地球の覗き方

地球のことをのぞいてみよう

カテゴリ: 中国

 中国民用航空局の2016年民航機場生産統計広報(2016年民航机场生产统计公报)によると、中国全土には219の空港が運用されているという。
 一方、日本には85の空港が運用されている。中国の人口が日本の約11倍、面積が約25倍であることを考えると、日本と比較するとまだ空港の数は少ないが、毎年、新しい空港が開港していて、旅客数は増加している。
 中国219空港のうち、旅客数の多い50の空港は以下の通りである。

順位 省/直轄市 空港名 旅客数
1 北京 北京首都国際空港 9439万人
  日本 羽田空港 8012万人
2 上海 上海浦東国際空港 6600万人
3 広東 広州白雲国際空港 5973万人
4 四川 成都双流国際空港 4604万人
5 雲南 昆明長水国際空港 4198万人
6 広東 深圳宝安国際空港 4198万人
7 上海 上海虹橋国際空港 4046万人
8 陝西 西安咸陽国際空港 3699万人
  日本 成田国際空港 3658万人
9 重慶 重慶江北国際空港 3589万人
10 浙江 杭州粛山国際空港 3159万人
  日本 関西国際空港 2513万人
11 福建 厦門高崎国際空港 2274万人
12 江蘇 南京禄口国際空港 2236万人
  日本 福岡空港 2200万人
  日本 新千歳空港 2131万人
13 湖南 長沙黄花国際空港 2130万人
14 湖北 武漢天河国際空港 2077万人
15 河南 鄭州新鄭国際空港 2076万人
16 山東 青島流亭国際空港 2051万人
17 ウイグル ウルムチ地窩堡国際空港 2020万人
  日本 那覇空港 1967万人
18 海南 海口美蘭国際空港 1880万人
19 海南 三亜鳳凰国際空港 1737万人
20 天津 天津浜海国際空港 1687万人
21 黒竜江 ハルビン太平国際空港 1627万人
22 遼寧 大連周水子国際空港 1526万人
23 貴州 貴陽龍洞堡国際空港 1511万人
24 遼寧 瀋陽桃仙国際空港 1497万人
  日本 大阪国際空港(伊丹) 1492万人
25 山東 済南遥墻国際空港 1162万人
26 福建 福州長楽国際空港 1161万人
27 広西 南寧呉圩国際空港 1156万人
28 甘粛 蘭州中川国際空港 1090万人
  日本 中部国際空港 1084万人
29 山西 太原武宿国際空港 985万人
30 吉林 長春龍嘉国際空港 949万人
31 浙江 温州龍湾国際空港 819万人
32 内モンゴル フフホト白塔国際空港 819万人
33 江西 南昌昌北国際空港 786万人
34 浙江 寧波櫟社国際空港 779万人
35 安徽 合肥新橋国際空港 739万人
36 河北 石家庄正定国際空港 721万人
37 雲南 麗江三義空港 678万人
38 広西 桂林両江国際空港 663万人
39 寧夏 銀川河東空港 634万人
40 広東 珠海金湾空港 613万人
41 北京 北京南苑空港 559万人
42 江蘇 蘇南碩放国際空港 556万人
  日本 鹿児島空港 537万人
43 山東 煙台蓬莱国際空港 514万人
44 青海 西寧曹家堡空港 468万人
45 雲南 シーサンパンナ・ガサ空港 434万人
46 広東 掲陽潮汕空港 382万人
47 福建 泉州晋江空港 379万人
48 チベット ラサ・クンガ空港 334万人
  日本 仙台空港 311万人
  日本 宮崎空港 307万人
  日本 熊本空港 299万人
  日本 長崎空港 297万人
  日本 松山空港 289万人
  日本 広島空港 285万人
  日本 神戸空港 270万人
  日本 石垣空港 242万人
49 四川 綿陽南郊空港 217万人
50 江蘇 常州奔牛空港 196万人
 
 ※日本の空港については全国空港乗降客数一覧(http://airport.tokyu-agc.co.jp/airport_1_1.html)を参考

 トップ3はやはり、北京、上海、広州の中国3大都市の空港となる。
 その次に、四川省の省都である成都、雲南省の省都である昆明がランクインしている。特に昆明は、都市の規模からして、旅客数が非常に多いといった印象を受ける。また、海南島に年間旅客数が2000万人水準の空港が2つあるというのも、都市や経済規模からすると非常に多いといった印象を受ける。
 一方、天津は20位に留まり、都市の規模からすると、旅客数が非常に少ない。
 ところで、福岡空港、新千歳空港、那覇空港などが中国の各省の省都の国際空港に匹敵する旅客数があるということは、意外であった。


 重慶江北国際空港へ、重慶軌道交通3号線に乗車して向かう。

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【2017.9.17】重慶江北国際空港にて

 終点の「江北機場」駅で下車する。

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【2017.9.17】重慶江北国際空港にて

 重慶軌道交通3号線「江北機場」駅は重慶江北国際空港第1ターミナルおよび第2ターミナルに近い。2017年9月時点ではまだ重慶軌道交通10号線「江北機場T3航站樓」駅が開通していなかったため、第3ターミナルへはシャトルバスに乗って移動する必要があった。 無料のシャトルバスで約15分ほど、移動する。

IMG_4484【2017.9.17】重慶江北国際空港第3ターミナルにて

 チェックインを済まし、搭乗券を受け取る。
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 第3ターミナルは利用が開始されてから3週間ほどしか経っていなかったため、新品同様だった。

IMG_4486【2017.9.18】重慶江北国際空港第3ターミナルにて

 タイ・ライオンエアSL8025便に搭乗する。約2時間50分の飛行だが、深夜であるため、都市部の夜景を除いては特に景色も望めない。
 タイの航空会社であるから乗務員は全てがタイ人である。タイ語とタイ語訛りの英語の放送を耳にした時、安心感を感じた。そういう感情が湧くというのは、5か月ではあるがバンコク生活にだいぶ馴染んできたという証拠ではあるまいか。
 客室乗務員と話しかけてきた。SL8055便は、中国人143人、日本人1人、西洋人1人の145人(タイ人は1人もいない)のフライトであるという。中国人ではない乗客がものめずらしくて、話しかけたという。SL8025便は中国人旅行客をタイに運ぶためのフライトで、重慶へと旅行に行くバンコク居住者は物珍しいそうだ。やけに乗務員たちと目が合い、挨拶をされるから、何かおかしいと思っていたのだが、そういうことだったのか。

 乗務員 : 「座席は、前の方の人が個人旅行客で後ろは団体旅行客。団体の方には、4つのグループがいてそれぞれのリーダーと旅行客がいる。後ろの方はぎっちりつまっている。このフライトには個人客はほとんどいないから、前の方は余裕がある。(たしかに、搭乗率が80%を超えるフライトであったのに、僕は3列をひとり占めできた)」

 乗務員 : 「客室乗務員として中国の空港には行くが、中国旅行はしたことがない。チャーター便で行った広州と西安は入国こそしたが、観光はしていない」

 乗務員 : 「基本的に、中国線は中国人がタイに来るだけ。広州だったら行くタイ人もいるにはいるが、あれは旅行というより服の買い出し。タイ人は中国を旅行先とは思ってない!日本に行きたいの」

 乗務員 : 「長沙線と南昌線は疲れるんだ。長沙線と南昌線は英語話せる人なんかいない。重慶線は時々英語できる人もいるが、基本的には話せない。成都線は割といる。そして、南京線はよく話せる」

 乗務員 : 「8年客室乗務員として勤めたが、これが5社目。バンコクベースで働きたいからね!就航先がどこかで、就職先を決める客室乗務員は多い」

 乗務員 : 「バンコク→バリ路線がつい数日前に開設されたから、バリには遊びに行きたいね。あと来月から上海路線できる」

 乗務員 : 「そして来年には、インド路線が開設されるそう。タイ人は行かないよ。中国と同じで、タイがただ来られる側になるだけ。インド路線では働きたくないなあ。インド線が増えるようなら、転職しようか(笑)」

 乗務員 : 「さらに来年、大型機材入れて、韓国と日本路線を運行することも検討されているらしい。それは、朗報だ。日本は4か所の空港が検討されているそうだが、どこだったか」

 4か所とは、どこだろう。東京(成田)、東京(羽田)、大阪(関西)、それと、那覇だろうか、福岡だろうか、名古屋だろうか、札幌だろうか。とても正直に話をする人だったから、話していて面白かった。
 しばらく乗務員の話し相手になっていたら、本来は別途料金を支払わないと座れない、広い座席に座っていいと言われたから、そこに座って、バンコク到着を待った。

IMG_4487【2017.9.18】バンコク上空にて

 そうこうしているうちに、バンコク上空へと差し掛かる。

IMG_4490【2017.9.18】バンコク上空にて

 ちょっとしたVIP待遇に、満足した。

IMG_4491【2017.9.18】バンコク上空にて

 ドンムアン国際空港に着陸する。

IMG_4492【2017.9.18】ドンムアン国際空港にて

 客室乗務員たちと、別れを告げる。
 定刻より24分早い、午前3時56分に飛行機のドアが開き、午前4時6分には入国審査を完了し、4時11分にタクシーに乗りこみ、プロンポン駅周辺の自宅に4時40分に到着する。タクシー運賃は200バーツに、タクシーの空港乗り入れ手数料50バーツの合計、250バーツ(約830円)だった。


 洪崖洞の夜景を見に来る。

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【2017.9.17】洪崖洞

 ライトアップされた姿はとても美しい。
 洪崖洞の脇にあって、嘉陵江にかかる、千廝門大橋を渡っていく。

IMG_4435【2017.9.17】千廝門大橋にて

 嘉陵江の両岸に、高層ビルが立ち並ぶ。

IMG_4443【2017.9.17】千廝門大橋にて

 霧の都市、重慶らしく、少し夜霧がかかっている。

IMG_4444【2017.9.17】千廝門大橋にて

 中国の大都市の夜景で、あまり好きになれないことがあるとしたら、夜景に「プロパガンダ広告」が入っていることだ。

IMG_4446【2017.9.17】千廝門大橋にて

 大きなビルの側面に「厲害了我的輝煌中國(すごい!我々の輝かしい中国)」というプロパガンダ広告が延々と流される。そういうものは、あまり美しいとは思えない。

IMG_4451【2017.9.17】千廝門大橋にて

 またプロパガンダ広告ではなくても、不動産広告などが夜景に入ることもある。夜景にまで、文字情報を含めてくるとは!

IMG_4459【2017.9.17】千廝門大橋にて

 重慶だけではなく、上海や広州の夜景もそうだった。

IMG_4462【2017.9.17】千廝門大橋にて

 千廝門大橋を南から北へと、渡る。
 この橋は二層になっていて、上層に4車線道路が、下層に重慶軌道交通6号線が通っている。

IMG_4474【2017.9.17】重慶にて

 千廝門大橋の脇に、洪崖洞が燦燦と輝いている。

IMG_4475【2017.9.17】重慶にて

 高層ビルに「重慶你好♡世界你好」と表示される。
 長い間、不動産広告が表示されているから、このメッセージが出てくるタイミングで写真を撮るのに、時間がかかった(笑)

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 それから、重慶軌道交通6号線「大劇院」駅から、重慶江北国際空港へと向かう。6号線で「紅旗河溝」駅まで向かい、重慶軌道交通3号線に乗り換える。「紅旗河溝」駅で友人と、別れを告げる。友人は、深夜の列車で重慶を出発し、早朝に成都へと到着する予定だと言った。週末一泊だけの滞在だったが、存分に重慶を楽しむことができた。
 大劇院駅から空港までは、約70分ほどで到着した。


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