地球の覗き方

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カテゴリ: 中国

 寛窄巷子へとやってくる。

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【2017.11.19】寛窄巷子入口

 成都にある古い街区で、清代に兵士の駐屯地として造成された地区を、2003年から2008年にかけて再開発をし、2008年6月14日に開放したところだ。

IMG_7130【2017.11.19】寛窄巷子にて

 清代の建築物が多く残っているが、商業地域として再開発されている。

IMG_7136【2017.11.19】寛窄巷子にて

 つまり、繁華街なのである。

IMG_7138【2017.11.19】寛窄巷子にて

 あまりにも人が多く、その街並みをゆったりと観賞する余裕がないことは残念だ。

IMG_7139【2017.11.19】寛窄巷子にて

 寛窄巷子の名は、地区内に「寛巷子(ゆったりとした道)」、「窄巷子(狭い道)」、「井巷子(井戸がある道)」の3つの通りがあるが、そのうちの寛巷子と窄巷子の名に因んでいる。

IMG_7141【2017.11.19】寛窄巷子にて

 観光客向けの施設が多く、成都のお土産などもたいてい、手に入る。

IMG_7146【2017.11.19】寛窄巷子にて

 たくさんの人がやってきているから、商業的には成功しているのだろう。

IMG_7147【2017.11.19】寛窄巷子にて

 ただし全てが商業施設となってしまっているから、かつてここで、どういう暮らしが営まれていたのかということについてはいまいち、想像ができない。

IMG_7150【2017.11.19】寛窄巷子にて

 中心的な通りにはもちろん、たくさんの人がいるけれども、路地の細い通りに入ってみても、たくさんの人がいるから、東京・原宿の竹下通りか何かを思い出す。

IMG_7151【2017.11.19】寛窄巷子にて

 お土産をいくつか買っていた。

IMG_7155【2017.11.19】寛窄巷子にて

 個人的に来に行ったのは、小吃とよばれるスナックをお見せである。

IMG_7159【2017.11.19】寛窄巷子にて

 四川の名物スナックをあれこれ、試すことができる。

IMG_7162【2017.11.19】寛窄巷子にて

■寛窄巷子
 地下鉄4号線「宽窄巷子」駅・地下鉄2号線「通恵門」駅あるいは「人民公園」駅から徒歩


 夜が明けると成都は、曇っていた。

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【2017.11.19】宿にて

 成都は夏を除いては、日照時間が極めて少ない。

IMG_7103【2017.11.19】宿にて

 特に10月から2月までに平均日照時間は月あたり約50時間ほどにしかならない。そういう天気が半年も続くのだから、あまり天候にめぐまれた都市だとは言えない。

IMG_7105【2017.11.19】春熙路駅周辺

 成都は「中国一の美人の里」と言われる。日照時間が少なくかつ湿気のある気候であることから、肌が白く、つややかに保たれると考えられ、そういうイメージが生まれたのだという。日本では「秋田小町」という言葉が象徴するよう、秋田が美人の里と考えられているが、こちらも日本の都道府県庁所在地のうちもっとも年間日照時間が短いところであるから、中国と日本で、発想が似ているということが分かる。
 (ちなみに秋田の年平均日照時間が1600時間であるのに対し、成都市は1100時間弱である)

IMG_7107【2017.11.19】春熙路駅周辺

 中国のホテルにしてはめずらしく、日中、荷物を預かることはできないというので、成都市内を観光する前にまず、友人宅に荷物を置かせてもらうことにした。

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 成都地下鉄4号線・7号線「文化宮」駅が友人宅の最寄り駅だった。友人は、シェアハウスをして住んでいる。中国の都市部の若者の間では、シェアハウスが極めて一般的だという。
 友人宅の近くに「成都西村」という商業施設がある。

IMG_7112【2017.11.19】成都西村にて

 2008年に着工し2014年に竣工したという。

IMG_7113【2017.11.19】成都西村にて

 もともとクリエイティブ産業の拠点となるべく、開発したそうだ。

IMG_7115【2017.11.19】成都西村にて

 しかし今となっては、何かクリエイティブな香りのする、おしゃれな商業施設といった印象だ。

IMG_7116【2017.11.19】成都西村にて

 中庭では社会人がサッカーをしていた。

IMG_7117【2017.11.19】成都西村にて

 友人曰く、ある会社の社員たちが親善を深めるために、朝からサッカーをしに来ているのだそうだ。

 僕 : 「日曜日なのに、会社の行事でサッカーだって?日曜日も、休めないの?」
 友人 : 「うーん。でもほら、結婚相手や子どもを同伴している人もいるし、家族で過ごす時間は持てそうだけれども…」
 僕 : 「僕だったら、行かないなあ」

IMG_7120【2017.11.19】成都西村にて

 もうこれ以上、見るものもなかったので、成都西村をあとにした。


 向こうに伊勢丹と、イトーヨーカ堂が並んで見える。

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【2017.11.18】太古里にて

 しかし、ここは中国・四川省成都である。
 太古里には「LINE FRIENDS STORE」がある。

IMG_7077【2017.11.18】太古里にて

 友人 : 「今、成都の若者のホットスポットで、ここで写真を撮るのが流行してるんだ」
 僕 : 「え、LINEって、中国では規制されていて使えないのでは…」
 友人 : 「Facebook, Twitter, Instagram, LINE...アプリは全て使えないけれども、キャラクターは規制の対象ではないみたい。キャラクターはかわいいからね」
 僕 : 「でも、キャラクターが販売されていたら、LINEって何って人々は思うでしょ。調べればそれが何かが分かるし、それで、LINEに興味を持つ人が増えてアクセスできないと分かると、むしろ規制に対して人々が不満を持つようになって、社会を不安定化させるのでは…」
 友人 : 「政府はそこまで、考えてはいないと思う。それに、若い人はもう、LINEが中国政府によって規制されている海外のアプリケーションだということは知っているよ」

IMG_7080【2017.11.18】太古里にて

 それにしても、インターネットの規制によりLINEを利用できない中国に、LINE FRIENDS STOREがあるというのは何とも、不思議だ。
 初めはこのLINE FRIENDS STOREが非正規のものではないかと疑いもしたが、陳列されているものはどれも正規の品物ばかりで、正真正銘のLINE FRIENDS STOREだった。

IMG_7082【2017.11.18】太古里にて

 中国らしいのか、四川省成都らしいのかパンダのキャラクターもいる。

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 夜11時になり、だいぶ、人影もまばらになった。

IMG_7086【2017.11.18】太古里にて

 成都は夜遅くまで、賑わうところだ。

IMG_7091【2017.11.18】パンダ

 宿に向かって、歩いていく。

IMG_7090【2017.11.18】パンダ

 少しお腹が減っていたから、コンビニでおでんを買う。

IMG_7093【2017.11.18】おでん

 それから屋台で、ジャガイモを買っていく。

IMG_7096【2017.11.18】じゃがいも

 おでんもジャガイモも、辛く、味付けされている。

IMG_7098【2017.11.18】じゃがいも

 どちらも成都では間食としてよく食べられているそうだが、さすが四川、何もかもが辛い。それが、とてもおいしいのだが。


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