコク駅まで乗車していれば、午前6時頃に到着するはずだったが、それでも、あまりにも朝の早い時間帯に到着するため、タイ東北本線の寝台列車は旅行者にとってはやや使い勝手が悪いようにも思える。

■ウドンターニーからバンコクまでの寝台列車の運賃
 1等車(下段/上段) :  1317バーツ / 1117バーツ
 2等車(下段/上段) :  819バーツ / 729バーツ 

 なお、 ドンムアン駅はドンムアン空港の目の前にあるから、うまくスケジュールを組めば、日本からドンムアン空港に午後に到着して、そのままドンムアン空港へと移動して寝台列車に乗車し、翌朝にタイの北部や東北部に到着する旅行も可能であるように思われた。


 ウドンターニー駅の東側にも、大きい池を有した公園がある。
 前の日に訪れた、ノーンプラチャック公園(หนองประจักษ์ อุดรธานี)と似た成り立ちの公園と思われる。

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【2016.12.25】線路

 その公園へと向かう。
 線路をおそるおそる、渡っていく。

IMG_4194【2016.12.25】線路

 「清樂門」とかかれた、門を入る。

IMG_4195【2016.12.25】清樂門

 「吁隆府本頭公媽」とある。
 吁隆とは、ウドンターニーの漢語名だ。ウドンターニーには、華僑が多い。

IMG_4197【2016.12.25】池

 中国式庭園によくあるような、折れ曲がった橋が水の上をまたぐ。

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【2016.12.25】池

 池の向こうには、タイ式の寺院も見える。

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【2016.12.25】池

 境内には、舞台があった。

IMG_4204【2016.12.25】舞台

 そこには、獅子舞の獅子がおこなわれていた。

IMG_4206【2016.12.25】獅子

 旧正月には、中華系住民によって獅子舞が披露されるのだろうか。

IMG_4210【2016.12.25】中国江南地方の建物

 中国江南地方の建物があったが、タイと中国の友好を願って、中国政府の支援によって建てられた建物だという。

IMG_4214【2016.12.25】前国王の遺影

 前国王の遺影が出ている。タイでは、華僑であれ、前国王を追悼するのは同じであるようだ。
 近くには、タイ・中国文化センター(Thai-Chinese Cultural Centre, ศูนย์วัฒนธรรมไทย-จีน อุดรธานี)がある。

IMG_4216【2016.12.25】タイ・中国文化センター

 そこで、抹茶のロールケーキとプーアル茶を飲みながら過ごす。
 プーアル茶はタイらしくなく、「無糖」で出てくる。

IMG_4224【2016.12.25】タイ・中国文化センターにて

 抹茶のロールケーキは平凡だったが、無糖のプーアル茶はおいしかった。

IMG_4227【2016.12.25】店内にて

 中国・タイ文化センターであるから、中国語が通じるかと思い、同行の台湾人バックパッカーが中国語での会話を試みたが、全く通じなかった。
 タイの華僑の中華アイデンティティーと言えば、「先祖が中国方面からやってきたらしい」というくらいで、もはや漢字も読めなければ、中国語を話せないことが一般的だという。タイへの同化が進んでいて、言語や文化面で中華アイデンティティーを守り続ける隣国マレーシアの華僑たちとは状況が異なる。ここで中国語が通じなかったことが、それを端的に表現しているのか、それともそもそも店員たちはアルバイトでしかなく華僑でもなかったのかもしれないが、興味深い。
 文化センターに10人くらいの中高年の男女がやってきていたが、彼らは華僑であり、台湾人の彼によると、見た目は台湾人と何も変わらないという。しかし彼らは、タイ語を話している。
 列車の時間がやってくるまで、ここで時間をつぶした。


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