地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: タイ

 ロッブリー(ลพบุรี, Lopburi)は、6世紀頃からの歴史がある、古い都市だ。
 アユタヤ時代においては緊急時に備え、当時の都であったアユタヤの北側の、副次的な都とされたりもした。

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【2017.10.28】ロッブリー市街にて

 ロッブリー市内にはたくさんの遺跡が残っていて、アユタヤと同様、遺跡の上に都市が広がっている、そういう印象が持たれる。

IMG_5396【2017.10.28】プラーン・ケーク

 プラーン・ケーク(เทวสถานปรางค์แขก, Prang Kaek)という仏塔がある。クメール式の仏塔で、9世紀~10世紀、すなわち1000年以上も前から存在したのだという。

IMG_5397【2017.10.28】裁判所

 裁判所の脇を通る。

IMG_5399【2017.10.28】チャオ・プラヤー・ウィチャエーンの家

 それから、チャオ・プラヤー・ウィチャエーンの家(บ้านเจ้าพระยาวิชาเยนทร์)の脇を通っていく。

IMG_5587【2017.10.28】チャオ・プラヤー・ウィチャエーンの家

 チャオ・プラヤー・ウィチャエーンの家は、アユタヤ時代にフランス王ルイ14世の大使のために建てられたものだという。

IMG_5398【2017.10.28】フランス通り

 チャオ・プラヤー・ウィチャエーンの家の前の通りは、フランス通り(ถนนฝรั่งเศส)と名付けられていて、当時の歴史を偲ばせる。

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【2017.10.28】ロッブリーにて

 ロッブリーの旧市街はそれほど規模が大きくないため、半日程度あれば大体の見所は回れそうだった。 

IMG_5403【2017.10.28】ロッブリーにて

 日蔭の無い道を歩いていく。

IMG_5404【2017.10.28】ロッブリーにて

 商店の軒先には、マリーゴールドの花が咲いていた。

IMG_5406【2017.10.28】マリーゴールド

 ちょうど旧国王の火葬式の期間にあって、国中が、月曜日生まれの旧国王のイメージカラーである黄色の花に包まれていた。
 その間、韓国からやってきた友人たちは店先においてあるスパイスたちを、韓国にはある香りだの、ない香りだの言い合いながら、一通り嗅いでいた(笑)

IMG_5408【2017.10.28】ロッブリーにて

 ロッブリーには、かつての城郭が残る。

IMG_5411【2017.10.28】ロッブリーにて

 散策するには、なかなかいいところだと思う。
 アユタヤの方は見所が分散していて、徒歩では回りきれないけれども、ロッブリーは徒歩で回るのにちょうどよい。

IMG_5412【2017.10.28】ロッブリーにて

 ワット・チュンター(ดเชิงท่า, Wat Choeng Tha)という寺院の境内を通っていく。

IMG_5413【2017.10.28】ワット・チュンター

 白亜の建物に、低緯度地域の強い陽射しが反射する。

IMG_5415【2017.10.28】ロッブリーにて

 住宅街の中にある、水上レストランへと向かった。


 韓国から2人の友人が、バンコクへとやってくる。この日はバンコクの郊外に行こうという話になって、ロップリー(ลพบุรี, Lopburi)に行くことになった。
 思えば、韓国語を話すのは久しぶりだった。バンコクに来てから、日本語、英語、それから時々タイ語も話すけれども、韓国語は翻訳業務の読むこと、書くことを除いて使用することがなかったから、話すことに関してはずいぶん、なまってしまった。
 まず、北バスターミナル(モーチット・マイ)へと向かう。プロンポン駅周辺から、タクシーで約15kmほどの距離を約30分、120バーツ(約420円)ほどで移動する。3人で移動したことを考えると、一人140円ほどにしかならないから、バンコクの交通費、特にタクシー代がいかに安いのかということを改めて実感する。タクシーの運転手は、「出身地がロッブリー方面だから道をよく知っている。ロッブリーに行くなら1500バーツ(約5250円)で連れて行ってやる」と言ってくれた。ロッブリーまで150kmほどの距離があって、その距離数に10をかけた1500バーツを提示するというのは、タイでタクシーで長距離を移動する際には至極一般的で、良心的な価格ではあるのだけれども、せっかく旅行にやってきたのだからローカルな乗り物に挑戦したいという気持ちもあったようだし、この申し出には断った。

fromBKKtoLopburi


 ロットゥー(乗り合いミニバン)のロッブリー行きが110バーツ(約385円)である。
 北バスターミナルからロッブリーまでの距離は130kmと少しであることを考えるととても、安い。

IMG_5365【2017.10.28】ミニバンにて

 ミニバンの小さな車内での移動はあまり快適ではないが、安いから仕方がない。
 たまたま隣に座っていたタイ人女性は、スワンナプーム空港の両替商で働いている女性で少しの日本語が話せた。サラブリーで途中下車し、カオヤイ国立公園(タイ有数の高原リゾート)方面へと旅行に行くんだという。それから同じにミニバン内には、タイを旅行中だというウクライナ人の家族も乗っていて、タイ語、日本語、韓国語、英語、ウクライナ語が飛び交う国際色豊かだった。

IMG_5366【2017.10.28】ロップリー付近

 途中、渋滞もあって、バンコクからロッブリーまで3時間ほどの時間がかかり、到着時には午後1時半となっていた。日帰りでやってきたのに到着が午後1時半というのはやや遅かっただろうか。もう少し朝早くから行動するべきだったと思う。

IMG_5371【2017.10.28】ロップリーにて

 ロップリーのバスターミナルは旧市街地の東側にある。
 観光地は旧市街地にあるから、そちらへと移動しなくてはならない。バスターミナルにはバイクタクシーしか待機していない。一般車両のタクシーはなかったから、国道311号線沿いでソンテウを拾うしかない。

IMG_5373【2017.10.28】ロップリーにて

 国道311号線を旧市街地方面へと向かうソンテウに乗る。大体2.5kmほどの距離で、すぐに到着し、運賃は1人10バーツだ。

IMG_5376【2017.10.28】ロッブリーにて

 13世紀にクメールの人々によって建造されたというプラ・プラーン・サーム・ヨート(พระปรางค์สามยอด, Phra Prang Sam Yod)が見える。

IMG_5378【2017.10.28】ロップリーにて

 なんとこの街には、猿がいる。

IMG_5382【2017.10.28】猿

 友人がコンビニのビニール袋に食べ終わったアイスクリームのカップのゴミを入れて歩いていたのだが、猿にひったくられてしまった。

IMG_5386【2017.10.28】猿

 猿は、その中からアイスクリームのカップを取り出し、ぺろぺろと舐めている。ああ、本当に驚いた。

IMG_5387【2017.10.28】猿

 持ち物を、突然、かすめ取ってくるから万全の注意を期さなくてはならない。

IMG_5389【2017.10.28】猿

 猿は街の全体にいるというわけではなく、あくまでも局所的に存在するだけなのだが、それでもいくつか建物が丸ごと猿に占領されている。

IMG_5390【2017.10.28】猿

 それにしても街中にたくさんの猿が駆け回っているという光景は、なんとも不思議である。猿たちを見ていると、バンコクから150kmの道のりも苦ではなかったと思う。


 サイヨーク・ノーイ滝(น้ำตกไทรโยคน้อย, Saiyok Noi Waterfall)は、カンチャナブリーの市街地から北西方向に約60km進んだところにある。国道323号線を走る8203番バスに乗れば、1時間ほどで到着する。バスは午前6時から午後6時半頃まで、30分間隔で運行されている。

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【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 入場料があるといった情報もあったが、当日はとられなかった。

IMG_5335【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 現在の泰緬鉄道の運行区間の終点である「ナムトク(น้ำตก, Nam Tok)」駅の「ナムトク」がタイ語で「滝」を意味するということは以前述べたが、その「滝」とはこのサイヨーク・ノーイ滝を指し示す。ナムトク駅からは約2kmほどの距離にある。
 
 参考 : #1074.バンコクからカンチャナブリーへ泰緬鉄道の旅 4

IMG_5266【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 降り注ぐ滝の音、陽の光。それから、涼しさ。人が多すぎることが玉に瑕だが、それでも来てよかったと思う。
 タイの人は着衣のまま、滝へと入る。

IMG_5313【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 つまり、水着なんか着ないのだ。

IMG_5320【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 僕も彼らと同様、着衣のまま入ってみた。

IMG_5330【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 気持ちがよい。岩は、長い間、水に打たれてすべすべとしていて、中を裸足で歩いても問題はない。
 水量は雨季と、雨季が明けてすぐが多くてよいという。つまり、6月から10月にかけてだろうか。

IMG_5331【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝にて

 落ちてくる水の裏に小さな洞(ほら)があったりするのも見どころだから、ぜひ落ちてくる水をくぐって、内側に何があるのか探してみよう。

IMG_5338【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝周辺

 近くには、泰緬鉄道の線路が通っている。

IMG_5352【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝周辺

 滝への訪問客のために線路を通し、臨時駅を設けたそうだが、現在は利用されていない。

IMG_5355【2017.10.22】コスモス

 滝に入ったせいで、服がびしょぬれだ。

IMG_5359【2017.10.22】サイヨーク・ノーイ滝前バス停

 そのままではバスに乗れそうもない。バスに乗る前にできるだけ服を乾かしておこうと、バス停の前で陽射しを浴びる。 
 強烈な陽射しのためか、それなりに乾きは速い。30分ほど待ってようやくバスがやって来たから、乗りこんだ。1時間ほどで到着する終点のカンチャナブリーのバスターミナルから、バンコク行きのバスに乗り継ぎ、帰途についた。


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